最近、国内でもジワジワと人気の出ているサービスが「Pinterest(ピンタレスト)」。
画像や動画を保存するサービスなので、「Instagramと似ているな」「何が違うの?」と感じる人も多いでしょう。でも、PinterestはInstagramとは根本的に違う点がいくつかあります。
そこでこの記事では、そもそもPinterestとはどういうサービスなのか?ほかのSNSと何が違うのか?を初心者向けに解説していきます。
Pinterest(ピンタレスト)とは
公式サイト:PINTEREST ( ピンタレスト ) とは | 会社概要
Pinterestは、ビジュアルディスカバリーエンジンです。分かりやすく言い換えると、「画像・動画の検索エンジン」をサービス化したもの。
コルクボードにお気に入りの写真を貼って思い出を整理するのと同じで、Pinterest内の興味のある生活のアイデア(画像・動画)を探して保存(ピン)できるサービスです。保存したピンは、カテゴリー別に「ボード」にまとめて整理ができます。
関連記事:Pinterestの超基本「ピン」とは?やり方や削除方法を徹底解説!
ハンドメイド作家さんなら、Pinterest内で「ハンドメイドの売り方」や「ハンドメイドの稼ぎ方」と検索し、役立ちそうなアイデアをピンしてボードにまとめます。
Pinterestの国内シェア
Pinterestのはじまりは2010年。アメリカの3人の起業家が協力して立ち上げました。
2020年現在、世界の月間アクティブユーザー数は4億人。国内のアクティブユーザー数は530万人となっています。
ちなみに、国内の人気SNSの月間アクティブユーザー数は
- LINE:8,600万人(2020年10月時点)
- Twitter:4,500万人(2018年10月時点)
- Instagram:3,300万人(2019年3月時点)
- Facebook:2,600万人(2019年7月時点)
- TikTok:950万人(2018年12月時点)
- Pinterest:870万人(2020年12月時点)
となっています。
参考リンク:【2021年5月更新】主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ
Instagramとの違いはこの3つ
Pinterestとよく比較されることの多いのがInstagram。「写真や画像を共有」という点は同じで、サービス内容もパッと見は似ていますが、この2つはまったく異なるサービスです。
InstagramとPinterestが明らかに違う点は次の3つ。
- 未来の自分のために利用する(承認欲求を満たすためではない)
- ストック型である(フロー型ではない)
- リンクを貼れる(拡散性が高い)
それぞれ詳しく解説していきます。
未来の自分のために利用する
InstagramやTwitter、FacebookをはじめとしたSNSは、過去や現在の出来事に対しての投稿をします。それに対し、Pinterestは「これからどうしよう」といった未来の出来事に関しての投稿を行います。
たとえば、Instagramではつくったハンドメイド作品の写真を投稿し、共有することでフォロワーから「いいね!」をもらいますよね。
一方のPinterestは、どのようなハンドメイド作品をつくろうか、どうやって売ろうか、など「未来」を考えて利用するサービスです。
つまり、他人から「いいね!」といった承認欲求を得るためではなく、未来の自分のために利用するのがPinterestの特徴です。
関連記事:どのSNSで集客する?ハンドメイド作品を宣伝するSNSの選び方【4社比較】
ストック型である
コミュニケーションツールには「フロー型」と「ストック型」の2種類あります。
この2つの違いは次の通り。
- フロー型:コンテンツが時間の経過とともに流れていく。一定期間を過ぎると、過去のコンテンツは目立たなくなる。旬のネタを扱うのに向いている。Twitter、Facebook、Instagramなど。
- ストック型:時期を問わずに読まれる。過去のコンテンツもよく読まれる。Pinterest、ブログ、ホームページなど。
最大の違いは、「過去のコンテンツが見られるかどうか」です。
フロー型であるInstagramは、フォロワーやインフルエンサーの最新投稿に対して注目が集まりますよね。そして、過去の投稿はなかなか見られにくい傾向にあります。
これに対してストック型であるPinterestは、「画像・動画の検索エンジン」をサービス化したものですので、ユーザーはコンテンツを「検索」することが前提となっています。そのため、かなり前に投稿したコンテンツも検索によって見られます。
リンクを貼れる
Instagramはリンクを貼れません。リンクを貼ってもリンクとして機能しません(URLをタップしてもリンク先に移行しない)。ストーリーズにはリンクを貼れたりもしますが、これも一定数以上のフォロワーがいないとできません。
Pinterestは外部へのアクセスが前提となっているためリンクを貼れます。Instagramよりも外部サービスへの誘導に向いているといえます。
たとえば、ハンドメイド作家さんの場合だと「minne」の商品ページへのリンクを貼ったり、自分のブログへのリンクを貼って誘導することができます。
関連記事:Pinterestのクリック率を上げ、ブログのアクセス数を増やす方法
まとめ
Pinterestとは、ビジュアルディスカバリーエンジンです。
Instagramとよく比較されることの多いPinterestですが、以下のように目的も機能もまったく異なるサービスです。
- 未来の自分のために利用する(承認欲求を満たすためではない)
- ストック型である(フロー型ではない)
- リンクを貼れる(拡散性が高い)
Pinterestは、他人から「いいね!」といった承認欲求を得るためではなく、未来の自分のために利用するサービスです。SNS疲れすることもないので、興味のある人はぜひ利用してみてください。
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