今回は、「ハンドメイドマーケットの費用」についてご紹介します。ハンドメイドマーケットとは、ハンドメイド作品を販売できるサイトのこと。有名なサイトだとminneが挙げられます。
結論から言うと、ハンドメイドマーケットは無料ではありません。出品するための作品づくりには「材料費」や「人件費」が掛かっていますし、作品が売れたら「販売手数料」が、売上を振り込むときに「振込手数料」が発生します。これらの費用を作品価格に反映して販売しないと、赤字になってしまいます。
ここでは、ハンドメイドマーケットの運営にかかわる費用をご紹介します。出品を考えている方は、どのくらいの費用が掛かるのかを把握しておきましょう。
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ハンドメイドマーケットの運営費
まず、ハンドメイドマーケットの運営費についてご紹介します。
「販売手数料」が掛かる
ほとんどのハンドメイドマーケットは無料で出品ができるようになっています。『ハンドメイド販売サイトの比較』の記事でご紹介した「minne」「Creema」「iichi」も初期費用は0円です。
ただ、すべて無料で運営できるわけではありません。
無料なのは登録費用や月額料金だけで、作品が売れるごとに「販売手数料(成約手数料)」が発生します。
振込手数料も掛かる
これとは別に、「振込手数料」もかかります。
売上はハンドメイドマーケット側に預けており、この売り上げを振り込んでもらうときに「振込手数料」が発生します。
さまざまな費用が掛かりますが、これらの費用は作品が売れたときにだけ発生します。「とりあえずハンドメイド販売をはじめてみたい」という初心者にとってはハードルが低いと言えるでしょう。
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作品販売で必要になる費用
次に、作品販売で必要になる費用についてご紹介します。
ハンドメイドマーケットで販売するには、販売手数料や振込手数料以外にもさまざまな費用が発生します。
費用の例
たとえば、
- 交通費や手数料などの仕入れ代
- 材料費や人件費などの制作費
- 梱包資材費
- 配送費
- 納品書やショップカード作成の印刷代
などが掛かります。
このほか、宣伝をするなら「広告費」が、撮影モデルを依頼するなら「モデル料」が発生します。破損時の返品にかかった費用もあるでしょう。
必要な費用を忘れて価格を適当に設定してしまうと、いざハンドメイド販売をはじめてみたら大赤字になるかもしれません。仕事を続けていくうえで、どれだけのお金が入ったり出ていったりしていくかを具体的な数字で把握しておくことは大切です。
何にいくら使うのか?は、製作する作品によって異なります。あらかじめ必要な費用をすべて書き出しておき、販売価格に反映するようにしましょう。
まとめ
ハンドメイドマーケットの運営費は、
- 初期費用:無料
- 作品が売れたとき:販売手数料
- 売上を振り込むとき:振込手数料
があります。
作品販売で必要になる費用は、梱包資材費や材料費などがあります。目に見えない「人件費」も掛かっています。
作品を販売する際は、これらの費用を価格に反映し、適正価格で売りましょう。
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