ネットショップでハンドメイド作品を制作し、販売しているのであれば、お客様からの信用がとても重要。
なぜなら、ネットでは販売者の顔が見えず、信用されにくいからです。
では、どのようにしてお客様からの信用を得ることができるのでしょうか?その手掛かりとなるのが「ウインザー効果」。
この記事では、ウインザー効果という心理学を用いてお客様から信用を得る方法をご紹介します。
【関連記事】
「ウインザー効果」とは?
概要
人は、第三者からの情報をもっとも信用します。この心理傾向を「ウインザー効果」と呼びます。
ウインザーとは小説「伯爵夫人はスパイ」の登場人物で、彼女が「第三者の褒め言葉がどんなときにも一番効果がある」と言ったことから、この名が付けられました。
例
たとえば、お店が「ウチの店は良いよ!」と言ったり、起業が「ウチの商品は最高だよ!」と言っても、あまり信ぴょう性がありませんよね。誰も信じませんし、むしろ疑います。
ですが、お店や企業とまったく関わりのない第三者が「このお店は良かったよ」「この商品は最高だったよ」と言えば、それを聞いた人は信じます。
これが、ウインザー効果です。
お店のホームページの情報より、食べログなど口コミサイトの情報を信じるのは、この心理が働いているからです。
ハンドメイド販売への応用
応用方法
ハンドメイド販売においては、作品に興味を持ってくれたお客様に対して、購入者の口コミやレビューを見せるといった応用ができます。
本人ではなく、第三者から「対応が良かった」「梱包が丁寧だった」などの情報がたくさん掲載されていれば、お客様はあなたを信用し、購入に至ります。
それは、「丁寧に対応します」「かわいく梱包します」と自己アピールするよりも遥かに効果的です。
もっとも、minneやCreemaなどのハンドメイド販売サイトではレビュー表示機能が標準装備されているので、販売者は高評価レビューを獲得する工夫が必要です。
ご自身でブログやショッピングサイトを運営しているのなら、「お客様からの声」を掲載しているページを設けて見せると効果的です。
ポイント
お客様から口コミやレビューがあったら、なるべくそのレビューに対して返信をします。
購入したお客様はもちろん、購入を検討しているお客様も、レビューとその返信はチェックしています。レビューに対して返信をしておくと、「この作家さんは真摯に対応してくれる」と好印象を与えられます。
たとえそれが低評価レビューだとしても、結果的に、お客様の信用を得られます。
まとめ
人は、第三者からの情報をもっとも信用します。この心理傾向を「ウインザー効果」と呼びます。
ハンドメイド作品の販売においては、実際にハンドメイド作品を買ってもらったお客様からの口コミやレビューなどを表示することで、ウインザー効果を発揮できます。
ハンドメイド販売サイトではすでに口コミやレビューを表示する機能が備わっているので、私たち販売者は高評価を得られるよう努力しましょう。
お客様からの評価がたくさん集まれば、作家としての信用度がアップしますよ。
【あわせて読みたい】