私の旦那のお義母さまは、関東で手芸教室の講師をしています。私も手芸教室の開催に興味があったため、教室を開講するにあたって気になることをいくつか質問してみました。
前回は「ハンドメイド教室はどんな場所で開ける?」についてご紹介しました。
今回は、「いくらで教える?ハンドメイド教室の受講料の決め方」について伺ったことをご紹介します。
ハンドメイド教室を開講したい方にとって、いくらで教えるか?はかなりの悩みどころだと思います。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
受講料の相場を把握
講師をしているお義母さまは、
- 受講料の相場を把握する
- 受講料の経費を考える
- 最終的な受講料を設定する
の順に受講料を決めるようです。
まずは教える場所を決めて、その周辺地域のハンドメイド教室を調べ、いくらくらいで教えているか?リサーチするんだそう。
周りのハンドメイド教室と比べ、極端に高かったりすると集客が難しくなってしまうためです。あまり大きな差ができないためにも、受講料の相場を把握しておくことは重要なんだとか。
受講料の経費を考える
相場が分かったら、次に経費を考えます。
ハンドメイド作品の値段設定と同じで、経費を考えずに適当に受講料を決めてしまうと、赤字になってしまうこともあるからです。
ハンドメイド教室を開く際の経費としては
の3つがあるようです。
場所代
カフェや施設を借りてハンドメイド教室を開催する場合、レンタル料が発生します。この場所代は、講師が借りるときに支払うため経費に含めます。自宅で開催するなら経費をおさえられますね。
人件費
人件費には、講師(自分)の人件費はもちろん、助手を雇うなら拘束時間分の時給が必要に。この人件費も教室の経費に含めます。
材料費
講師の方で用意した材料の費用のほか、あらかじめ材料を加工しておくならば、その加工費も教室の経費にします。
材料費は、別に徴収した方が良いそうです。教える回によって用意する材料が異なり、経費も変わるからです。ワークショップなどの単発で教えるハンドメイド教室の場合、材料費を含めても良いでしょう。
最終的な受講料を設定
経費をすべて計算したら、赤字にならないよう、また、周辺の手芸教室の受講料と差が開きすぎないよう、最終的な受講料を調整していきます。
受講料設定のポイントは、あまり儲けを考えず、かつボランティア的な料金にしないこと(高すぎず、安すぎず)。
教室を開催することで、自分のスキルアップになり、販売している作家さんだと宣伝にもなります。なので、はじめのうちはあまり儲けることに執着しない方が良いそうです。
かと言って、安すぎる受講料にしてしまうと、教室運営を続けるのが困難になります。ボランティアにならないよう、適切な受講料の設定を心がけるのがポイントのようです。
ちなみにお義母さまは、
場所を借りるなら1レッスンで3,000円~くらい
自宅でやるなら安く、1レッスン2時間で1,500円。
材料費は別だよ。高名な人だと、月10,000円くらいだね。
と教えてくれました。
まとめ
ハンドメイド教室の受講料は、相場や経費を考慮して決めると良いそうです。
「あまり高くなり過ぎず、かと言って安くなりすぎず」という絶妙な値段設定にするのはなかなか難しいことだと思いますが、教室運営を長く続けていくうえでは重要なこと。
また、あとから値上げ・値下げというのも難しいので、無理のない範囲で、慎重に決めていきましょう。
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いつ教える?ハンドメイド教室の開催時間の決め方
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