BASEの手数料は高い?ショップ負担の費用を計算例で解説

2020-05-24

BASEの手数料はこの4つ。他社と比べて高い?

ハンドメイドノート

20代後半の女。スタート6ヵ月間売上ゼロから、試行錯誤をくり返し注文が増え、1年後には個人事業主に。プロフィール

ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」でショップを開設するとき、

「手数料はどのくらい取られるの?」
「ほかのサービスと比べて高いの?」

といった疑問を抱えるかと思います。

ショップ運営では、開設時の費用はもちろんのこと、ショップ開設後の運営費(手数料)も見据えることが大切です。ショップ開設後に「手数料が意外と高い…」と悩んでも、他社への引っ越しは容易ではないからです。

BASEは無料でショップ開設ができますが、商品が売れたときと、売上金を振り込んでもらうときに次の手数料が発生します。

これらの手数料以外では、有料のデザインテンプレートの購入や独自ドメインの維持費、有料Appsの購入などで費用がかかります。

この記事では、具体的にどのくらいの手数料がかかるのか、他社と比較して高いのか、などについて詳しく解説していきますので、手数料について納得したうえでBASEでの出店を検討してみてください。

BASEでのショップ開設に興味がある方はぜひご参考にしてください。

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動画解説

BASEの手数料については動画でもわかりやすく解説しています。動画で大まかに理解したうえで以下の本文を読むと、より理解が深まるかと思います。

料金プランによる手数料の違い

BASEの無料プランと有料プランの料金表

料金シミュレーターで計算する

BASEの手数料を自動計算できます

BASEには無料プランと、有料プラン「グロースプラン」があります(グロースプランは2022年4月より提供)。

プランによって使える機能に違いはありません。違いは「手数料」のみです。

プラン 無料 有料(グロースプラン)
初期費用 0円 0円
決済手数料 3.6%+40円 2.9%
サービス利用料 3%
※商品が売れるたびに発生
5,980円/月
※月額固定
機能数 プラン共通

無料プランは、月額料金がかかりません。商品が売れたときにだけ手数料がかかります。有料プランは、月額料金がかかりますが、その分、手数料が安くおさえられます。

また、手数料とは別に、有料のデザインテンプレートの購入や独自ドメインの取得、有料Appsの購入時には別途費用がかかります(詳細は後述)。

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BASEの手数料はこの4種類

BASEでショップ運営者が負担する手数料は4種類あります。各手数料について、いつ、いくら支払うのかを下記の表にまとめました。

手数料の種類 発生するタイミング 金額(無料プラン) 金額(有料プラン)
決済手数料 出品した商品が売れたとき 注文の合計金額の3.6%+40円 注文の合計金額の2.9%
サービス利用料 無料プラン:出品した商品が売れたとき
有料プラン:毎月
注文の合計金額の3% 5,980円 / 月
振込手数料 売上金を指定の口座に移すとき 250円
※お急ぎ振込手数料は振込申請金額の1.5%
事務手数料 売上金を指定の口座に移すとき 2万円未満:500円
2万円以上:0円

計算例については『【計算例】手数料はいくらとられる?』で解説します。

ここでは、それぞれの手数料の詳細について詳しく解説していきます。

決済手数料

BASEでは、出品した商品が売れたときに決済手数料がとられます。手数料は、ショップ運営者があらためてBASEに支払うのではなく、売上金から決済手数料が引かれるシステムです。

「決済手数料」とは聞きなれないキーワードですが、minneやメルカリで言うところの「販売手数料」です。

BASEの決済手数料は下記の表にある通りです。

決済手数料
(BASEかんたん決済手数料)
コンビニ(Pay-easy)決済 無料プラン:3.6%+40円
有料プラン:2.9%
(各注文ごと)
銀行振込決済
クレジットカード決済
後払い決済
キャリア決済
PayPal(ペイパル)決済

決済手数料は注文の合計金額(商品代金+送料)にかかります。商品代金だけではなく、送料も含めた合計金額に決済手数料がかかるので注意しましょう。

サービス利用料

BASEでは、決済手数料に加えてサービス利用料がとられます。サービス利用料は、プランによって異なります。

無料プランの場合は、注文の合計金額(商品代金+送料)の3%です。先ほどの「決済手数料:3.6%+40円」に加えて「サービス利用料:3%」が発生することになるので、合計すると、6.6%+40円となります。

有料プランの場合は、商品が「売れるごとに」ではなく、「毎月一定の金額(5,980円)」を支払うことになります。

振込手数料

BASEでショップの売上金を振り込んでもらうときには、振込手数料が発生します。

ショップの売上金はBASEに預けている状態です。この売上金を指定の銀行口座に振り込んでほしいときは、ショップ運営者が「振込申請」を行います。この振込申請をすると、振込手数料が発生する仕組みです。

振込手数料は1回につき一律250円。どの銀行を指定しても、いくら振り込んでもらおうと、この手数料は変わりません。

なお、BASEでは一部のショップオーナーに「お急ぎ振込」を提供しています。この機能を使えば通常より振込を早めてもらうことができます。手数料は、振込申請金額の1.5%。これに加えて振込手数料と事務手数料が通常どおりかかります。

BASE公式ヘルプお急ぎ振込を利用することはできますか?

事務手数料

振込時に発生するのは、振込手数料だけではありません。振込申請額が低いと、別途 事務手数料がかかります。

事務手数料とは、振込申請額が2万円未満の場合に、振込手数料とは別にかかる手数料です。

  • 振込申請額が2万円未満の場合:500円
  • 振込申請額が2万円以上の場合:0円

振込申請金額が2万円未満のときは、振込手数料が合計750円(振込手数料250円+事務手数料500円)もかかってしまうので注意が必要です。

2万円以上なら、振込手数料250円のみなのでご安心を。

ちなみに、BASEは売上残高の振込申請期限を設けており、売上が計上された日から180日で失効してしまいます。過去に一度も振込申請をしたことのないショップは、失効金額の自動振込は行われません。

「事務手数料がもったいないから」と振込申請を先延ばしにしていると売上金が失効します。売上金が失効しないよう、忘れず振込申請をしましょう。

BASE公式ヘルプ振込申請を行うのに期限はありますか?

【計算例】無料プランで手数料はいくらとられる?

では実際にBASEで運用すると、いくらの手数料がかかるのでしょうか?

合計8,500円(たとえば、2,000円の商品が4つ売れて送料が500円のとき)の注文があったときの販売手数料(BASEかんたん決済手数料・サービス利用料)と振込手数料(振込手数料・事務手数料)を例に解説いたします。

販売手数料の計算

8,500円の注文があったとき、販売手数料は次の表の通りになります。

注文金額合計 8,500円
BASEかんたん決済手数料(3.6%+40円) 346円
サービス利用料(3%) 255円
手数料合計 601円
売上 7,899円

計算式は 注文合計金額-(3.6%+40円)-3% となります。

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振込手数料の計算

そして、この売り上げを口座に振り込んでもらうとき、次の表の通り振込手数料がかかります。

振込申請額 7,899円
振込手数料 250円
事務手数料 500円
振込金額 7,149円

計算式は 振込申請額-振込手数料-事務手数料 となります。

8,500円の売り上げがありましたが、手数料もろもろで1,300円近く引かれました。振込手数料がもったいないなら、売上がもう少したまってから振込申請すると良いでしょう。

【比較】BASEの手数料は高い?

BASEの手数料は、他の類似サービスと比べて安いのでしょうか、それとも高いのでしょうか?

BASEの競合サービスであるSTORESやメルカリショップス、人気ハンドメイドマーケットminne、Creema、iichiの3社、ハンドメイドに加えて既製品の販売もできるマルシェルの各手数料を比較してみました(以下表)。

サービス名 月額 販売手数料 振込手数料
BASE※ 無料 3.6%+40円+3% 2万未満:750円
2万以上:250円
STORES※ 無料/有料2,178円 無料5%/有料3.6% 1万未満:550円
1万以上:275円
メルカリShops 無料 10% 一律200円
minne 無料 10.56% 一律220円
Creema 無料 10% 3万未満:176円
3万以上:275円
iichi 無料 20% 160円
マルシェル※ 無料/有料524円 無料5.5%/有料3.85% 330円

※BASE、STORES、マルシェルについては無料・有料プランがあります。

比較について詳しく解説します。

STORESとの比較

STORESはBASEの競合サービス。プランは「フリー(無料)」「スタンダード(有料)」の2種類あり、スタンダードプランは販売手数料が安くなります。

  • BASE:3.6%+40円+3%
  • STORES(フリープラン):5%

手数料だけ比較してみると、STORESは無料プランでもBASEより安くなっています。ただし、STORESの無料プランは機能制限が多く、BASEでは無料で使える便利な機能が利用できません。これではショップ開設後に不満に感じるかもしれません。

機能面も含めて比較すると、STORESはBASEに劣ります。

BASEとSTORESの比較については、『BASEとSTORESを徹底比較!どっちがおすすめ?選ぶポイントはこの3つ』で詳しく解説しています。どちらで出品しようか迷っている方はご参考に。

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メルカリShopsとの比較

ネットショップ作成サービスとして今注目を集めているのが「メルカリShops」。BASEと同じくショップ開設は無料です。

  • BASE:3.6%+40円+3%
  • メルカリShops:10%

手数料だけ見ると、メルカリShopsの10%はかなり高いように感じます。BASEの方が機能性も高く、カスタマイズ性も高いです。

メルカリShopsの強みは集客力にあります。BASEやSTORESは、SNSなどを使い集客に力を入れなくてはなりません。メルカリShopsは月間2,000万人が利用するメルカリアプリに出店できるため、自分で集客しなくてもショップを見られる可能性が高くなります。

集客に自信がない方は、メルカリShopsもおすすめ。

興味のある方は『メルカリショップスとメルカリの違いは?他サービスとの違いも解説』をぜひご参考に。

minneとの比較

minneはBASEとは少し性質の異なるサービスですが、BASEを検討するユーザーの中にはハンドメイド作家さんも多いので比較してみます。

  • BASE:3.6%+40円+3%
  • minne:10.56%

minneの方がかなり高いですね。

メルカリShopsと同様に、minneは手数料が高いものの、マーケット自体に人が集まるので、ある程度の集客はできます。BASEは手数料が安い反面、ほぼ自分で集客しなければならないデメリットがあります。

違いについて詳しくは『「minne」「BASE」ハンドメイド売るならどっちがおすすめ?』でも解説しています。ぜひ目を通しておいてください。

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なぜ、BASEの手数料は高いの?

正直、BASEの手数料は、競合サービスであるSTORESに比べて少し高くなっています。

高い理由は機能が充実しているためです。

たとえば、

  • 入金スピードが早い
  • クレカ決済が即日導入できる
  • 配送方法が充実

といった機能はネットショップを運営するうえでは欠かせない機能となっており、BASEではこれらがすべて標準で使えます。

BASEは「振込申請」をしてから約10営業日で振り込まれます。これは他社と比較してもかなり早い対応です。STORESの場合だと、月末締めの翌月末払いなので、最長で60日もかかってしまうことがあります。

また、クレカ決済を審査なしで利用できたり、ヤマト運輸と連携しているため「ネコポス」や「宅急便コンパクト」といった配送方法が使える(コレ、結構使うやつ。ヤマトと契約してないと使えません。)のもBASEの魅力。

BASEはネットショップ運営に欠かせない「最低限の機能」ではなく、「必要な機能」がはじめから無料で使える。だから、手数料が高いのです。

ほかにも、BASEにはさまざまな機能が充実しています。詳しく知りたい方は、BASEのオウンメディアBASE Uの『ネットショップ開設でBASEをすすめる5つの理由』をチェックしてみてください。

手数料を少しでも安くするコツ

BASEで手数料を安くするには、次の2つをおさえておきましょう。

  • 振込申請額が2万円以上になったら申請する
  • キャンペーンを活用する

振込申請額が2万円以上になったら申請する

振込申請額が2万円未満の場合、事務手数料が別途500円とられます。2万円以上になれば事務手数料はかかりませんので、手数料を安くしたいなら振込申請額が2万円以上になったら申請してください。

キャンペーンを活用する

BASEでは、手数料が無料になるショップ運営者向けのキャンペーンが開催されています。たとえば、2020年9月にはショップ開設数120万突破キャンペーンとして、新規開設日から2ヶ月間手数料が無料になる「新規開設キャンペーン」を実施していました。

参考リンクショップ開設数が120万ショップを突破しました | BASE

常時開催されているわけではないため、キャンペーン開催情報をこまめにチェックし、積極的に活用しましょう。

手数料以外にかかる費用

BASEで運営する場合、手数料以外にかかる費用は

  • 有料のデザインテンプレート
  • 独自ドメインの維持費
  • 有料Appsの購入

などがあります。

どれも任意で課金するものであって、これらを利用しないでも問題なく運営できます。

有料のデザインテンプレート

デザインテンプレートとは、ショップのデザインのひな形のこと。有料のデザインテンプレートの方が自由度が高く、思い通りのショップをつくることができます。ただ、無料テンプレートでも十分に運営できるので、はじめのうちは利用する必要はありません。

独自ドメインの維持費

ドメインとは、インターネット上の住所のこと。BASEを無料開設するときにURLを決めたと思いますが、それがドメインです。そして、独自ドメインとは、世界に1つしかないオリジナルのドメインのことを指します。

BASEの場合、ドメインは「thebase.in」といった形式で決めました。これを「.com」「.shop」にすることができます。

利用自体は「独自ドメイン App」という無料の拡張機能でできますが、独自ドメインの維持費がかかります(年間で1,000円~3,000円ほど)。

独自ドメインでなくても普通に運営はできます。運営が落ち着いてくると利用を希望する人が多くなります。

関連記事BASEの独自ドメイン設定方法をわかりやすく解説【初心者向け】

有料Appsの購入

有料Appsとは、BASEの機能を拡張する有料のアプリのこと。

2021年11月現在、 有料Appsは「BASEロゴ非表示(500円)」と「不正決済保証(980円から)」の2つだけで、ほかの拡張機能はすべて無料で利用できます。

これらを購入する予定がなければ、課金することなく運営できます。

まとめ

BASEのショップ運営者向け手数料は次の4種類。

手数料の種類 発生するタイミング 金額(無料プラン) 金額(有料プラン)
決済手数料 出品した商品が売れたとき 注文の合計金額の3.6%+40円 注文の合計金額の2.9%
サービス利用料 無料プラン:出品した商品が売れたとき
有料プラン:毎月
注文の合計金額の3% 5,980円 / 月
振込手数料 売上金を指定の口座に移すとき 250円
※お急ぎ振込手数料は振込申請金額の1.5%
事務手数料 売上金を指定の口座に移すとき 2万円未満:500円
2万円以上:0円

手数料以外にかかる費用は

  • 有料のデザインテンプレート
  • 独自ドメインの維持費
  • 有料Appsの購入

などがあります。

ショップ開設は無料ですが、運営するとさまざまな費用がかかります。ぜひ覚えておきましょう。

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