ハンドメイドマーケット「Creema(クリーマ)」で出店者が負担する手数料は、主に「成約手数料」と「振込手数料」の 2 つ。
成約手数料は、作品のカテゴリーによって変わります。振込手数料は、振込額と銀行の種類によって変わります。このほかにも、「スピード振込手数料」や「組戻手数料・再振込手数料」がかかることもあります。
この記事では、Creema でハンドメイド作品を販売するうえで発生する手数料の種類と、各手数料の料金をわかりやすく解説しています。また、手数料の計算例や minne などの競合サービスとの比較についても触れています。
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手数料の種類と発生するタイミング
Creema は登録や出品が無料ですが、実際に販売をスタートさせるとさまざまな手数料が発生します。手数料の全種類は次の 4 つ。
必ずしも、上記すべての手数料が発生するわけではありません。ただ、Creema に出店するにあたり、これから支払う可能性のある手数料をすべて把握しておくことは大切です。それぞれ、どのタイミングで、いくらくらいの手数料がかかるのかを説明するので、1 つずつ見ていきましょう。
登録や出品だけなら無料
Creema は、誰でも無料でクリエイター(販売者)として登録ができます。出店や出品も無料です。費用がかかるのは、作品が「売れたとき」と、売上を「振り込むとき」だけ。実店舗の家賃のように毎月の固定費が発生せず、売れるまでは手数料が一切かからないので、リスクを抑えながらハンドメイド販売ができます。
売れたときに「成約手数料」が発生
成約手数料(販売手数料)は、Creema に出品したハンドメイド作品が売れたときに発生する手数料です。注文金額に対して数パーセントの代金が成約手数料として発生します。
成約手数料の掛け率は、販売する作品のカテゴリーなどによって変わります。
対象 | 成約手数料 | 成約手数料の対象範囲 |
作品・素材 | 商品金額の11% | 作品価格+オプション金額 |
フード | 決済総額の15.4% | 作品価格+オプション金額+送料 |
台湾/香港サイトでの販売 | 決済総額の21%+一取引あたり42円 | 作品価格+オプション金額+送料 |
※すべて税込価格
アクセサリーやアクセサリーパーツなど、一般的なハンドメイド作品・手芸材料の成約手数料は、商品金額の 11%(税込)となっています。商品金額とは「作品価格」と「オプション金額」の合計で、「送料」は含まれません。
オプション金額は原則、作品代金としてみなされます。
上記のため、オプション設定がされている作品の場合、オプション金額を含めた作品代金が、成約手数料の対象となります出典:Creema help
お菓子や野菜などのフード類の成約手数料は、決済総額の 15.4%(税込)となっています。決済総額とは、「作品価格」と「オプション金額」と「送料」の合計です。作品・素材カテゴリーとは対象範囲が異なるので注意しましょう。
台湾、香港サイトの成約手数料は、決済総額の 21%(税込)+ 一取引あたり 42 円(税込)となっています。台湾、香港サイトとは、中国版 Creema(https://tw.creema.net/)のことで、審査に通過したショップのみ販売が可能です。審査に必要な手続きに関しては 公式ヘルプ を参照してください。
なお、成約手数料は小数点以下が「切り捨て」となります(クリーマ事務局に確認済み)。また、成約手数料は、作家があらためて Creema に対して支払うのではなく、売上の一部から自動的に引かれるシステムとなっています。
振込申請したときに「振込手数料」が発生
振込手数料は、Creema から売上を振り込んでもらうときに発生する手数料です。
作品の売上は、お客様から直接いただくのではなく、すべて Creema 事務局に預けています。その売上を自分の口座に入金してもらいたいときは、作家(販売者)が「振込申請」を行います。この振込申請を行うと、振込手数料が発生する仕組みです。
振込手数料は、申請額や銀行によって異なります。
振込額 | 振込先 | 手数料 |
30,000円 未満 | PayPay 銀行以外 | 176円 / 回 |
30,000円 以上 | PayPay 銀行以外 | 275円 / 回 |
一律 | PayPay 銀行 | 55円 / 回 |
PayPay 銀行宛てだと、振込額によって手数料が変わることがなく、一律 55 円になります。振込手数料を少しでも節約したい方は PayPay 銀行がおすすめです。口座を持っていない方は開設を検討してみてください。
公式サイト:PayPay銀行
振込を早めるときに「スピード振込手数料」が発生
スピード振込手数料とは、「スピード振込」を利用したときに発生する手数料。
Creema の売上の振込日は、振込申請をした月の翌月末です。これだと、月初に売上があったとしても、振込までに最大 2 ヶ月もかかってしまいます。スピード振込は、この振込までの日数を短縮する機能。希望すると、最短で翌営業日に振込をしてくれます。
スピード振込手数料は、振込対象金額の 3.56%(税込)。これに加えて、通常の 振込手数料 として 55円~275円 がかかります(計算方法は コチラ )。
通常申請時にかかる成約手数料等の利用料金を差し引いた振込対象金額に対して、3.56%(税込)のスピード振込手数料がかかります。
出典:Creema help
Creema は売上の振込までに日数を要するため、仕入れが必要な作家さんは、スピード振込を利用する機会が増えます。「入金サイクルはできるだけ早い方が良い」と考える方は、スピード振込手数料も考慮に入れておきましょう。
振込エラーで「組戻手数料・再振込手数料」が発生
売上を自分の口座に振込んでもらうには、振込先口座を登録したうえで、振込申請をする必要があります。この振込先口座の情報が間違っていると、振込エラーとなり正常に振込がされません。振込エラーが発生し、再び振込申請をする場合、「組戻手数料(660円)」と「再振込手数料(300円)」が発生します。
※万が一振込エラーが生じた場合、組戻手数料660円(税込)及び再振込手数料が発生し出店者負担となりますのでご注意ください。
※再振込手数料は300円(税込)です。出典:Creema help
つまり、振込先口座を間違えて登録してしまうと、合計で 960 円の手数料を余計に支払わなくてはならないのです。振込申請をする際は、振込先口座の情報が間違っていないかをもう一度よく確認しましょう。
手数料の計算方法と計算例
Creema の成約手数料は、販売する作品のカテゴリーによって掛け率や対象範囲が変わります。売上の振込額に関しても、「通常振込」と「スピード振込」では異なります。
ここでは、成約手数料と売上の振込額についての理解を深めるために、具体的な計算方法をそれぞれ解説していきます。
成約手数料の例1(作品・素材の販売)
Creema の作品・素材カテゴリーの 成約手数料(販売手数料)は、商品金額の11%(税込)です。計算式は次の通り。
(作品価格 + オプション金額)× 0.11 = 成約手数料
※11% = 0.11
ここでは、Creema で 2,800 円(税込)の作品を出品し、1 回の注文で 2 つ売れ、450 円のギフトラッピングの申し込みがあり(オプション金額)、送料が 500 円だったときの成約手数料の計算例をご紹介します。
注文金額は次の通り。
摘要 | 数量 | 単価 | 金額 |
作品価格 | 2 | 2,800円 | 5,600円 |
オプション金額 | 450円 | ||
送料 | 500円 | ||
注文合計(税込) | 6,550円 |
成約手数料は、注文合計ではなく、送料を除いた 6,050 円に対してかかります。
計算方法は次の通り。
6,050 円 × 0.11 = 665.5円
※11% = 0.11
小数点以下は切り捨てとなるので、この場合の成約手数料は 665 円となります。
Creema の成約手数料は コチラのページ で自動シミュレーションできます。計算方法が分からない方はぜひご活用ください。
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Creemaの成約手数料がわかる自動計算フォーム
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成約手数料の例2(フードの販売)
Creema のフードカテゴリーの 成約手数料(販売手数料)は、決済総額の15.4%(税込)です。計算式は次の通り。
(作品価格 + オプション金額 + 送料)× 0.154 = 成約手数料
※15.4% = 0.154
ここでは、Creema で 6,000 円(税込)のフードを出品し、500 円のギフトラッピングの申し込みがあり(オプション金額)、送料が 800 円だったときの成約手数料の計算例をご紹介します。
注文金額は次の通り。
摘要 | 数量 | 単価 | 金額 |
作品価格 | 1 | 6,000円 | 6,000円 |
オプション金額 | 500円 | ||
送料 | 800円 | ||
注文合計(税込) | 7,300円 |
成約手数料は、注文合計である 7,300 円に対してかかります。
計算方法は次の通り。
7,300 円 × 0.154 = 1,124.2 円
※15.4% = 0.154
小数点以下は切り捨てですので、この場合の成約手数料は 1,124 円となります。
売上の振込額の例1(通常申請)
Creema の 振込手数料 は、振込額が 3 万円未満で 176 円、3 万円以上で 275 円、PayPay 銀行宛てだと一律 55 円です。振込額の計算式は次の通り。
売上代金 -(成約手数料 + 振込手数料)= 振込額
ここでは、Creema で 4,000 円の作品が 4 回注文されたあとに振込申請をしたときの振込額の計算例をご紹介します。なお、このときの振込先口座は PayPay 銀行以外だったとします。
摘要 | 金額 |
売上代金 | 16,000円 |
成約手数料(11%) | - 1,760円 |
振込手数料(3万円未満 / PayPay 銀行以外) | - 176円 |
振込額 | 14,064円 |
振込は、振込申請をした月の翌月末にされます。
振込エラーがあると「組戻手数料 660円(税込)」「再振込手数料 300円(税込)」が発生するので注意しましょう。
売上の振込額の例2(スピード振込申請)
Creema の スピード振込手数料 は、振込対象金額の 3.56%(税込)です。スピード振込手数料の計算式は次の通り。
(売上代金 - 成約手数料)× 0.0356 = スピード振込手数料
※3.56% = 0.0356 小数点以下は切り捨て
スピード振込を希望したときの振込額の計算式は次の通り。
売上代金 -(成約手数料 + スピード振込手数料 + 振込手数料)= 振込額
ここでは、Creema で 2,400 円の作品が 7 回注文されたあとにスピード振込申請をしたときの振込額の計算例をご紹介します。なお、このときの振込先口座は PayPay 銀行だったとします。
摘要 | 金額 |
売上代金 | 16,800円 |
成約手数料(11%) | - 1,848円 |
スピード振込手数料(3.56%) | - 532円 |
振込手数料(PayPay 銀行) | - 55円 |
振込額 | 14,365円 |
振込は、振込申請をした日の翌営業日にされます。
スピード振込手数料の計算方法は次の通り。
(16,800円 - 1,848円)× 0.0356 = 532.2912 円
※3.56% = 0.0356
小数点以下は切り捨てとなるので、スピード振込手数料は 532 円です。
振込額の計算方法は次の通り。
16,800円 -(1,848円 + 532円 + 55円)= 14,365 円
他社の手数料との比較
ここからは、次の 3 社の手数料を、Creema と比較しながらご紹介していきます。
Creema の手数料は高いのかと気になっている方は比較してみてください。
minne との違い
minne は Creema に並ぶ国内最大級のハンドメイドマーケット。登録作家はアマチュアやセミプロが多く、購買層の年齢は Creema より若い印象。販売者も購入者も「ハンドメイド作品の売買がはじめて」という方が集まります。
minne と Creema の手数料の違いは次の表の通り。
手数料の種類 | Creema | minne |
出店料・出品料 | 無料 | 無料 |
販売手数料 成約手数料 |
作品・素材:商品金額の11%(税込) フード:決済総額の15.4%(税込) 中国版サイト:決済総額の21%(税込)+42円(税込) |
10.56%(税込)※ |
振込手数料 | 合計金額3万円未満:176円 合計金額3万円以上:275円 PayPay銀行は一律55円 |
一律220円 |
スピード振込手数料 | 振込対象金額の3.56%(税込) | 機能なし |
※作品価格+購入オプション価格+送料
フード以外のハンドメイド作品を売る場合の販売手数料は、minne が 10.56%(税込)であるのに対し、Creema は 11%(税込)となっています。minne の方が若干 安く設定されていますが、販売手数料の対象範囲には送料も含まれているため(Creema は含まれない)、実際の販売手数料は Creema の方が安くなるケースがあります。たとえば、「作品価格:3,000 円」「送料:300 円」の売上があったときの販売手数料は、minne が 348 円なのに対して、Creema は 330 円になります。
フードを販売する際の販売手数料は、minne と Creema では大きく異なります。minne は 10.56%(税込)なのに対して、Creema は 15.4%(税込)となっており、両社とも販売手数料の対象範囲には送料も含まれます。たとえば、「作品価格:4,000 円」「送料:500 円」の売上があったときの販売手数料は、minne が 475 円なのに対して、Creema は 693 円になります。
入金サイクルに関しては、Creema が「申請方式」であるのに対し、minne は「自動」。締め日の時点で売上代金の合計が 1,000 円以上になった場合に、自動的に振り込まれます。毎月の売上が少額だと振込手数料がその都度 発生してしまいます。Creema は申請方式なので、売上が少額だった場合に翌月以降に繰り越し、ある程度まとまった金額になってからの振込申請が可能です。また、PayPay 銀行を持っている方だと Creema の方が安くなります。
minne の手数料は コチラの記事 で詳しく解説しています。計算方法や手数料以外で発生するコストを知りたい方はぜひ目を通してください。
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minneの販売手数料と振込手数料はいくら?他社との比較も解説
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iichi との違い
iichi(イイチ)は、職人・工房・デザイナーといったプロが多く集まるハンドメイドマーケット。一人ひとりの技術レベルが高く、ハイクオリティな作品が数多く並びます。購買層は 30 代~ 50 代で、都市部に在住している本物志向を求める人、といった印象です。
Creema と iichi の手数料の違いは次の表の通り。
手数料の種類 | Creema | iichi |
出店料・出品料 | 無料 | 無料 |
成約手数料 | 作品・素材:商品金額の11%(税込) フード:決済総額の15.4%(税込) 中国版サイト:決済総額の21%(税込)+42円(税込) |
作品代金の20%(税込) |
振込手数料 | 合計金額3万円未満:176円 合計金額3万円以上:275円 PayPay銀行は一律55円 |
一律160円 PayPay銀行は55円 |
スピード振込手数料 | 振込対象金額の3.56%(税込) | 機能なし |
フード以外のハンドメイド作品を売る場合の成約手数料は、Creema が 11%(税込)であるのに対し、iichi は 20%(税込)。たとえば、「作品価格:5,000 円」の売上があったときの手数料は、Creema が 550 円なのに対して、iichi は 1,000 円になります。同じハンドメイド作品を売る場合でも、発生する手数料はおよそ 2 倍も違います。
一方で、フードを販売する際の成約手数料の差は縮まります。Creema は 決済総額の15.4%(税込)なのに対して、iichi は 作品代金の20%(税込)です。たとえば、「作品価格:3,000 円」「送料:800 円」の売上があったときの販売手数料は、Creema が 585 円なのに対して、iichi は 600 円になります。Creema は成約手数料の対象範囲に送料も含まれるため、送料が高くなりがちなフードカテゴリーを販売する際、手数料が高額になります。
BASE との違い
BASE(ベイス) は ASP 型のネットショップ作成サービス。ネットショップの作成から運営・管理までオールインワンでできるサービスを利用して、インターネット上に独立した店舗を構えて販売できます。
BASE は、月額無料の「スタンダードプラン」と、月額 19,980 円がかかる「グロースプラン」を提供しています。商品が売れたときの手数料は「決済手数料」と「サービス利用料」の 2 つで、プランによって掛け率が異なります。
Creema との手数料の違いは次の表の通り。
手数料の種類 | Creema | BASE スタンダード |
BASE グロース |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 0円 | 1 ヶ月払い:19,980円 12ヶ月一括払い:198,960円 |
成約手数料 決済手数料 / サービス利用料※1 |
作品・素材:商品金額の11%(税込) フード:決済総額の15.4%(税込) 中国版サイト:決済総額の21%(税込)+42円(税込) |
3.6% ~ + 40円 + 3% | 2.9% ~ |
振込手数料 | 合計金額3万円未満:176円 合計金額3万円以上:275円 PayPay銀行は一律55円 |
250円 | 250円 |
事務手数料 ※申請額2万円未満で発生 |
- | 500円 | 500円 |
スピード振込手数料 お急ぎ振込手数料 |
振込対象金額の3.56%(税込) | 振込申請金額の 1.5% | 振込申請金額の 1.5% |
※1 Amazon Pay と PayPal で決済された場合、スタンダードプランは 4.6% + 40円 + 3%、グロースプランは 3.9%
BASE の「スタンダードプラン」で商品が売れたときの手数料は、「3.6% ~ + 40円 + 3%」です。たとえば、「商品価格:6,000 円」「送料:500 円」の売上があったときの販売手数料は 469 円となります。Creema だと 660 円となるので、いかに BASE の手数料が安いかが分かるでしょう。
BASE は売上の振込を早める「お急ぎ振込」を提供しています。Creema の「スピード振込」と同様の機能です。振込を早めたときの手数料は BASE の方が安くなっています。また、BASE は通常振込のスピードも速く、振込申請をした日から 10 営業日(土日祝除く)に売上が振り込まれます。入金サイクルを重視している作家さんは、BASE の方が資金繰りに悩まされなくなるでしょう。
BASE の手数料は コチラの記事 で詳しく解説しています。計算方法や手数料以外で発生するコストを知りたい方はぜひ目を通してください。
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BASEで販売者が負担する手数料と運営費用まとめ
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Creema の手数料は高い?
販売サイト選びでもっとも気になる手数料といえば、「売れたときの手数料」ではないでしょうか。振込手数料などとは異なり、作品が売れるたびに売上から引かれるため、できるだけ安い方が利益を圧迫することがありません。
ここでは、Creema とよく比較されることの多い販売サイトのうち、作品が売れたときの手数料の違いをご紹介しています。
サイト名 | 作品が売れたときの手数料 | 作品価格3,000円、送料300円で 売ったときの手数料 |
Creema | 作品・素材:商品金額の11% フード:決済総額の15.4% 中国版サイトでの販売:決済総額の21%+42円 |
作品・素材:330円 フード:508円 中国版サイトでの販売:735円 |
minne | 10.56% ※作品価格+購入オプション価格+送料 |
348円 |
iichi | 作品代金の20% | 600円 |
BASE | 3.6% ~ + 40円 + 3% | 257円 |
上記の通り、手数料がもっとも安いのは、ネットショップの BASE です。「minne」「Creema」「iichi」のような集客力はないものの、ランニングコスト重視なら BASE がおすすめです。
ハンドメイドマーケットの中だと minne が最安の設定ですが、販売手数料の対象範囲に送料が含まれるため、送料次第では Creema よりも高くなることがあります。たとえば、「作品価格:3,000 円」「送料:300 円」の販売手数料は、minne が 348 円、Creema が 330 円です。つまり、実質の最安値は Creema ということになります。
フードを売る場合だと事情が変わります。Creema は手数料の対象範囲に送料が含まれるため、送料次第では iichi と同じくらいの手数料になることがあります。minne はフードの手数料も 10.56% なので、手数料を抑えたいなら minne がおすすめです。
このように、販売する場所や商品カテゴリーによって手数料が大きく変わります。同時に、客層や集客力などにも大きな違いがあります。どんなに手数料が安くても、自分のスタンスに合っていない、自分のターゲットとしている人がいないのであれば、そのサイトで売る意味はありません。販売手数料だけで良し悪しを判断するのではなく、「自分のスタンスに合っているか」「ターゲットとする人がそこにいるか」といった基準で販売サイトを選ぶようにしましょう。
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人気ハンドメイドマーケット「minne」「Creema」「iichi」違いを徹底比較
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まとめ
Creema は、登録や出品が無料のハンドメイドマーケットです。手数料がかかるのは、ハンドメイド作品が売れたときの「成約手数料」と、売上を振り込んでもらうときの「振込手数料」だけ。
成約手数料に関しては、作品のカテゴリーによって掛け率と対象範囲(送料を含めるか否か)が変わります。振込手数料に関しては、振込額や銀行の種類によって変わります。また、振込時に「スピード振込」を希望したり、振込エラーとなった場合は、別途 手数料がかかります。
各手数料の発生するタイミングと費用を、以下の表にまとめました。
手数料の種類 | 発生するタイミング | 手数料 |
成約手数料 | 作品が売れたとき | 作品・素材:商品金額の11% フード:決済総額の15.4% 中国版サイト:決済総額の21%+一取引あたり42円 |
振込手数料 | 「振込申請」をしたとき | 合計金額3万円未満:176円 合計金額3万円以上:275円 PayPay銀行は一律55円 |
スピード振込手数料 | 入金を早めてほしいとき | 振込対象金額の3.56% |
組戻手数料 再振込手数料 |
振込エラーが発生したとき | 組戻手数料:660円 再振込手数料:300円 |
※すべて税込価格
Creema に出店するなら、これらの手数料がかかることを覚えておきましょう。
ハンドメイド売るなら「BASE」
ハンドメイド作品を売るなら
開設実績 6 年連続 No.1 の「BASE」。
売れたときの手数料は Creema の半分。
スピード振込の手数料も半分以下。
利益を圧迫しないから長く続けられる!