ミシンで裁縫をするときに欠かせないのが「糸」と「針」。
糸と針はミシン専用のものを使いますが、探してみるとさまざまな太さがあり迷う方も多いはず。
そこでこの記事では、ミシン糸とミシン針の選び方と太さについて解説します。ミシンの糸と針をはじめて選ぶ方のご参考になれば幸いです。
-
この部品の名前は?ミシンのパーツの名称と役割【写真付き解説】
今すぐ読む
ミシンの糸と針の選び方
ミシンの糸とミシンの針は、布の厚みに合わせて選びます。薄い生地には細い糸と針を、厚みのある生地には太い糸と針を使います。
ミシン糸の選び方
ミシンの糸の太さは番号で表します。番号が大きいほど(100番に近づくほど)薄い生地向け、番号が小さいほど(30番に近づくほど)厚い生地向けです(詳細は後述)。
さまざまな素材のミシン糸がありますが、お店でよく見かけるのがポリエステル糸。色が豊富で丈夫な素材です。
ミシン針の選び方
ミシンの針の太さは号数で表します。号数が小さいほど(9号に近づくほど)細く、号数が大きいほど(16号に近づくほど)太くなります(詳細は後述)。
デニムなど厚みのある生地を細いミシン針で縫ってしまうと、針が折れたり曲がったりしてとても危険なので避けてください。
ミシン針は「家庭用」「工業用」「ロックミシン用」などが売られているので、使用するミシンに合った針を選びましょう。ちなみに、家庭用ミシンの針には「HA×1」と型番が付いているので、これを目印に探すと良いでしょう。
ミシンの糸と針の太さの種類
ミシン糸には「○番」、ミシンの針には「○号」と番号が振られています。この番号によって糸と針の太さを見極めます。
一般的によく使われるミシン糸の太さと、それに対応したミシン針の太さは次の3つ。
上記以外の太さもありますが、基本的にはこの3つさえ覚えておけば大丈夫です。
薄地を縫うときのミシン糸と針
ハンカチ程度の薄地を縫うときは「90番のミシン糸」と「9号のミシン針」を使用します。
具体的には、
- オーガンジー
- シフォン
- ローン
- ガーゼ
- ジョーゼット
- ポーラ
- ボイル
- チュール
- 綿サテン
などの薄地を縫うときに「90番のミシン糸」と「9号のミシン針」が適しています。
普通地を縫うときのミシン糸と針
ワイシャツ程度の厚みの生地を縫うときは「60番のミシン糸」と「11号のミシン針」を使用します。
具体的には、
- シーチング
- ブロード
- ギンガム
- サッカー
- フラノ
- フリース
- サテン
- タフタ
- タオル
- ギャバジン
- ダブルガーゼ
- リネン
- ちりめん
- ワッフル
- サージ
などの普通地(一般生地)を縫うときに「60番のミシン糸」と「11号のミシン針」が適しています。
厚地を縫うときのミシン糸と針
ジーパンなど厚地を縫うときは「30番または60番のミシン糸」と「14号または16号のミシン針」を使用します。
具体的には、
- デニム
- 厚手ナイロン
- 帆布
- ツィード
- コーデュロイ
- ベロア
- キルティング
などの厚地を縫うときに「30番または60番のミシン糸」と「14号または16号のミシン針」が適しています。
まとめ
ミシンの糸とミシンの針は布の厚みに合わせて選びます。ミシンの糸と針の太さはさまざまありますが、基本的には
の3つだけ覚えておけば大丈夫です。
次に読みたい