極小の花柄プリントが美しいリバティ社のプリント生地。
いわゆる「リバティ柄」と呼ばれる生地ですが、このリバティ社の生地を使ってアクセサリーやバッグなどのハンドメイド作品を作り、minneなどのハンドメイドマーケットなどで販売しても良いのか?許可は必要なのか?
リバティジャパンに聞くのがもっとも確実だと思ったので、メールで質問して回答をもらいました。
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リバティ生地は商用利用できる?
リバティ社に「リバティ社の生地を使ったハンドメイド作品を作って販売しても大丈夫ですか?」と問い合わせたところ、以下のような回答をいただきました。
いつもリバティ・ファブリックスをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
お問合せをいただきましたハンドメイドアイテムの販売に関しまして
生地小売店でお買上されましたリバティ社の生地をご使用になっての製品制作、販売に関しては弊社からの制限は設けておりません。
販売される際は、リバティ社のオリジナル商品との誤解を避ける為、ハンドメイド作品である旨ご記載ください。
個人の方の商用利用に際し、ご注意いただきたい点を下記ご案内申し上げます。
ご確認いただき、ご協力いただけますと幸いです。
1)「LIBERTY」「LIBERTY FABRICS」などのロゴ(商標)について
ロゴを用いた表現はご使用になれません。
また、「リバティポーチ」や「リバティスカート」など「リバティ」の形容詞的表現はお控えください。
※「リバティプリント」使用、「リバティ・ファブリックス」使用、などの表現は差し支えございません。
2)ハローキティとリバティ・ファブリックスのコラボレーション生地について
当該商品は、株式会社サンリオより許諾されていない商品の販売は禁止とされております。
ご使用をお控えください。
3) 柄の「二次使用」(複製)について
当社所有のデザインを複製、シール、包装紙、マグカップ等を作り出すことは「著作権(複製権)の侵害」となり法律で禁止されております。
今後とも、リバティ・ファブリックスをどうぞよろしくお願いいたします。
リバティジャパン
※本文の強調は筆者による
つまり、「手芸店で売っているリバティ社の生地を使って、ハンドメイド作品を作って販売するのはOK」とのこと。ですが、注意点もいくつかあります。
こんな作品はダメ!商用化のNG例
リバティ社からのメール本文にもある通り、下記のようなハンドメイド作品の販売はNGです。
- リバティ社のロゴの使用
- リバティ社のオリジナル商品だと誤解を招く作品
- 「リバティ」と言うキーワードを用いた作品
- ハローキティなど他社とのコラボ作品の生地の使用
- 柄を複製して販売
特に注意すべきが、「リバティ」と言うキーワードを用いたハンドメイド作品の販売です。
minneやメルカリで「リバティ」と検索すると、「リバティ ヘアゴム」「リバティ スマホケース」「リバティのリボンピアス」などのハンドメイド作品が山ほど出てきますが、これは全部NGです。
商用利用のポイント
リバティ生地を使ったハンドメイド作品を販売するときのポイントは次の通り。
- 「リバティ」のみをタイトル、商品説明などに表記しない。「リバティプリント」使用の○○、「リバティ・ファブリックス」使用の○○という表記にする。
- リバティ社のオリジナル商品だと誤解されないよう、「ハンドメイド」「手作り」と明記する。
- ハローキティとリバティのコラボ生地は使用しない。
- 柄の「二次使用」はしない。
ルールを守って正しく販売しましょう。
まとめ
リバティ社の生地を使ってハンドメイド作品をつくり、販売する行為は問題ありません。販売の際に、わざわざ許可を取る必要ありません。
ただし、リバティ社のオリジナル作品であると誤解を招くようなハンドメイド作品の販売はNGです。たとえば、「リバティ バッグ」はNGですので「リバティプリント使用のハンドメイドバッグ」などに変更しましょう。
リバティジャパン様、迅速かつご丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました。