ハンドメイド作品を販売していたり、手芸を趣味でやっていると、それを知った友人や知人、あるいは会社の人などから「作って」「売ってほしい」などとお願いされることがあります。
では、友人や知人からハンドメイド作品を作ってほしいと依頼があった場合、お金はどうすれば良いのでしょうか?この記事で解説します。
友達に作ってあげるときのお金の考え方
お金はもらうべき?
お金はもらうべきです。
どんなに親しい友達であっても、「タダであげる」「材料費だけもらう」などの考え方はNG。ハンドメイド作品を1つ作るのにも、材料費だけではなく調達費、製作費などの見えない手間暇が掛かっています。
「友達なのに申し訳ない」という気持ちも分かりますが、こちらは「プロ」「仕事」としてハンドメイド作品を作っているので、お金はもらいましょう。
値段設定は?
友だちに作ってあげるときの値段設定は、販売サイトの価格と同じ値段で売ります。
友達のなかには「生地代出すから作って」と、ほぼ原価で買おうとする図々しい人がいます。「材料費だけ出すから」と言われても、そのまま売ってはいけません。
「売ったことがない」「値段を付けたことがない」という方は、ハンドメイド作品の値段の決め方をご参考にしてください。
安く売るのはあり?
基本的に「友だちだから」と安くすることはおすすめしません。
1度安く売ってしまうと、次回からも安く売らなくてはならないからです。後から急に値上げをしたなんて、言いにくいですよね。
また、友人の友人が「私にも安く売って」と頼んでくる可能性もあります。こうなると赤字続きになり、ハンドメイド作品を作るのが苦痛になります。
友達に値段を伝えるときの言い方
友達に値段を伝えるときは、ネットに出品しているなら「○○で販売しているから、好きなのあったら注文してね!」と伝えましょう。
あるいは、作品の画面を見せて「このくらいの値段だけど、いいかな?」と聞くのも良いです。
そこで、「え?高いね」と言われたら、「これを作るのに、2時間くらい掛かるんだよー」と伝えれば相手も納得するはずです。
値引きを要求されたら?
値引きを要求されても、応じないようにしてください。一度、値引きを聞いてしまうと、次回からも値引きを強要されます。
そもそも「友達料金で」「友達だから安く作ってよ」と言ってくる人に、まともな人はいません(経験上)。
どうしても値引きをする場合は、「値引きするのは今回限りで、次回からは通常の値段」であることをきちんと伝えておきましょう。
まとめ
友達や知人からハンドメイド作品を「作って」「売って」と言われたときは、基本は販売価格のまま売ります。タダで作ってあげたり安く売ってしまうと、後で痛い目を見ます。
値段を付けて売ることで、私たちが趣味の片手間で手芸をしているのではなく、ハンドメイドを仕事としていることを理解してもらえるはずです。