自宅のプリンターで名刺を印刷するときに欠かせない名刺カード(名刺用紙)。100均ダイソーにも、名刺カードは売っています。
この記事では、100均ダイソーに売っている名刺カードの種類と、それぞれの印刷方法、実際に名刺を印刷した感想をご紹介します。100均で名刺カードを探している方は、ぜひご参考にしてください。
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名刺カードの種類
100均ダイソーには、次の 2 種類の名刺カードが売っています。
- 名刺カード(A4用紙)
- ミニ情報カード(カット済み用紙)
それぞれの商品情報を詳しくご紹介します。
名刺カード(A4用紙)
商品名 | 名刺カード |
サイズ | 210 × 297mm |
紙厚 | 0.18mm |
対応プリンター | レザー インクジェット コピー機 |
カラー | ホワイト |
枚数 | 10枚(10面10シート) |
価格 | 100円(税抜) |
JAN | 4549131480252 |
スタンダードな A4 サイズ(210 × 297mm)の名刺用紙。色は白。10 面あり、1 シートで 10 枚分の名刺が印刷できます。10 シート入りなので 100 枚分の名刺が作成できる、ということになります。
対応プリンターは、レザー・インクジェット・コピー機。家庭用のプリンターでも印刷ができます。両面印刷可能です。Word の無料テンプレートがあるので、パソコンを持っている人なら、このテンプレートを使うことで簡単に名刺を作成できます。
印刷した名刺用紙は、名刺サイズ(91mm × 55mm)に切り離して使います。ミシン目が入っているので、ハサミを使わなくても簡単に切り離せるようになっています。紙の厚みは 0.18mm。
ミニ情報カード(カット済み用紙)
商品名 | ミニ情報カード |
サイズ | 91 × 55mm |
カラー | ホワイト |
枚数 | 200枚 |
価格 | 100円(税抜) |
JAN | 4984355194187 |
メモなどにつかう、名刺サイズ(91mm × 55mm)の紙。名刺用の紙ではありませんが、名刺作成にも使えます。
あらかじめ名刺サイズにカットされているので、A4の名刺用紙のように、自分でカットする手間がかかりません。家庭用プリンターの手差し給紙にセットして印刷できます。
枚数は 200 枚。紙の厚みに関しては記載がないため不明です。名刺カード(A4用紙)と比較すると、ほぼ同じくらいか、それより若干 薄い印象。
名刺カードの印刷方法
名刺カードの印刷方法は、用紙のタイプで異なります。
ここでは、
- 名刺カード(A4用紙)
- ミニ情報カード(カット済み用紙)
それぞれの印刷方法をご紹介します。
名刺カード(A4用紙)を印刷する
まず、名刺カードをプリンターの A4 トレイにセットします。
名刺用紙は、印刷したい面を下向きにしてセットします。ダイソーの名刺用紙は裏表がないので(両面印刷可能)、片面印刷するならとくに考える必要はありません。
用紙をセットしたら、Word などで作成した名刺を A4 印刷します。
名刺が印刷できました。
両面印刷する場合は、片面ずつ印刷することになります。その場合、片面を印刷し終えたら、印刷されている面を上向きにして(印刷されてない面が下向き)、 A4 トレイにセットし直してから、裏面を印刷します。
印刷ができたら、ミシン目に沿って、名刺サイズに切り離して使いましょう。
ミニ情報カード(カット済み用紙)を印刷する
ミニ情報カードで名刺を印刷する場合、A4トレイではなく、手差し給紙で印刷します。印刷する面を手前にして、手差し給紙の中央の矢印マークに合わせてセットしましょう。
このとき、名刺サイズの用紙は縦長方向にセットしてください。横長方向にセットすると、取り除けなくなることがあります(プリンターによってセットの仕方は異なるので、お使いのプリンターの取扱説明書をよく読んでご使用ください)。
用紙をセットしたら、プリンターの印刷アプリなどで作成した名刺を名刺サイズで印刷します。
名刺が印刷できました。
両面印刷したい場合、印刷されていない面(白紙の面)を手前にして、手差し給紙の中央の矢印マークに合わせてセットし、再び印刷します。
100均の名刺カードのレビュー
100均ダイソーの名刺カードで名刺を作成した感想をご紹介します。名刺カードは100均のものでも大丈夫かと不安な方はご参考にしてください。
コスパは良い
コスパは良いと思います。A4タイプの名刺用紙は、大手メーカーのものだと、100枚入り(10面10シート)で500円ほどが相場。ダイソーの名刺用紙は100枚入りで100円なので、かなり手ごろな値段だと思います。
用紙の厚みが薄すぎる
名刺カードとミニ情報カード共に、厚みが薄すぎだと感じました。
名刺用紙の厚さには、以下のような区別があります。
- 薄口:厚み 約 0.19mm 以下
- 中厚:厚み 約 0.20 ~ 0.24 mm
- 厚口:厚み 約 0.24 ~ 0.29 mm
- 特厚:厚み 約 0.30mm 以上
ダイソーの名刺カード(A4用紙)の紙の厚みは 0.18mm、ミニ情報カードは同等かそれ以下です。上記の区別でいうところの「薄口」に該当します。
厚みが薄すぎると、名刺が折れやすかったり、傷がつきやすかったりします。実際に触ってみると良くわかりますが、郵便はがきよりも薄く、ペラペラした印象です。これでは、頼りなく安っぽい印象を与えてしまうでしょう。
インクの発色が悪い
ダイソーの名刺カードは、レザー・インクジェット・コピー機に対応した用紙ですが、インクの発色がかなり悪く感じます。
上記の画像は、「エレコムの名刺用紙」と「ダイソーの名刺カード」の比較です。同じプリンター、同じインクを使用して、同じデザインの名刺を印刷しても、発色にかなり違いが出ます。
文字色はあえて「黒」ではなく「薄い黒」にしているはずですが、ダイソーの名刺カードは、薄い黒を上手く表現できていません。背景色も全体的に粗く印刷されており、ザラザラとした表現になっています。発色を気にするなら、ダイソーの名刺カードは使用しない方が良いでしょう。
A4タイプは切り口が汚い
ダイソーの名刺カードは、ミシン目に沿って名刺サイズに切り離すタイプの用紙になっています。
ハサミを使わず、手で簡単に切り離せるようになっているので便利です。ただ、切り離した後にミシン目のギザギザがフチ(四方)に残ってしまい、かなり目立ちます。ギザギザが残らないようにするには、紙やすりなどで切り口をキレイに整える必要があり、これでは手間です。
A4 の名刺用紙で、切り口にギザギザを残したくないなら、台紙から はがすタイプがおすすめです。
まとめ
ダイソーには、「名刺カード(A4用紙)」と「ミニ情報カード(カット済み用紙)」の 2 種類の名刺用紙が売っています。
どちらもコスパは良いけれど、値段相応だと思いました。薄くて安っぽい紙を使っているので、「ビジネスシーンでは絶対に使いたくない」というのが正直な感想です。名刺の質が悪いと、その人の印象も悪くなってしまうので、用紙をケチるのはやめた方がいいかと思いました。
コスパは良いので、試し刷り用にはちょうど良い用紙です。また、あえて薄口の用紙で名刺を作りたい方にはおすすめです。
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