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【計算例あり】minneの販売手数料と振込手数料、購入手数料はいくら?

2019-05-28

【計算例あり】minneの販売手数料と振込手数料、購入手数料はいくら?
ハンドメイド作家

ハンドメイドノート

6年目ハンドメイド作家|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|2017年からブログ「ハンドメイドノート」で作家の心得や売り方のコツを継続発信|プロフィール

ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」でかかる手数料について、購入者が作品の購入時に支払う手数料と、出品者(ハンドメイド作家)が作品の販売にかかる手数料にわけてまとめてみました。

購入については手数料はかかりませんが、支払い方法によっては「決済手数料」がかかるものがあります。

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出品については無料でできます。手数料が発生するのは、ハンドメイド作品が売れたときの「販売手数料」と、売上金を振り込んでもらうときの「振込手数料」です。

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この記事では、minneでは具体的にどのくらいの手数料がかかるのかについて詳しく解説していきます。特に販売手数料については計算がややこしいので、計算例とともにわかりやすくご紹介していきます。

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動画解説

minneで出品者が負担する販売手数料と振込手数料については、動画でもわかりやすく解説しています。ハンドメイド作家さんは、本記事を読む前にぜひご覧ください。

登録料・月額料金は無料

minneでは会員登録ができます。この会員登録は無料です。

購入者は会員登録は必須ではありません。会員登録をしなくても購入はできます。ただし、非会員は一部の決済方法が使えなくなります。会員登録をすることで、minne側から割引クーポンが送られるなどのメリットもあるので、購入時には会員登録をおすすめします。

出品者は会員登録が必須です。出品者側は初期費用や月額料金なども気になるところですが、minneでは一切かかりません。手数料がかかるのは、作品が「売れたとき」と、売上を「振り込むとき」だけ。出店や出品に対して費用は一切かからないので、売れるまでは無料で運営できます。

購入するときにかかる手数料

販売者と購入者とminneの関係図

購入手数料はかからない

minneで作品を購入するとき、作家やサイトに対して支払う購入手数料はありません。購入時にかかる手数料は、決済手数料のみです。この決済手数料も、支払い方法によっては無料となるものもあります。

決済の種類と各手数料

minneではさまざまな決済方法が用意されています。決済方法によって手数料が異なるので下図にまとめました。

支払い方法 会員登録 手数料
クレジットカード 不要 無料
d払い 165円
auかんたん決済 165円
Apple Pay 無料
Google Pay 無料
Amazon Pay 無料
後払い決済 必須 330円
コンビニ払い 220円
ゆうちょ振替 金融機関に支払う
振込手数料等
銀行振込 金融機関に支払う
振込手数料等

※支払い方法をタップでminneヘルプにジャンプ

クレジットカード払いやApple Pay・Google Payといったモバイル決済サービス、Amazon Payは手数料無料となっています。手数料を支払うのはもったいないので、ぜひ決済手数料がかからない支払い方法を選択しましょう。

キャンセルに手数料はかかる?

minneでは、作品が発送前で、販売者と購入者の双方がキャンセルに同意している場合、注文のキャンセルが可能です。このキャンセルに対しての「キャンセル手数料」はかかりません。

なお、クレジットカードなど注文確定と同時に決済が完了する支払い方法の場合は、注文のキャンセル処理が行われると決済もキャンセルされるので、minneからは返金がありません。

minneから返金作業が発生する支払い方法で、キャンセル理由が購入者都合であった場合は、「決済手数料」と「返金時の振込手数料」を差し引いた金額の返金となります。

売れたときにかかる販売手数料

販売者と購入者とminneの関係図

販売手数料は10.56%

minneでは、出品中のハンドメイド作品が売れたときに「販売手数料」がかかります。

販売手数料は税抜9.60%(税込10.56%)で、小数点以下は切捨てとなります。どんなに売れている人からも、あまり売れていない人からも、一律で税込10.56%の販売手数料がかかります。

販売手数料の支払いは、出品中の作品が売れると自動的に売り上げの一部から引かれる仕組みです。

対象は送料を含む

作品とオプションと送料

minneの場合、販売手数料の対象は「作品」と「購入オプション」に加えて「送料」も含まれます。

つまり、作品価格+購入オプション価格+送料の10.56%(税込)が販売手数料として発生することになります。

ちなみに、2019年まで販売手数料は作品価格+オプション価格の税込11%でした。2020年からは作品価格+オプション価格+送料の税込10.56%に変わりました。

同じハンドメイドマーケットである「Creema(クリーマ)」は、「作品」と「購入オプション」に対して販売手数料が発生し、送料は含まれません。ここがCreemaとminneの大きな違いです。

関連記事Creema出品者が負担する販売手数料と振込手数料はいくら?

手数料の確認方法

minneの手数料の確認方法

売上確認>入金を確認する

ブラウザ版では、minne会員ページにある「売上確認」より「入金を確認する」から販売手数料を確認できます。

入金一覧のページでは、入金済の売上金の内訳を確認できます。「手数料」に表示されている金額は「販売手数料+振込手数料(220円)」となっています。

もし、ここに表示されている手数料の計算があわないときは、

  • 1ヵ月の売上金合計に対して手数料を計算していないか?(作品ごとに計算する)
  • 四捨五入していないか?(小数点以下は切捨て)

などを確認してみてください。

販売手数料の計算例

ここからは、minneで売り上げがあった場合に、実際にいくらの販売手数料が引かれるのか?具体例とともにご紹介していきます。

例1:作品価格1,200円、送料無料

作品価格1,200円で購入オプションはなし、送料が0円(販売者が負担)だったときの販売手数料は次の表の通り。

作品価格 1,200円
購入オプション価格 0円
送料 0円
注文合計 1,200円
販売手数料 126円

計算式は、1200×0.1056=126.72となります。小数点以下は切り捨てとなるため、このときの販売手数料は126円となります。

例2:作品価格1,400円、オプション200円、送料120円

作品価格1,400円で購入オプションとして200円の追加があり、送料が120円だったときの販売手数料は次の表の通り。

作品価格 1,400円
購入オプション価格 200円
送料 120円
注文合計 1,720円
販売手数料 181円

計算式は、(1400+200+120)×0.1056=181.632となります。小数点以下は切り捨てとなるため、このときの販売手数料は181円となります。

例3:作品価格2,100円、オプション200円、送料198円の注文が3回

作品価格2,100円で購入オプションとして200円の追加があり、送料が198円だったときの販売手数料は次の表の通り。

作品価格 2,100円
購入オプション価格 200円
送料 198円
注文合計 2,498円
販売手数料 263円

1回の注文に対しての販売手数料の計算式は、(2100+200+198)×0.1056=263.7888となります。小数点以下は切り捨てとなるため、このときの販売手数料は263円となります。

この注文が月に3回あったとき、販売手数料の計算は、263×3=789円です。

ここで、よくある間違いを例としてご紹介します。

1回の注文金額が2498円でこの注文が3回あったとき、2498×0.1056×3=791.3664と計算するのは間違いです。

販売手数料は、1ヵ月の売上金合計に対してではなく、注文ごとに計算してください。端数は切り捨てて計算するため、1ヵ月の売上金合計に対して計算すると誤差が生じます。

振り込むときにかかる振込手数料

minneと振込のイメージ

振込手数料は220円

作品の売上はminneに預けています。この売り上げを自分の銀行に振り込んでもらうとき、振込手数料が発生します。

手数料は振込1回につき220円がかかります。1つの作品が売れるごとに220円が発生するのではなく、1回の振込につき振込手数料220円がかかります。

振込手数料の計算式は、前月繰越金+売上-立替送料ー販売手数料-振込手数料です(※立替送料とは、ネコポス・宅急便コンパクトの配送料金)。

売上は繰り越せる?

振込は、1ヵ月の売上が1,000円を超えると、登録した口座に自動で支払われます。1ヵ月の売上が1,000円に満たない場合は、翌月、翌々月と繰り越されます。

なお、手動での繰り越しはできません。1,000円未満の売上だと自動で繰り越しとなりますが、1,000円以上の売上があるときの繰り越しはできません。minneでは、1カ月の売上金が1,000円以上あると、自動的に翌月末に振り込まれてしまい、振込の都度、振込手数料が引かれてしまうシステムなのです。

ちなみに、Creemaでは自分が振込申請したタイミングで振込ができるシステムとなっています。

【比較】minneの手数料は高い?

ここまで、minneの販売手数料や振込手数料について詳しく解説してきました。

では、他のサービスと比べてminneの手数料は高いのでしょうか?

以下の表に他サービスとの比較をまとめたので、ご参考にしてください。

サービス名 月額 販売手数料 振込手数料
BASE 無料 3.6%+40円+3% 2万未満:750円
2万以上:250円
STORES※ 無料/有料2,178円 無料5%/有料3.6% 1万未満:550円
1万以上:275円
メルカリShops 無料 10% 一律200円
minne 無料 10.56% 一律220円
Creema 無料 11% 3万未満:176円
3万以上:275円
PayPay銀行55円
iichi 無料 20% 3万未満:176円
3万以上:275円
マルシェル※ 無料/有料524円 無料5.5%/有料3.85% 一律160円
PayPay銀行55円

※STORES、マルシェルについては無料・有料プランがあります。

BASEとの比較

  • minneの販売手数料:10.56%
  • BASEの販売手数料:3.6%+40円+3%

ネットショップはハンドメイドマーケットに比べて手数料が安く設定されています。ネットショップの中でももっとも人気のサービス「BASE(ベイス)」と比べてみると、minneの手数料は高く感じるかと思います。

関連記事「minne」「BASE」ハンドメイド売るならどっちがおすすめ?

BASEは自分で集客しなければなりませんが、手数料が安く、Instagramショッピングなど豊富な機能も使えます。運用コストや機能性を重視するなら、BASEでの出店も検討してみてください。

Creemaとの比較

  • minneの販売手数料:10.56%
  • Creemaの販売手数料:11%

minneの競合である「Creema(ミンネ)」は、販売手数料が11%(税込)となっています。一見するとCreemaの方がわずかに高く感じますが、Creemaの販売手数料には送料が含まれません。そのため、作品価格や送料によってはCreemaの方が安くなることもあります。

また、Creemaは振込先をPayPay銀行宛にすれば振込手数料を55円に抑えることもできます。興味のある方はCreemaへの出店も視野に入れてみると良いでしょう。

関連記事minneとCreemaの手数料の違いは?損するのはどっち?

まとめ

minneで購入者に対してかかる手数料は、決済手数料のみです。決済手数料は次の通り。

支払い方法 会員登録 手数料
クレジットカード 不要 無料
d払い 165円
auかんたん決済 165円
Apple Pay 無料
Google Pay 無料
Amazon Pay 無料
後払い決済 必須 330円
コンビニ払い 220円
ゆうちょ振替 金融機関に支払う
振込手数料等
銀行振込 金融機関に支払う
振込手数料等

※支払い方法をタップでminneヘルプにジャンプ

minneで販売者に対してかかる手数料は、

  • 販売手数料:10.56%
  • 振込手数料:220円

です。

販売手数料の計算式は、(作品価格+購入オプション価格+送料)×0.1056 です。

販売手数料や振込手数料は出店するサイトによって異なります。「手数料がちょっと高いな」と感じたら、ほかのサイトと比較してみてくださいね。

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