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「minne」と「メルカリ」の違い比較|ハンドメイド売るならどっち?

2018-02-24

「minne」と「メルカリ」の違い比較|ハンドメイド売るならどっち?
ハンドメイド作家

ハンドメイドノート

現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」とフリマアプリ「メルカリ」。どちらも国内最大級のマーケットで、ハンドメイド作品の売買が可能です。ただし、サービス形態が根本的に異なるので、そこに集まる販売者や客層は大きく異なります。また、販売手数料や入金スピード、配送方法などの機能面にも細かな違いがあります。

この記事では、minne とメルカリで販売経験のあるハンドメイド作家が、客観的に両社の違いを整理し、相違点をまとめています。この記事を読めば、minne とメルカリの根本的な違いを理解し、どちらのサービスで売るべきかが分かります。これからハンドメイド販売をはじめる方の役に立つ内容となっていますので、ぜひさいごまで読んでみてください。

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minne の特徴

minne は、手作りの製作物や手芸材料を売買できるハンドメイドマーケットです。人気のカテゴリーはファッションアイテムで、モノづくりに関心の高い購入者が集まります。

ハンドメイド専門のマーケット

minne(ミンネ)のトップページ

minne(ミンネ)は、国内最大級のハンドメイドマーケットです。作家・ブランド数は 89 万件、作品数は 1,687 万点以上。手作りした製作物や、製作に必要な手芸材料をインターネット上で手軽に売買できます。

登録や出品は無料で、売れたときに「販売手数料」が、売上を振り込むときに「振込手数料」が発生します。販売手数料は、注文の総合計(作品価格+購入オプション価格+送料)に対して 10.56%(税込)。振込手数料は、1 回の振込につき一律 220 円。振込は、月末締めの翌月末払い。

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人気のカテゴリーはアクセサリー

minne で販売できる品物は、自分で手作りまたはリメイクしたハンドメイド作品です。粘土を捏ねるところから製作を始める焼き物のように、形がないものを 1 からつくる作品だけでなく、既存のパーツを組み合わせてつくったり、リメイクした作品の販売も可能です。また、アンティーク・ヴィンテージのアイテムや食品の販売もできます。

人気のカテゴリーは「アクセサリー・ジュエリー」で、流通額の 24.9 %を占めます。次いで、「バッグ・財布・小物」が 11.2 %、「ベビー・キッズ」が 10.9 %となっています。minne ではインテリア用品や文房具と言ったカテゴリーの販売もできますが、特にファッションアイテムが人気であることが分かります。

物品(商品発送がともなう有形の商品)以外にも、デジタルコンテンツ(無形の商品)の販売も可能です。レシピや型紙といった作り方のノウハウや、壁紙や塗り絵などのアートなど、ものづくりにまつわるデジタルコンテンツをダウンロード販売できます。

購入者は 30 代が最多

minne 販売者登録マニュアル

minne の購入者は、女性の割合が多く、全体の 9 割以上を占めます。年齢層は 30 代がもっとも多く(34.0%)、次いで20 代(25.2%)、40 代(23.7%)となっています(参考:minne 販売者登録マニュアル)。また、minne はハンドメイド作品の売買を中心としたマーケットですので、モノづくりに関心の高い購入者が集まるといった特徴もあります。

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メルカリの特徴

メルカリは、不用品の売買をメインとしたフリマアプリです。人気のカテゴリーはエンタメ・ホビーですが、ハンドメイド作品の売買も可能。利用者は 10~20 代が中心で、価格に敏感なお客様が多いのが特徴です。

幅広いカテゴリーの品物を売買できるマーケット

フリマサイト「メルカリ」のトップページ

メルカリは、月間利用者数 2,200 万人以上の国内最大級のフリマアプリ(フリマサイト)です。主に、「中古品(使用済みの商品)」や「新古品(未使用の商品)」といった不用品が取引されます。

登録や出品は無料で、売れたときに「販売手数料」が、売上を振り込むときに「振込手数料」が発生します。販売手数料は、販売価格(送料含めた商品価格全体)の10%(税込)。振込手数料は、1 回の振込につき一律 200 円。振込は、「振込申請」をした日の翌営業日(平日)以降。

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人気のカテゴリーはエンタメ・ホビー

メルカリは、ファッションやコスメ、自動車など、あらゆるジャンルの品物の売買ができます。基本的には中古品や新古品を売買するサイトですが、ハンドメイド作品の販売も可能。取り扱っている品物のカテゴリーが幅広いため、さまざまな嗜好を持つユーザーが集まります。

中でも特に人気なのが、本・ゲーム・おもちゃを含む「エンタメ・ホビー」。全カテゴリーの構成比の 28 %、およそ 3 割を占めます。次いで「レディース(ファッション)」が 18 %、メンズ(ファッション)が 16 %となっています。

利用者は 10~20 代が中心

メルカリのユーザー層

メルカリの利用者は、10代 ~ 20代の比較的 若い世代が多いのが特徴。不用品の売買がメインのため、購入者のニーズとしては「良いモノを安く手に入れたい」という傾向が強く見られます。中心となって利用している層が若いこともあり、価格に敏感なお客様が多いです。また、オフィシャルなルールではありませんが、コメント欄から「値下げ交渉」が頻繁に行われているのもメルカリならではです。

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minne とメルカリの違い

minne とメルカリは、どちらも出品や取引の流れはほぼ同じ。初心者でも簡単に出品ができるようになっていますし、決済はサイト側が代行してくれるので安心して取引ができるようになっています。

ただ、次のような細かい違いはあります。

  1. 販売できる品物のカテゴリー
  2. 客層
  3. 手数料
  4. 売上の入金スピード
  5. 匿名配送の種類
  6. 値下げ交渉の有無

これらの違いによって、「使いにくい」「売りにくい」と感じることがあります。出品する前に、どのような違いがあるのかを 1 つずつチェックしましょう。

1. 販売できる品物のカテゴリー

ハンドメイドマーケットとフリマアプリの販売ジャンルの違い

minne とメルカリでは、販売できる品物のカテゴリーに大きな違いがあります。どちらもハンドメイド作品の売買はできますが、メルカリは中古品や新古品など手作りの製作物 以外の出品もできるため、minne よりも取引できる品物のカテゴリーが幅広いです。

販売できる品物の幅に違いがあるため、人気の商品カテゴリーにも違いが見られます。minne は「アクセサリー・ジュエリー」をはじめとするハンドメイドのファッションアイテムが人気ですが、メルカリは「本・ゲーム・おもちゃ」などの中古品や新古品が人気です。

また、メルカリはダウンロード販売はできませんが、minne では許可されている、といった違いもあります。

メルカリでは、ダウンロードコンテンツ等の電子データについて、該当商品を利用できない等のトラブルを防ぐため、出品を禁止しています。

出典:メルカリガイド

2. 客層

利用者の年齢層や嗜好は、minne とメルカリでは異なります。

minne は、モノづくりに関心の高い人が集まります。世界にひとつしかない独創性に魅力を感じたり、人の手によって作られるものに温かみや愛着を感じる人がお買い物を楽しみにやって来ます。そのため、出店すればハンドメイドが好きな人にピンポイントでアプローチができます。年齢層は 30 代が多く、10代 ~ 20代の比較的 若い世代が中心のメルカリよりも年齢層は高め。

メルカリは、あらゆるジャンルの商品が売買されているため、さまざまな嗜好を持つユーザーが集まります。出店すれば、普段 ハンドメイドマーケットに訪れることがない、一般の雑貨好きな人の目に留まるチャンスがあるでしょう。一方で、ユーザーの大半は安価で質の高い商品、いわゆる「掘り出し物」に出会ったり発見することを楽しんでいるという側面も持ちます。これは、メルカリを利用する年齢層が若いことも関係しています。こういったユーザーは価格には非常に敏感で、似たような商品と価格面で比較検討し、高い方は買わないという傾向が顕著です。

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3. 手数料

minne とメルカリとでは、商品が売れたときの販売手数料の掛け率が違います。両社の販売手数料は次の通りです。

サイト名 販売手数料 対象範囲
minne 10.56% 作品価格+オプション価格+送料
メルカリ 10% 商品価格+送料

※すべて税込み

販売手数料は、minne が 10.56% なのに対して、メルカリは 10% となっています。たとえば、「商品価格:3,000 円」「送料:300 円」の売上があったときの販売手数料は、minne が 348 円(小数点以下 切り捨て)なのに対して、メルカリは 330 円。メルカリの方がわずかに安くなります。

なお、メルカリにはギフトラッピングといったオプションを設定することができないので、販売手数料にオプション価格は含まれません。オプション代を請求したいときは商品価格に含めるため、手数料の対象範囲は minne と同じ、ということになります。

売上を振り込むときの手数料や、現金以外で受け取れるかどうかも、minne とメルカリでは異なります。

サイト名 販売手数料 売上の用途
minne 一律 220 円 現金振込のみ
メルカリ 一律 200 円 現金振込 / メルペイ残高 / ポイント購入

※すべて税込み

minne は、売上を現金として受け取る以外にありません。振込手数料は一律 220 円。

一方のメルカリは、売上を現金以外の方法でも使うことができます。メルペイとしてキャッシュレス決済で使ったり、ポイントに換金してメルカリ内でのお買い物に使ったりができます。現金化する場合は振込手数料 200 円がかかりますが、それ以外の用途で使えば、振込手数料を支払わずに売上を使い切ることができます。

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4. 売上の入金スピード

売上が振り込まれるまでの日数は、minne とメルカリでは大きく異なります。

minne は、月末の締め日の時点で売上代金が 1,000 円以上になった場合に、翌月末に振込がされます。この仕様のため、売上があった日から振込がされるまで、30日 ~ 60日ほどかかってしまいます。

一方のメルカリは「申請式」で、売上を振り込んで欲しいときは、販売者が「振込申請」の手続きを行う必要があります。売上の振込は、振込申請をした日から翌営業日か翌々営業日に振り込まれます。好きなタイミングで振込申請ができ、すぐに現金を受け取れるのがメルカリの強みです。

5. 匿名配送の種類

匿名配送とは、販売者と購入者の双方が、相手に自分の氏名や住所を知らせることなく取引ができるサービスのこと。minne もメルカリも匿名配送に対応しています。ただし、対応している配送方法や送料が異なります。

配送方法 minne 送料※ メルカリ 送料
ネコポス 184円 210円
宅急便コンパクト 590円 450円
宅急便 60サイズ 800円
80サイズ 900円
100サイズ 1,200円
120サイズ 1,400円
140サイズ 1,600円
160サイズ 1,900円
180サイズ 2,200円
200サイズ 2,700円
60サイズ 750円
80サイズ 850円
100サイズ 1,050円
120サイズ 1,200円
140サイズ 1,450円
160サイズ 1,700円
180サイズ 2,100円
200サイズ 2,500円
ゆうパケット 非対応 230円
ゆうパケットポスト 非対応 215円
ゆうパケットポストmini 非対応 160円
ゆうパケットプラス 非対応 455円
ゆうパック 非対応 60サイズ 750円
80サイズ 870円
100サイズ 1,070円
120サイズ 1,200円
140サイズ 1,450円
160サイズ 1,700円
170サイズ 1,900円

※minne は上記とは別に、匿名配送の手数料として 50 円がかかります(販売者負担)。

minne は、ヤマト運輸と提携しているため「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」の匿名配送が使えますが、メルカリのように日本郵便とは提携していないため、「ゆうパケット」などの配送サービスは匿名で発送できません。

匿名配送の選択肢の多さと配送料の安さで比較すると、メルカリの方が使いやすいと言えます。

6. 値下げ交渉の有無

フリマアプリ独自の文化の 1 つに「値下げ交渉」というものがあります。メルカリも例外ではありません。購入希望者が、出品者に対して「お値引き可能ですか?」などのコメントを送るやり取りがごく普通に行われています。本来、ハンドメイド作品は値下げをするような品物ではありませんが、メルカリでは値下げ交渉の文化が根付いているため、その対象とされることも珍しくはありません。

minne はフリマアプリではありませんから、「値下げ交渉」という文化はありませんし、交渉してくるような常識外れの人もいません。そのため、無理な値下げ提案や、細かい質問攻めへの対応に時間と労力を使わなくて済むのが minne の良いところです。

どっちで売るのがおすすめ?

ここまで、minne と メルカリ の違いをご紹介してきました。ここからは、総合的に判断して、ハンドメイド販売をはじめるならどちらのサービスが良いのかをご案内します。

minne が向いてる人

minne(ミンネ)のトップページ

「ブランディングを重視したい」という方には、minne がおすすめです。

ハンドメイド作品を販売する際、「どんな作品を販売しているか」も大事ですが、それよりも「どこで売っているか」が重要です。同じ作品でも、ハンドメイドマーケットとフリマアプリで売るのでは、出品している作家やブランドのイメージを大きく左右するからです。

ハンドメイドマーケットで売っている作家は、仕事としてきちんと責任を持って売っているというイメージがあります。一方、フリマアプリで売っている作家は、本業や主婦業の片手間で売っている印象が強く、どうしてもプロとして見られにくいです。これは実際の店舗でも同じです。同じ作品でも、都内のおしゃれなセレクトショップで売るのと、郊外の蚤の市で売るのとでは、販売者のスタンスやイメージが異なって見えますよね。

minne はハンドメイドマーケットとして抜群の知名度があり、お客様からの信用も厚いです。今日はじめたばかりの作家であっても、そこにショップがあるという時点で多くのお客様から一定の信頼を得られ、プロとして見られやすいです。世界観や作品に込めた想いも伝えやすく、差別化やブランディングにも向いています。ですから、ブランディングによって自身の価値を高めたいという方には、minne で売ることをおすすめします。

メルカリが向いてる人

フリマサイト「メルカリ」のトップページ

「趣味からはじめてみたい」という方には、メルカリがおすすめです。

メルカリの良いところは、とにかく出品から発送までが簡単にできるようになっていること。minne も簡単に出品ができるようになっていますが、メルカリはそれよりも出品時に設定する項目が少なくシンプル。写真と簡単な商品説明文さえ用意すればすぐに出品ができます。

「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」といった独自の配送サービスも充実しているので、配送設定や発送手順も非常に簡単で、初心者でも迷うことなく作品の発送手続きができます。出品作業は、販売に慣れていない人の 1 つのハードルとなっているので、そのハードルが低いメルカリは初心者向きと言えます。

minne のように「ハンドメイド作家」に対して過度な期待を寄せられることもありませんから、手芸歴や販売実績がほとんどなく、作品のクオリティに自信がなくても気軽に出品ができます(もちろん、いい加減で良いわけではありません)。試しに自分の作品を出品してみて、お客様の反応を見てみたい方は、メルカリで売ってみましょう。

まとめ

「minne」と「メルカリ」ではサービス形態が異なるため、販売できる商品カテゴリーや客層などに大きな違いがあります。

minne は手作りの製作物や手芸材料を売買できるハンドメイドマーケットです。人気のカテゴリーはファッションアイテムで、モノづくりに関心の高い購入者が集まります。ハンドメイドマーケットとしての知名度が高く、お客様からの信用も厚いです。できるだけ早くプロとして信用を得て、着実にブランディングしていきたい方には minne がおすすめです。

メルカリは、不用品の売買をメインとしたフリマアプリです。あらゆるジャンルの商品の売買ができる中、人気のカテゴリーはエンタメ・ホビーです。利用者は 10~20 代が中心で、価格に敏感なお客様が多いのが特徴。ブランディングには向かないので、試しに自分の作品を出品してみて、お客様の反応を見てみたい方におすすめです。

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現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

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