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100均の材料だけでハンドメイド作品の値札シールを作る方法

100均の材料だけでハンドメイド作品の値札シールを作る方法

ハンドメイドイベントやフリーマーケットで作品を販売するときに、大量の「値札」が必要になります。値札は、シール状の小型ラベルに金額を手書きしていくだけでも作れますが、1 枚ずつ手で書いていくのはかなりの負担ですし、文字が汚いと見栄えも悪くなってしまいます。

そこでこの記事では、100均のお名前スタンプをつかって、金額がキレイに印字された値札シールを機械的につくる方法をご紹介します。スタンプをポンポン捺すだけで金額が印字できるので、手書きよりも圧倒的に作業が捗ります。「販売準備の手間を少しでも減らしたい」とお考えのハンドメイド作家さんはぜひご参考に。

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100均でそろえる物

値札シール作成に必要な道具の一覧

値札シールを作成するために必要な物は次の 3 点。

  1. タックシール
  2. お名前スタンプ
  3. スタンプ台

すべて100均で手に入るので、材料費は総額で 300 円~となっています。

それぞれ、どういった道具を選ぶべきかを説明していきます。

1. タックシール

100均のタックシール

タックシールとは、裏面がシールになった小型のラベルが複数 並んだ状態になっている用紙のこと。このシールに お名前スタンプ で金額を印字していきます。

100均のタックシールにも、さまざまな大きさや粘着特性のものがあります。大きさに関しては、ハンドメイド作品に貼ったときに値札が目立たないサイズ感のものを選びましょう。おすすめは、1 片のサイズが 8mm × 20mm のタックシールです。粘着特性に関しては、「キレイにはがせるタイプ」がおすすめです。粘着力が強いタイプだと、準備段階で貼り間違えてしまったり、プレゼント用に買うお客様が値札を取りたいときに困ります。なるべく、はがしたときに貼り跡が目立たないタックシールを選びましょう。

2. お名前スタンプ

100均のお名前スタンプ

お名前スタンプとは、文字が印字されたスタンプのこと。ひらがなやアルファベット、数字などが印字されたゴムシートの中から好きな文字を選び、その文字ゴムをスタンプホルダーにセットし、インクにつけて捺すことで、文字がきれいに印字されます。手書きによる記名の負担を軽減できる便利なアイテムで、主に子どもの入園・入学準備で活躍します。

値札シール作成では、ハンドメイド作品の金額を印字するために使用します。そのため、100均でお名前スタンプを探すときは、ゴムシートに使いたい数字や記号があるかを必ず確認すること。金額の印字では、数字の「0(ゼロ)」をよく使うので、少なくとも 2 つあるゴムシートを探しましょう。使いたい数字の種類が 1 枚では足りない場合、同じゴムシートを複数 購入する必要があります。ちなみに、「¥(円)」マークのゴムシートも稀にあります。金額の先頭に「¥(円)」を印字したい場合は探してみましょう。

サイズ選びも大事です。文字ゴムが大きすぎると、タックシール からはみ出してしまうからです。自分のハンドメイド作品の金額から使いたい文字ゴムの個数を判断し、文字ゴムを捺したときに、タックシールからはみ出さないような大きさのものを選びましょう。たとえば、1,500円なら 4 桁なので、文字ゴムは 4 つ使います。文字ゴムを 4 つ連結させたときの長さと、タックシールの大きさを見比べて、はみ出さないかどうかをチェックします。

また、お名前スタンプが「ゴムシート」と「スタンプホルダー」のセットで売られているかも重要です。100均では、セットで売られているものと、別売りされているものがあります。セット売りの方がお得ではありますが、使いたい数字がなかったり、適したサイズでないことがあります。この場合、セット売りにこだわらず、「ゴムシート」と「スタンプホルダー」をそれぞれ買いましょう。

3. スタンプ台

100均のスタンプ台

スタンプ台は、お名前スタンプ にインクをつけるために必要です。インクをつけたお名前スタンプを タックシール に捺すことで、値札シールが完成します。

スタンプ台にもさまざまな色、大きさのものがあります。インクの色は、金額の見やすい「黒」を選ぶのが基本です。大きさに関しては、お名前スタンプのサイズよりも大きいものを選びます。

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値札シールの作り方

値札シールは、文字ゴムをスタンプホルダーにセットし、インクをつけ、タックシールに捺せば完成です。ここでは、具体的な手順をご紹介していきます。

お名前スタンプをセットしよう

まずは、文字ゴムをスタンプホルダーにセットしていきます。

カットしたお名前スタンプのゴムシート

ハサミを使って、必要な文字をゴムシートから切り離します。

カットしたお名前スタンプのゴムシート

今回は 1,500 円のアクセサリーの値札をつくりたかったので、「1」「5」「0」「0」の文字ゴムを切り離しました。

文字ゴムをセットしたスタンプホルダー

文字の向きを確認し、文字ゴムをスタンプホルダーの右端から一文字ずつはめ込みます。右端の文字が、先頭の数字(金額の頭)になります。

これで、お名前スタンプのセットは完了です。

タックシールに捺してみよう

続いて、セットしたお名前スタンプにインクをつけ、タックシールに捺していきます。

お名前スタンプにインクをつける様子

スタンプ台のフタを開け、スタンプパッドにお名前スタンプを軽く押しあててインクをつけます。このとき、強く押しあてるとインクが付きすぎてしまい、文字がつぶれてしまうので力加減に注意しましょう。

インクをつけたお名前スタンプをタックシールに捺す様子

タックシールの 1 片の中央にくるように、お名前スタンプを捺します。捺すときにも注意が必要で、力が弱すぎると かすれてしまい、逆に強すぎると文字がつぶれてしまいます。また、捺したときの角度が少し傾くと見栄えが悪いので、なるべく水平になるように捺しましょう。

インクをつけたお名前スタンプをタックシールに捺す様子

タックシールにお名前スタンプを捺したら、値札シールの完成です。

金額を印字したタックシール

同じ要領で、すべてのラベルにお名前スタンプを捺していきましょう。

100均の材料だけでハンドメイド作品の値札シールを作る方法

完成した値札シールをアクセサリー台紙に貼ると、上画像のようになります。アクセサリー台紙の作り方は コチラの記事 でご紹介しているので、ピアスやイヤリングを販売する作家さんはぜひ自作してみてください。

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値札シールを作った感想

100均の材料で値札シールをつくってみての感想をご紹介します。これから値札シールを作成する方はご参考にしてください。

量産できるので便利

金額を印字したタックシール

値札は、タックシールに手書きをするのでも構いませんが、1 枚ずつ書くのは手が疲れますし、文字がきれいに書けないと見栄えが悪くなります。お名前スタンプを使えば、スタンプホルダーにセットして捺すだけで金額の印字ができるので、機械的に値札シールを量産できるようになります。文字も印字されたキレイで見やすいものになります。

そろえる材料も少なく、すべて100均で手に入るのも便利です。

使いたいスタンプを探すのが大変

100均のお名前スタンプ

100均で値札シール作成に必要なものをそろえている段階で大変だと感じたのが、使いたいスタンプを探す作業です。金額の印字では、数字の「0(ゼロ)」をよく使うので、少なくとも 2 つあるゴムシートを探す必要があります。そのうえで、タックシールの大きさに収まるゴムシートを探す必要があったので、この条件を満たすお名前スタンプを探すのに苦労しました。

キレイに押せないことが多い

お名前スタンプをタックシールに捺すときに、インクのつけ過ぎで文字がつぶれてしまったり、捺す力が弱くてかすれてしまうことが何度かありました。

また、捺したときに角度が傾いてしまい、バランスが悪くなってしまうことがありました。この力加減が難しかったり、キレイに捺すために集中しなければならなかったりと、作業自体は単純ですが、意外と神経を使わなければならないと感じました。

値札シールはプリンターでも作れます。プリンターなら設定するだけで大量に印刷ができ、印字ミスもほとんどありません。プリンターで値札シールを作る方法は コチラの記事 でご紹介しているので、お名前スタンプでつくるのが大変だと感じた方はチャレンジしてみてください。

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まとめ

値札は、手書きだと作品が安っぽく見えたり、作品の世界観を壊してしまったりします。それに、準備で忙しい中、1 枚ずつ書いていくのは大変だと思います。

お名前スタンプを使えば、キレイに印字された値札シールを機械的に生産できます。キレイに捺すにはそれなりの集中力が求められますが、1 枚ずつ金額を手書きするより負担が少なく、見栄えも良くなります。

値札を用意する作業時間と負担が大幅に短縮できますので、ハンドメイドイベントやフリーマーケットで値札をたくさん用意する作家さんは、この記事を参考に、ぜひ自作にチャレンジしてみてくださいね。

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現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

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