確定申告に欠かせないのが「確定申告ソフト(会計ソフト)」。
昔は手書きする人も多かったのですが、今は確定申告ソフトを使うのが主流。面倒な計算がグッと楽になり、正確な書類が作成できます。アプリと連携もできるソフトも増えつつあり、さらに便利に、手軽に確定申告が行えるようになっています。

でも、確定申告ソフトにもいろいろあり、調べるうちに迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、どの確定申告ソフトがおすすめなのか?選び方のポイントとともにご紹介します。
おすすめ確定申告ソフト
まず、人気の確定申告ソフトとその特徴をご紹介。
各社、3つの異なるプランを用意していますが、ハンドメイド作家さんが利用するのは最安値プランで十分かと思います。よって、ここでは最安値プランでの料金やサポートについて記載しています。ほかのプラン詳細は各公式サイトにてご確認ください。
freee(フリー)

ソフト名 | freee |
料金 | 月額 1,180円~ 年額 11,760円~ |
無料体験期間 | 30日間 |
サポート | あり(メール・チャット) |
アプリ | あり |
※月額料金・サポートは最安値のスタータープラン
クラウド会計ソフトシェアNo.1。「freee(フリー)」の確定申告ソフト。以前、ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」とコラボしていたことでご存じのハンドメイド作家さんも多いかと思います。
ほかの確定申告ソフトに比べて初心者にも分かりやすいよう設計されていて、操作が簡単。確定申告に慣れていない方向けだと思いました。
freeeは確定申告に関するコンテンツも充実しているため、確定申告ソフトの使い方だけではなく、申告についての不明点があったときも参考になります。

Money Forward(マネーフォワード)

ソフト名 | Money Forward |
料金 | 月額 800円~ 年額 9,600円~ |
無料体験期間 | 1ヵ月間 |
サポート | あり(メール・チャット) |
アプリ | あり |
※月額料金・サポートは最安値のパーソナルミニプラン
freeeと並んで人気の確定申告ソフト「Money Forward(マネーフォワード)」。freeeに比べて利用料金が安くメール・チャットサポートもあるので安心。
実際に使ってみましたが、freeeに比べると少し操作が複雑で難しい印象がありました。メニュー数が多く、できることの幅が広いです。簿記に慣れている人に向けてシステム設計されているようです。
弥生(やよい)

ソフト名 | 弥生 |
料金 | 年額 8,000円~ |
無料体験期間 | 60日間 |
サポート | なし |
アプリ | あり |
※月額料金・サポートは最安値のセルフプラン
無料体験期間が60日間と他社にくらべて長く、ご紹介する中で年額で見るともっとも安い確定申告ソフト。
ただし、最安値のセルフプランはメール・チャットサポートがありません。個人的にサポートはあったほうが安心だと思います。特に、ソフトの使い方に慣れるまで、確定申告に慣れるまではサポートがあったほうが心強いかと思います。
ソフト選びのポイント

どっちもどっちですね。私は仕事でfreeeを使っていますが、やっぱり一長一短ですね。以前、Money Forwardも使っていましたが、アレはアレで良いところもあれば悪いところもあった。なので、好きなほうで良いと思いますよ 笑
実際、確定申告ソフトは各社機能が充実していて、ほとんど「できること」に差はないと感じました。
そこでソフト選びで重要になってくるのが、
の3点です。
使いやすさ
確定申告ソフトは、一度 選んだものをずっと使うことを推奨します。途中で他社への乗り換えはおすすめしません。
というのも、ソフトによって管理画面や操作方法がまったく違うからです。乗り換えてしまうと、また新しいソフトの使い方を勉強し、慣れなくてはなりません。場合によっては、今まで入力したデータの引継ぎもできません。時間のムダですね。
ですので、使いやすいソフトを選ぶことは重要。「使いやすさ」は人によって違うと思います。各ソフトで無料お試しがあるので、試しに使ってみて自分にあっていると思うソフトを選ぶと良いでしょう。

料金
ずっと使い続けるのであれば、料金も見逃せないところ。
ソフト名 | 月額 | 年額 |
freee | 1,180円~ | 11,760円~ |
Money Forward | 800円~ | 9,600円~ |
弥生 | - | 8,000円~ |
各ソフトの最安値プランを比較すると、一番安いのは弥生のセルフプラン。1年間たったの8,000円。「とにかく安く」ということであれば弥生がおすすめです。無料体験期間も60日間と長いため、じっくりお試しできます。
ただし、弥生のセルフプランにはサポートが一切ないので注意が必要です。
サポート
サポートの有無も重要です。「freee」「Money Forward」はともに最安値のプランでもチャット・メールサポートが利用できます。

「弥生」の最安値のプランでは、チャット・メール・電話のすべてのサポートを受けられません。これは困ったときに不便ですね。分からないことがあったら自分で調べるしかないのでちょっと心配。
ベーシックプラン(年額12,000円)へ移行すればチャット・メールサポートが受けられ、さらに電話サポートも受けられます。ただ、それだと「Money Forward(年額9,600円~)」よりも高くなってしまうためコスト面でのメリットはなくなります。
サポートも必要であれば、「freee」か「Money Forward」をおすすめします。電話サポートも必要(個人的にはいらないと思います)ということであれば、弥生のベーシックプランも候補にあがります。
まとめ
ソフト | freee | Money Forward | 弥生 |
料金 | 月1,180円~ 年11,760円~ |
月800円~ 年9,600円~ |
年8,000円~ |
無料期間 | 30日間 | 1ヵ月間 | 60日間 |
サポート | あり (メール・チャット) |
あり (メール・チャット) |
なし |
一言メモ | 初心者でも使いやすい | 安くてサポートもある | コスパ最重視ならおすすめ |
「とにかく使いやすいソフトを探している」といった方にはfreeeがおすすめ。「サポートはいらないから、とにかく安いソフトが良い」なら弥生がおすすめ。Money Forwardはサポートもあって安いので、バランスが取れているかと思います。
確定申告ソフトのインストールした直後の基本設定は難しく感じるかもしれませんが、そこで挫折をせずにまずは分かるところだけ設定して使い始めてみてください。使い慣れると手書きよりも早く、正確な書類作成がつくれるようになりますよ。
