ハンドメイド販売イベントに出展するのなら、接客は避けられません。
接客に慣れている方なら別ですが、「接客業の経験がない」「接客はしばらくしていない」…なんて作家さんにとっては、かなりのプレッシャーに感じますよね。作品の魅力は十分にあっても、接客で失敗するとせっかく出展したのに作品が思うように売れないことも。
そんな失敗を避けるためにも、販売イベントではどんな接客をするべきか?基本のコツに目を通しておきましょう。
接客のコツ1:笑顔であいさつ
基本中の基本ですが、お客様が自分のブースに来たら「こんにちは」と笑顔で迎えましょう。
ハンドメイド販売イベントの場合、「いらしゃいませ!」だと堅苦しいかもしれません。距離が近い販売イベントでは、「こんにちは」や「ごゆっくりとご覧ください」と親しみやすいあいさつを心がけましょう。
緊張すると顔が引きつってしまいがちですが、なるべく自然な笑顔を意識すること。口角をほんの少し上げて、お客様の目を見てあいさつをするのがベストです。
接客のコツ2:適度な距離感
すぐに話しかけるのはNG
お客様が自分のブースに近づいて来ても、すぐに話し掛けるのは避けましょう。
「なんとなく見ているだけ」だったり、お客様によっては「声を掛けられるのがイヤだ」と考える方もいらっしゃいます。この場合、すぐに声を掛けると引いてしまう恐れも。
まずはあいさつだけに留め、販売作品を手に取って、少し様子を見てから声を掛けるか考えましょう。
どんな風に声を掛ける?
お客様がハンドメイド作品を手に取ったときは、声を掛けるチャンス。
話しの切り出し方は、
- 「それ、○○(素材)で作っているんですよ」
- 「今、手に取ってくださった作品、このイベント限定で作ったんです」
- 「そのピアス、minneで○○個売れている人気作品なんです!」
など、作品の魅力を短く伝えるのが良いでしょう。
ただし、話し掛けてみて反応が今一つなら、一旦引いて様子を見てください。しつこい接客や長いセールストークは逆効果です。お客様は他のブースにも寄りたいはずなので、長く引き留めることのないように。
接客のコツ3:選択肢を与える
お客様が購入を迷って、なかなかクロージングできないときは、選択肢を与えてあげましょう。
選択肢を与えることで、「買うか買わないか」ではなく、「どちらの作品を買うか」に気持ちが切り替わります。
「選択肢」の与え方
たとえば、「そちらの作品の色違いもございますよ。普段はどちらのお色のお洋服に合わせますか?」「モチーフを○○に変えたコチラの作品も人気なんですよ。お客様はどちらがお好みですか?」などが効果的。
お客様との会話の中で相手の好みをよくリアリングして、ニーズを満たすご提案をしてみましょう。
まとめ
接客の基本は笑顔でのあいさつです。自分のブースにお客様が来たら「こんにちは」と笑顔で迎えましょう。
お客様がハンドメイド作品を手に取ったり近くで見るなど、興味を持っていそうなら積極的に話し掛けてください。話し掛けてみて反応が今一つなら、一旦引いて様子を見てください。
ブースを2回以上見に来てくれた人は、購入意欲の強いお客様です。作品やブランドについて話してみたり、名刺(ショップカード)をお渡しすると好印象です。
読むべき一冊