ハンドメイド作家として活動するうえで欠かせないのが「名刺」。
ネット販売では、お客様に作品を発送する際に同梱したり、販売イベントではお客様や知り合ったハンドメイド作家さんにごあいさつで渡したり、委託販売では取引際に渡したりと、何かと必要になりますよね。
では、その名刺に自分の本名は載せるべきなのでしょうか?私なりの考えをご紹介します。
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ハンドメイド作家のためのおしゃれな名刺の作り方【見本あり】
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名刺に本名は載せるべき?
私は、名刺に本名を載せるべきだと思います。
昔と違って、今は個人情報の開示に慎重にならないといけなくなりました。なので、自分の本名を名刺に載せることにとても抵抗があるかもしれません。個人で販売しているハンドメイド作家としては、もし何かあったとき、誰も守ってくれないので余計に不安ですよね。
ただ、お客様に物を売る以上、販売者の情報は相手にきちんと開示するべきでもあると思います。たとえ個人で販売しているとしても、個人情報を公開しないのは自分の都合であって、お客様には不信感を与えるだけです。
実際、私も名刺に本名を載せることがすごく怖くて嫌でしたが、やはり販売者としての責任を持つという意味で、本名を載せることにしました。
本名を載せたくないときの対処法
どうしても名刺に本名を載せたくない場合は、
といった対策が有効かと思います。
2種類用意する
2種類の名刺を用意して、用途に応じて使い分けます。
お客様用の名刺をつくる
1つは、お客様に配る用として
- 作家名
- ショップ名
- ショップURL
- 連絡先(メールアドレス)
が記載された名刺を用意します。
ここには本名は載せず、作家名を記載します。
本名入りの名刺もつくる
もう1つは
- 本名
- 住所
- 作家名
- ショップ名
- ショップURL
- 連絡先(電話番号とメールアドレス)
が記載された名刺を用意します。
本名が記載された名刺は、販売イベントで知り合ったハンドメイド作家さんや主催者へのごあいさつのとき、委託販売で取引際に渡すときなどに使います。
顔の見えないネット販売だと、お客様に名刺を渡すのは抵抗があるかと思います。ですので、お客様には本名の記載のない名刺を使いましょう。
ハンドメイド作家さんや取引際など、顔が見えて今後も継続的にかかわるような相手には、本名が記載された名刺をお渡ししても良いかと思います。
ひらがな表記にする
本名を
- ひらがな
- カタカナ
- 英語
表記にするのも有効だと思います。
姓か名のどちらか、あるいはどちらもひらがなかカタカナ表記にしてしまえば、個人を特定されにくくなります。ブランドイメージを損なわなければ、英語表記にするのも良いかもしれません。
本名を公開したいけど、少し不安であれば、この方法で名刺を作ってみてください。
まとめ
販売者である以上、名刺には本名を載せて仕事をするべきだと思います。
ただ、本名が記載された名刺を不特定多数に配るのは、今の時代、少し怖いかもしれません。ハンドメイド作家は会社員と違い、何かあってもだれも守ってくれないので、特に不安に思うことでしょう。
不安であれば、本名の記載のない「お客様用の名刺」と、本名の記載のある「ビジネス用の名刺」の2種類を作り、使い分けるのがおすすめ。
また、漢字を使わずひらがな・カタカナ・英語表記にして、個人を特定されにくくする手段も有効かと思います。
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