ミシンで裁縫をするには、ミシン本体のほかに買いそろえるべき道具がいくつかあります。どんな道具が必要なのでしょうか?ミシン初心者の私がはじめに買った必要最低限の道具をご紹介します。
-
この部品の名前は?ミシンのパーツの名称と役割【写真付き解説】
今すぐ読む
ミシンに必要な道具と材料
ミシン糸
縫い糸のうち、ミシン縫いに使用するのが「ミシン糸」。
ミシン糸には太さがあり、布地の厚みによって使い分けます。番号が大きいほど(100番に近づくほど)薄い生地向け、番号が小さいほど(30番に近づくほど)厚い生地向けです。普通地(ワイシャツ程度の厚さ)は60番が適しています。
ミシン糸はミシンを買ったときに付属されていることがありますが、消耗品なのでいくつあっても困ることはありません。
ミシン針
ミシン専用の特殊な針が「ミシン針」。
ミシン糸と同様、ミシン針には太さがあり、生地の厚さによって使い分けます。号数が小さいほど(9号に近づくほど)細く、号数が大きいほど(16号に近づくほど)太くなります。普通地(ワイシャツ程度の厚さ)は11号が適しています。
ミシン糸は「家庭用」「工業用」「ロックミシン用」などが売られているので、使用するミシンに合った針を選びましょう。
詳しくは、以下の記事でも解説しています。
-
ミシン糸と針の太さの種類は?覚えるべきはこの3つだけ
今すぐ読む
ボビン
「ボビン」は下糸を巻き付ける道具。ミシン縫いでは必ず使います。
ボビンにはプラスチック製と金属製があります。高さもいろいろあり、一般的には11.5cmですが、機種によっては9cmと言うこともあります。必ず確認してから購入しましょう。
ボビンもミシンを買ったときに付属されていることがあります。
-
ミシンの下糸の巻き方とセットの仕方
今すぐ読む
裁ちばさみ
裁縫専用の布を切るためのやや大きめのハサミ。長さ24cmが一般的。紙を切ったり水に濡れると切れ味が落ちるので避けてください。
めうち
「目打ち(めうち)」は、布に穴をあけたり、角を整えたり、印をつけたりと多用途の道具です。丸くて転がりやすいので、転がりにくいタイプを選ぶと便利。
チャコペンシル
布に印をつけるための道具。縫い目に印をつけて、その目印に沿って縫います。「チャコペン」と用途は同じ。
チャコペン
布に印をつけるための道具。「チャコペンシル」と用途は同じ。
布用複写紙
型紙を布に写すときに使う材料。布の間に挟み、上から「ルレット」を転がすと印が付きます。
ルレット
柄の先に小さい歯車のついた道具で、型紙を布に写すときに使います。刃先は丸いタイプ(ソフト)と尖ったタイプ(ハード)があります。布用複写紙と一緒に使います。
ハトロン紙(トレーシングペーパー)
「ハトロン紙」は型紙を写しとるときに使う薄い紙。手芸専門店でしか手に入らないため、100円ショップで売っている製図などで用いられる「トレーシングペーパー」でも代用ができます。
製図用紙
直角や直線がキレイに引ける用紙。
方眼定規
ます目が印刷された定規。測ったり、平行線や垂直線を引くときに使う道具。
アイロン
布地を地直しするときなどに使う道具。
アイロン台
アイロンをかけるときに使用する道具。
手縫い針
「手縫い針」は、しつけをかけるときや、まつり縫いをするときに使う針。
まち針
「まち針」とは、重ねた布がずれないよう、仮止めをするときに使う針。
まち針の使い方については、以下の記事を参考にしてください。
-
こんな使い方はNG!まち針の正しい打ち方は?
今すぐ読む
しつけ糸
しつけ糸とは、手縫い用の糸の一種。仮縫いやしつけをかける専用の糸です。
-
「しつけ糸」を使いやすい状態にまとめる方法
今すぐ読む
メジャー
採寸やカーブを測るときに使用する道具。
ピンクッション
「ピンクッション」とは針刺しのこと。針をさしておくために綿などを芯にして布でくるんだもの(上写真)のほか、磁力で針をキャッチしてくれるマグネット式があります。
指ぬき
手縫いのとき、針を持つ方の中指の第一関節と第二間接の間にはめる道具。針のすべりを押さえて作業をスムーズにするとともに、針によるケガを防止する役割があります。
指輪状のものと、指先にはめるキャップ状の2種類があります。
まとめ
ミシンで裁縫を楽しむためには、「ミシン本体」「ミシン糸」「ミシン針」「ボビン」があれば基本的に縫うだけならできますが、いずれはご紹介した道具や材料が必要になります。
はじめからすべて買う必要はありませんが覚えておきましょう。
さらに、作業をスムーズにするためには「ウエイト」や「バイアステープメーカー」などもあると便利ですが、とりあえずはご紹介した道具だけでもチェックしておきましょう。
-
ミシンに必要な道具と材料は100均に売ってる?ダイソーで調査!
今すぐ読む