ネットショップ作成サービス「STORES(ストアーズ)」には、
の2つのプランが用意されています。

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フリープランとスタンダードプランの違い
プランによって異なるのは「手数料」と「機能」の2点。それぞれ解説します。
手数料の違い
プランによって手数料が異なります。
STORESでは、以下4つの手数料に加え月額料金がかかります。
- 決済手数料
- 振込手数料
- 事務手数料
- スピードキャッシュ利用手数料
このうち、プランによって異なるのは
です。
月額料金
初期費用はどちらも0円。
月額料金はプランによって異なります。
- フリープラン:0円
- スタンダードプラン:1,980円

後述しますが、スタンダードプランは月額料金が発生する分、決済手数料やスピードキャッシュ利用手数料が安くなり、機能も充実しています。
決済手数料
STORESで出品中の商品が売れて、お客様が決済をするタイミングで「決済手数料」が発生します。
決済手数料はプランで異なります。
- フリープラン:5%
- スタンダードプラン:3.6%

どのくらいの売り上げでフリープランよりも安く運営できるかについては後述しています。
関連記事:STORES出店者が負担する決済手数料と振込手数料はいくら?
スピードキャッシュ利用手数料
スピードキャッシュとは、振込を早める機能のこと。
STORESは月末締めの翌月末払いなので、振込まで最長で60日もかかってしまうことがあります。それを早めるのが「スピードキャッシュ」。翌日振込が可能になります。
スピードキャッシュを利用すると、
- フリープラン:3.5%
- スタンダードプラン:1.5%
がかかります。

機能の違い
スタンダードプランでは、フリープランでは使えないような重要な機能が使えるようになります。
- 独自ドメイン
- 決済手段カスタマイズ
- 代引き・Amazon Pay決済設定
- アクセス解析機能
- STORESロゴ非表示
- 送り状CSV出力

ちなみに、STORESの競合であるBASEでは、上記一部機能が月額無料で利用できます。STORESのフリープランを検討している方は、BASEも選択肢に入れてみましょう。
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どっちがおすすめ?
フリープランとスタンダードプランの違いを解説しました。
では、どちらで運営するのが良いでしょうか?これに関しては利用者の売上状況にもよるので、以下で詳しく解説します。
フリープランがおすすめの方
- 試しにショップを開設してみたい
- 毎月の売り上げは15万円を超えない
- スピードキャッシュは利用しない
フリープランなら、初期費用も月額料金も発生しません。手数料がとられるのは「商品が売れたとき」と「振り込むとき」なので、試しにネットショップでの販売をしてみたい方にはフリープランがおすすめ。

決済手数料に関してはスタンダードプランの方が安くはなるものの、元が取れるのは売り上げが15万円を超えたとき(後述)。逆に、15万円以下の売り上げが続いてしまうと、スタンダードプランの方が運営コストが高くなります。
また、フリープラン利用時は「スピードキャッシュ」機能を使わないほうが良いでしょう。スピードキャッシュを使ってしまうと、BASEよりも手数料が高くなってしまいます。入金スピードも重視しているのなら、BASEでのショップ開設も検討したほうが良いでしょう。
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スタンダードプランがおすすめの方
- 毎月の売り上げが15万円を超える
- 手数料を安く抑えたい
- 機能制限を受けたくない
毎月の売り上げが15万円を超える見込みがあるのなら、スタンダードプランをおすすめします。15万円を超えると、運営コストを安く抑えることができるためです。
1ヵ月の売り上げ14万円の場合 | ||
プラン | フリー | スタンダード |
月額 | 0円 | 1,980円 |
決済手数料 | 7,000円 | 5,040円 |
合計(月間コスト) | 7,000円 | 7,020円 |
たとえば、1ヵ月の売り上げが14万円だとすると、フリープランでは決済手数料5%だけとられるので月間コストは7,000円です。スタンダードプランは決済手数料3.6%なので5,040円となりますが、これに月額料金1,980円を加算すると合計7,020円に。
つまり、月14万円の売り上げだと、フリープランの方が得になります。
1ヵ月の売り上げ15万円の場合 | ||
プラン | フリー | スタンダード |
月額 | 0円 | 1,980円 |
決済手数料 | 7,500円 | 5,400円 |
合計(月間コスト) | 7,500円 | 7,380円 |
1ヵ月の売り上げが15万円を超えると、スタンダードプランの方が得になります。
フリープランだと決済手数料5%で月間コストは7,500円です。スタンダードプランは決済手数料3.6%なので5,400円、これに月額料金1,980円を加算すると合計7,380円に。
そして、さらに売り上げが増えるとこの差もどんどん開いていくため、売り上げが多い人ほど、スタンダードプランをおすすめします。
毎月の売上が安定せず、13~18万円くらいの間にいる方は、まだ無料プランにしておいたほうが良いかもしれません。


まとめ
STORESの「フリープラン」と「スタンダードプラン」の料金面での違いは次の通り。
プラン | フリー | スタンダード |
月額利用料金 | 0円 | 1,980円 |
決済手数料 | 5% | 3.6% |
スピードキャッシュ利用手数料 | 3.5% | 1.5% |
スタンダードプランでは、フリープランでは使えない以下の機能が使えます。
- 独自ドメイン
- 決済手段カスタマイズ
- 代引き・Amazon Pay決済設定
- アクセス解析機能
- STORESロゴ非表示
- 送り状CSV出力
毎月の売り上げが15万円を超えるのなら、機能が充実しており、各種手数料が安いスタンダードプランがおすすめです。そうでないのなら、フリープランを選びましょう。
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