しつけ糸は1本の長い糸を輪にした状態で束ねられています。この状態でも使えないことはありませんが、使うたびに1本ずつ引き抜いては切るのは面倒です。この記事でご紹介するしつけ糸のまとめ方を参考に、使いやすい状態にしてみてください。
「しつけ糸」とは?

「DAISO」のしつけ糸 2本入り
「しつけ糸」とは、しつけをかける専用の糸で、撚り(より)がゆるく、仮縫いや後でほどく部分に使う糸です。
2枚の布を縫合わせるときに「まち針」を使いますが、まち針だけでは布がずれそうで不安なときや、厚地でまち針が刺さりにくい場合に、しつけ糸でしつけをかけます。

しつけ糸
しつけ糸は輪で束ねられているので、1カ所を切り、使うときに1本ずつ引き抜きます。
しつけ糸を使いやすくまとめる方法
手縫い用の糸「しつけ糸」を使いやすい状態にまとめる方法
しつけ糸は1本の長い糸を輪にした状態で束ねられています。この状態だと使いにくいので、包装紙などで巻いて使いやすい状態にします。
しつけ糸のまとめ方は次の通り。
- 束ねている糸をほどく
- しつけ糸の輪の片側を包装紙で巻く
- もう片側の輪をのせてさらに巻く
- テープで包装紙をとめる
- 片方の糸束をカットする
まとめ方は簡単です。3分も掛からずにできます。
束ねている糸をほどく

しつけ糸を束ねている糸を切る
しつけ糸は1本の長い糸を輪にした状態で束ねられているので、糸をほどいて輪を広げます。
しつけ糸の輪の片側を包装紙で巻く

輪の片側を包装紙で1回巻く
しつけ糸の輪の片側は包装紙で巻きます。包装紙が小さすぎると使いにくいので、大きめのものを選びましょう。なければ、折り紙を2枚テープでつなげたものでもOK。
もう片側の輪をのせてさらに巻く

巻いた包装紙の上にもう片側の輪をのせてさらに巻く
巻いた包装紙の上に、もう一方の輪をのせて巻きます。
テープで包装紙をとめる

巻いたら包装紙をテープでとめる
しつけ糸を軽く巻いたら、包装紙をテープでとめます。
片方の糸束をカットする

片方の糸束をカットする
片方の糸束をカットします。これでまとめられました。試しに、輪になっている方から1本ずつしつけ糸を引き抜いてみてください。
これで、しつけをかけたいときに1本ずつ引き抜け、糸が絡むこともありません。
まとめ
「しつけ糸」とは、しつけをかける専用の糸です。
しつけ糸は1本の長い糸を輪にした状態で束ねられています。この状態だと使いにくいので、包装紙などで巻いて使いやすい状態にしましょう。
この記事を書いた人
ハンドメイド作家 こばやしみき