本記事は広告を含みます

1枚目と2枚目以降に登録する商品写真の撮り方

1枚目と2枚目以降に登録する商品写真の撮り方

インターネットで商品を出品する際、1つの商品につき複数の商品写真を登録することができます。そこで悩むのが、「1枚目はどんな商品写真を登録すべきか」「2枚目以降は商品のどこを撮ればいいのか」といったこと。

1枚目に登録する写真はサムネイルとして登録され、ショップ内外のさまざまな場所で表示されます。そのため、どんな商品かを瞬時に伝えられる写真であるのが理想です。2枚目以降に登録する写真は、1枚目では分かりにくい細部を撮影し、商品に興味を持ってくださったお客様が不安のない状態でお買い物ができるようにすることが重要です。

では、具体的にどのように撮影すればいいのでしょうか。この記事で、1枚目と2枚目以降に登録する商品写真の撮り方を具体的に解説していきます。商品写真の撮り方に悩む方のご参考になれば幸いです。

あわせて読みたい
商品写真をもっと快適に楽しく撮影するための便利な小道具6選
商品写真をもっと快適に楽しく撮影するための便利な小道具7選

今すぐ読む 

1枚目に登録する商品写真の撮り方

ネットショップで 1枚目に登録する商品写真は、お客様が最初に見る 1枚です。サムネイルとしても表示されるので、見やすさを意識しましょう。

具体的には、

といったことを意識して撮影するのがポイントです。

商品の「主役」を伝える

バッグの見せたいところをきちんと写した写真

1枚目に登録する商品写真は、お客様が最初に見る1枚となるので、瞬時に商品を説明できる写真であるのが理想です。商品のなかで一番 魅力的な「主役」が伝わるように撮影しましょう。

商品をいろんな角度から撮影した写真

いろんな角度から撮影して観察しよう

1枚目に登録した写真は、商品検索結果などの一覧にサムネイルとしても表示されます。サムネイルは小さく表示されるので、小さく表示されたときでも一番 見せたい部分がよく見える角度を見極めて撮影するのがポイントです。

商品の主役が伝わるように撮影すれば、商品に興味を持ってもらい、クリックするきっかけになります。正面だけでなく、横・上・斜めと角度を少しずつ変えて、見せたい部分が影になっていないかを観察しながら撮影してみると良いでしょう。

あわせて読みたい
商品写真を撮影するなら使い分けたい3つのカメラアングル
商品写真を撮影するなら使い分けたい3つのカメラアングル

今すぐ読む 

他の写真との統一感を意識

統一感のあるサムネイルと、統一感のないサムネイルの比較画像

ネットショップでは、1枚目に登録した商品写真がサムネイルとして登録され、自分のショップページに一覧で表示されます。

複数のサムネイルが表示されたとき、背景や構図、明るさなどがバラバラで統一感がないと、お客様が商品を見比べるのに疲れてしまい、途中で離脱してしまいます。統一感のない商品画像が並んでいると、どこか安っぽく感じさせてしまうことさえあります。

そうならないためにも、1枚目の商品写真は、他の商品写真と一貫性を持たせましょう。一貫性を持たせることで、形状の違う商品写真が一覧で並んでいても目を通しやすくなります。

商品写真に一貫性を持たせる方法は次の通り。

  • 背景 (例:白背景で撮る)
  • 縦横比(例:余白のバランスをそろえる)
  • 構図 (例:水平アングルで撮る)
  • 並べ方(例:水平垂直を整える)
  • 光  (例:自然光で左から照らす)

これらを一定に保った状態で撮影します。こうすることで、形状や色のまったく違う商品写真が一覧に並んでいても、全体で見たときに統一感があります。

ラベルと重ならないように撮る

商品写真のサムネイルに表示されるさまざまなラベルの例

サムネイルにはさまざまな「ラベル」が表示される

ネットショップによっては、1枚目の写真(サムネイル)の四隅に特定のラベルが表示されます。たとえば、「価格」「SOLD(売り切れの表示)」「お気に入り登録ボタン」「ランキングナンバー」などがあります。

1枚目の商品写真は、このラベルが表示される位置を計算して撮影しましょう。商品写真に文字やロゴを入れる場合も、ラベルと重なってしまわないように注意してください。

なお、表示されるラベルの内容や位置、大きさはネットショップごとに異なります。ご自身が出品するネットショップを確認してみましょう。

スポンサーリンク

2枚目以降に登録する商品写真の撮り方

2枚目以降に登録する商品写真は、1枚目だけでは伝えきれない重要な部分や細部を撮影していき、商品の全体像をお客様に伝えることが大切です。

具体的には、

などを 撮影していきます。

ネットショップ側で登録枚数の上限が少なく設定されている場合は、制限枚数内で商品の全体像を伝えることが課題となります。2枚目以降の写真の選定が重要になるので、撮影前に何を伝えたいかを整理し、制限枚数内でどう表現するかを決めておきましょう。

重要なデザインを伝える

商品の表・裏・横・底を捉えた写真

表・裏・横・底・上など、1枚目では見えないけれど、デザインでは重要となる部分を撮影し、商品の全体像がおおかまに把握できるようにしましょう。

商品の内側を捉えた写真

バッグや財布などは、内側の様子を撮影します。

ディテールを表現する

商品にクローズアップしてディテールを捉えた写真

商品の全体像をおおまかに撮影したら、商品の細部にクローズアップして撮影し、商品の素材や造りを表現します。

商品にクローズアップしてディテールを捉えた写真

素材や造りといった細部は、「寄り」で撮影だけで強調されます。

ピントが合ってる商品写真と、ピンボケしてる商品写真

このとき、ピンボケに注意しましょう。カメラ(レンズ)によって被写体までの最短で撮影できる距離は異なります。ピントが合う最短撮影距離で撮影するようにしましょう。

影で質感が分からない商品写真と、光があたって質感が伝わる商品写真の比較画像

細部を撮るときは、光のあたり方にも注意。撮影したい部分が影になっていると、その素材感が伝わりにくくなってしまいます。商品を少しずつ動かして、光がきちんとあたる向きを探ってみましょう。

次に読みたい
【脱・初心者】ハンドメイド作品の撮影でやりがちな初歩的なミス10選
【脱・初心者】ハンドメイド作品の撮影でやりがちな初歩的なミス10選

今すぐ読む 

大きさや使い方を説明する

バッグを持ち大きさを表現している商品写真

商品の大きさは説明欄などに記載できますが、詳しく記載しても、実際のサイズ感はイメージしにくいもの。手や身のまわりの物など比較対象となるモノを写り込ませて、商品の大きさを伝えましょう。

バッグにスマホを入れて大きさを表現している商品写真

サイズ感は、誰もが大きさを想像できるスマートフォンや文房具、名刺、ペンなどの小物を添えることで伝えられます。こういった小物を添えるときは、小物が邪魔でメインの商品が隠れてしまわないように気を付けましょう。

シリーズものの違いを比較する

大きさの異なる商品を並べてシリーズ展開を説明する商品写真

商品に色のバリエーションやシリーズがある場合は、いっしょに並べて撮影することで、比較しやすく、大きさやデザインの違いが伝わりやすくなります。

大きい商品で、1枚にすべてのシリーズを収めるのが難しいのなら、複数枚で表現します。三脚でカメラを固定して、商品の位置を変えずに撮影すると、写真に占める商品と余白の割合で大きさの比較が伝わりやすくなります。

スポンサーリンク

商品写真は何枚登録すべきか

ネットショップに掲載する商品の写真は、1つの商品につき複数枚を登録できます。では、何枚くらいを目安に登録すべきなのでしょうか。

最低でも5枚は登録

商品写真は、最低でも「5枚」は登録しましょう。売れているショップは商品写真を5枚以上登録しているというデータがあるからです。

BASEでは1商品につき最大20枚まで商品画像を登録することができますが、直近12ヶ月間、毎月注文されているショップを分析したところ、売れているショップは1商品につき5枚以上の商品写真を登録していることがわかりました。

出典:BASE

こちらはminneの作品に登録されている作品画像の枚数と、平均注文回数をグラフにしたものです。(2022年3月現在)
作品画像の枚数が多いほど、注文回数が増えているのがわかります。
11枚以上の上がり幅が特に大きいことからわかる通り、作品画像は最低でも5枚以上、基本は11枚以上登録するのがおすすめです。

出典:minne

5枚というのは 、あくまで目安です。実際は、商品写真は多い方が望ましいです。

たくさん掲載する意味ある?

「商品写真をたくさん掲載しても、お客様が見ないのでは」と疑問に思うかもしれません。その商品を見慣れている出品者であれば、なおさら、写真をたくさん掲載する意味が見い出せないかもしれませんね。

でも、その商品をはじめて見る人(= お客様)にとっては、どのカットも重要な情報源になります。なぜなら、ネットショップでは、お客様が実際に商品を手に取って見ることができないからです。購入するかどうかの判断材料は ほぼ写真だけ。ですので、できる限り多くの写真を掲載し、商品の全体像がわかるように伝えることが重要なのです。

商品写真が多く掲載されていたとしても、お客様はすべての写真をチェックしなくても購入はできるので、「写真が多すぎる」ということはありません。何枚まで写真を見るかはお客様が決めることです。

もちろん、同じような商品写真を何枚も登録しても意味がありませんので、いろんな角度から撮影した写真をできるだけ多く掲載しましょう。こうすることで、お客様の不安が解消され、安心してお買い物ができるようになります。

登録数に上限がある場合

インターネットでの販売は、できる限り多くの商品写真を掲載したいところ。ですが、ネットショップによっては「 1商品につき 5枚まで」と登録数に制限が設けられていることがあります。

この場合、商品の全体像を制限枚数内で伝えなければなりません。そのため、撮影前に何を伝えたいかを整理し、制限枚数内でどう表現するかを決めておくことが重要になります。撮り方に迷ったら、前述した「1枚目に登録する商品写真の撮り方」と「2枚目以降に登録する商品写真の撮り方」をご参考にしてください。

スポンサーリンク

まとめ

ネットショップでは、複数の商品写真を掲載できます。1枚だけでは商品の全体像が伝わらないので、できるだけ多くの写真を掲載し、お客様が安心してお買い物ができるようにしましょう。

実際に商品写真を登録するときは、1枚目に特に気を使ってください。お客様が最初に見る 1枚であり、サムネイルとして登録され、さまざまな場所で表示されるからです。商品のなかで一番 魅力的な「主役」が伝わるように撮影しましょう。

2枚目以降の写真は、1枚目だけでは伝えきれない重要な部分や細部を撮影していき、商品の全体像をお客様に伝えることが大切です。

次に読みたい
自然光で魅力的な商品写真を撮るためのライティングの基本
自然光で魅力的な商品写真を撮るためのライティングの基本

今すぐ読む 

ハンドメイド作家

ハンドメイドノート

現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

人気記事

おすすめ記事

ハンドメイド作家として販売をはじめる前に準備すべき必要なもの

2024/6/6

ハンドメイド作家として販売をはじめる前に準備すべき必要なもの

ハンドメイド作品の製作や販売で必要になるものを、現役のハンドメイド作家がお教えします。必要なものは、「はじめに用意すべきもの」「あると便利なもの」に加え、販路ごとにご紹介しています。これからハンドメイド販売をはじめる方はぜひチェックしてください。

ハンドメイド作品の写真をスマホでセンス良く撮影するテクニック

2023/5/9

ハンドメイド作品の写真をスマホでセンス良く撮影するテクニック

撮影のセッティング方法やスマホカメラの基本的な設定・使い方、具体的な撮影方法や撮影テクニック、補正のコツなど、スマホでクオリティの高い写真を撮るためのポイントをまとめています。ハンドメイド作品の写真撮影に苦手意識を持っている方はぜひチェック!

ハンドメイド作品の値段の決め方は?損しない適正価格の考え方

2022/2/25

ハンドメイド作品の値段の決め方は?損しない適正価格の考え方

ハンドメイド作品を販売するときに悩まされる「価格設定」。高すぎても売れませんが、安すぎても経営が苦しくなります。では、いくらに設定するべきか?売る側も買う側も納得できる、「適正価格」の考え方について解説します。

パソコンやスマホアプリで作成したハンドメイド作家のおしゃれなショップカードの見本

2024/5/24

ハンドメイド作家のおしゃれなショップカードを自作する方法

ハンドメイド作家さん向けに、お客様にお渡しする用のおしゃれなショップカードを自作する方法をご紹介。作り方は、パソコンのソフトか、スマホの無料アプリを使用して、家庭用プリンターで自分で印刷するまでの流れを分かりやすく説明しています。

新着記事

記事を探す

キーワードで探す

-ネット販売
-