2022年1月に、新しいハンドメイド販売サイト「Craft-Lab(クラフト・ラボ)」がプレオープンしました。Craft-Labは、既存のハンドメイドマーケットとは少し毛色が違います。この記事では、どんな販売サイトなのか?手数料はいくら?などの疑問を解決します。
※現在、Craft-Labにアクセスできません。公式アナウンスはありませんが、サービスを廃止した可能性があります。
「Craft-Lab」とは
サイト名 | Craft-Lab |
登録・月額 | 無料 |
販売手数料 | 販売価格の25% |
振込手数料 | 200円 |
「Craft-Lab(クラフト・ラボ)」は、ハンドメイド販売サイトです。アーティスティックな作品を作成しているハンドメイド作家と、その作品を購入したい人を繋ぐプラットフォームで、2022年1月にプレオープンしました。
他のハンドメイド販売サイトとの違い
ハンドメイド販売サイトといえば、業界トップの「minne」や、minneよりも2年も前にサービスを立ち上げた「Creema」が人気どころ。これら既存の販売サイトとCraft-Labの違いは、量より質に拘るハンドメイド作家と本物思考の消費者とを繋ぐ作品販売サイトであること。
Craft-Labは
他の作品と価格を見比べて購入を決める従来型の販売サイトではなく、作品によって心を動かされる感動に価値をつけられるようなプラットフォーム
出典:https://craft-lab.net/info/0641/
がコンセプト。
大量販売や価格競争を助長するような従来型のプラットフォームではなく、少数生産のハンドメイド作家が、作品の価値を認められて、それに見合った収入が入る仕組みを目指しています。
販売手数料はいくら?
Craft-Labの販売手数料は、販売価格の25%となっています(プレオープン期間中は販売手数料10%)。販売手数料は送料を含まず、作品販売価格にのみ発生します。
販売手数料25%は、ほかのハンドメイド販売サイトと比べるとかなり高めな印象です。
- minne:10.56%(税込、送料含む)
- Creema:11%(税込)
- iichi:20%(税込)
販売手数料が安いと、作家(出品者)の負担が少なくなるので、作品の価格も安くできます。結果的に、安価な作品が増え、価格競争という負のスパイラルを生むのかもしれません。
逆に、販売手数料が高ければ、出品のハードルも上がります。安価な作品を大量出品するのではなく、時間をかけてつくった、価値の高い作品を出品しようとします。結果的に、プロやセミプロが中心になって活躍するプラットフォームに成長します。Craft-Labの販売手数料が高いのは、こういった狙いがあるからなのかもしれません。
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登録から出品の流れ
Craft-Labでハンドメイド作品を出品するには、会員登録が必要です。
まずは「出品者会員登録」より登録を行います。登録は無料です。
続いて、プロフィールを作成します。以下の項目を入力しましょう。
- 作家名(店舗名)
- 主な作品ジャンル
- 得意なスタイル
- インスタグラム
- ブログ(外部リンク)
- 氏名
- 住所
- 連絡先
- 自己紹介
- オーダー可否の受付
- ステータス
- 作品掲載時の画像使用
- アイコン
- プロフィール画像
どれも入力必須ではありませんが、作家名や自己紹介文、プロフィール画像といった、ショップの基本情報は入力しておきましょう。
記入できる項目を埋めたら、保存して先に進みます。
作品の出品は、ログイン画面の右上の「作品管理」より、「作品管理一覧」ページの「新規作成(作品管理一覧すぐ下)をクリックするとできます。
出品ページでは、
- 作品名
- 販売価格
- 作品説明
- 配送方法
- 写真
などを入力していきます。
Craft-Labのデメリット
Craft-Labが他の販売サイトと比べて劣っていると感じた点をメモしておきます。
「ネコポス」などの配送がない
Craft-Labは「ネコポス」「宅急便コンパクト」「ゆうパケットポスト」といった配送方法が利用できません。minneやメルカリでの出品に慣れている方なら、当たり前のようにこういった配送方法が選択肢にあったので、少し残念に思うかもしれません。
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販売手数料が高い
販売手数料もかなり高いように感じます。販売手数料をあえて高くするCraft-Lab側の狙いがあるのかもしれませんが、初心者にはハードルが高め。これなら、ほかのハンドメイド販売サイトへ出品するか、ネットショップの立ち上げを検討する人が多そうです。
手数料の違いは『ハンドメイド販売サイト6社比較!初心者が売るならどこがおすすめ?』の記事でもご紹介しています。ぜひそちらにも目を通してください。
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活気がない
Craft-Labには、まだ出品者も購入者も少ない状態なので、プラットフォームとして活気が感じられません。2020年3月にサービスを開始した「マルシェル by goo」もそうですが、売買が活発に行われてることが伝わらなければ、利用者も増えません。
2021年10月に本格スタートした「メルカリショップス」は、出品者向けに「手数料無料」を、購入者側には「ポイント還元」といった企画をプレオープン期間中に打ち出していました。そのため、利用者が増え、活気のあるプラットフォームになっています(比較の対象が大手過ぎますが…)。
まだはじまったばかりのサービスなので、今後、利用者が増え、サービスや機能が充実していくことを期待しましょう。
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まとめ
Craft-Labは、「量より質に拘るハンドメイド作家」と「本物思考の消費者」とを繋ぐハンドメイドマーケットです。
既存の大手販売サイトと比べると、機能面などがまだまだ劣っているのが正直なところ。ですが、大量販売や価格競争を助長するような従来の販売サイトに不満を感じているハンドメイド作家さんにはピッタリだと思います。気になった方は、Craft-Labでぜひこだわりのハンドメイド作品を出品してみてください。