紫外線で硬化するUVレジン。さまざまな環境で試したところ、硬化時間には次のような差がありました。
- 太陽光(晴天時):10~30分
- 太陽光(曇天時):30~60分
- UVライト(9W):15~30分
- UVライト(36W):2~10分
※使用したUVレジンは「太陽の雫」。作品サイズは500円玉くらい。
作品の厚みや季節によって多少の差がありますが、平均して上記の時間が目安です。
太陽光での硬化時間
太陽光でUVレジンを硬化させる場合、UVライトを使うよりも圧倒的に時間が掛かります。
晴天時
よく晴れた日に室内の窓際に置いた場合、硬化時間は15分が目安です。太陽が雲に隠れて日光が当たらないときもあるので、30分は見ておくと安心。
UVレジンの硬化時間は季節によって変動します。夏の晴れた日はすぐに硬化する傾向にありました。10分で硬化します。冬は夏よりも時間が掛かり、20分ほど掛かりました。
曇天時
曇りの日に室内の窓際に置いた場合、硬化時間は1時間が目安です。完全に日光が当たらない雨天時は2時間以上掛かりました。
太陽光で硬化させる注意点
UVライトを使わないで太陽光で硬化させれば、お金が掛からず経済的です。でも、自然硬化には
- 表面にゴミが付く
- 不注意で壊れてしまう
- 天候に左右される
- 時間が掛かる
などのデメリットがあります。
窓際に放置しておくと、ホコリが付いたりカーテンの表面が作品に触れてしまうことがあるんです。
晴れの日を待って作品制作に取り掛かるのもストレスですよね。
UVライトでの硬化時間
太陽光に比べて、UVライトは硬化時間をかなり短縮できます。天候にも左右されず、いつでも好きな時にUVレジンを硬化させることができます。
9W
UVライトには、9Wと36Wの2種類があります。W数が高ければ硬化時間が短くなります。
9WのUVライトの場合、硬化時間は30分ほどを見ておきましょう。UVライトは30分以上使用してはならないため、30分照射したら一度様子を見ます。
36W
36WのUVライトの場合、硬化時間は最短で2分です。UVレジンのアクセサリーをいくつか作っていますが、いつもだいたい2分で硬化しています。
ぷっくりした厚みのある作品を作る場合、5分以上照射させてください。
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UVレジンの硬化でよくある疑問
UVレジンの硬化にまつわる疑問と、その答えをご紹介します。
ドライヤーで硬化する?
UVレジンは、紫外線によって硬化します。ドライヤーは温風が出るだけなのでUVレジンは硬化しません。実際にやってみましたが、まったく硬化しませんでした。むしろ、熱で少し溶けたような気がします。
夜間でも硬化する?
夜間は紫外線が当たらないため、窓際に長時間置いても硬化しません。UVレジンは室内の蛍光灯でも硬化しますが、一晩蛍光灯に当てても完全には硬化しませんでした。夜間に硬化させるのは避けましょう。
100均のUVレジンは硬化に時間が掛かる?
UVレジンは、安いものほど硬化までに時間が掛かります。ダイソーのUVレジンだと、硬化までに4時間ほど掛かりました。
ただし、最近は「速乾UVレジン」が100円ショップなどで売っています。実際に速乾タイプのUVレジンを使ってみると、10分ほどで完全に硬化しました(晴天時)。
まとめ
UVレジンの硬化時間を、もう一度まとめておきます。
- 太陽光(晴天時):10~30分
- 太陽光(曇天時):30~60分
- UVライト(9W):15~30分
- UVライト(36W):2~10分
UVライトは硬化に便利ですが、お金が掛かります。まずは太陽光で硬化させて、不便に感じたらUVライトの導入も検討してみましょう。
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