ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」の販売手数料と売上振込手数料が、2020年1月より改定されました。
販売手数料は改定前の10%(税抜)から送料を含めた9.6%(税抜)に、売上振込手数料は改定前の税込み175円から220円に変更されました。
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minneの販売手数料と振込手数料はいくら?他社との比較も解説
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販売手数料の変更
minneの販売手数料は、2020年1月1日(水)の発送完了分から
- 料率
- 対象範囲
の2点が変わりました。
料率が9.6%に
minneの販売手数料の料率の変更点は次の通り。
改定前 | 改定後 |
10%(税抜) | 9.60%(税抜) |
改定前は税抜10%、税込みで11%(消費税10%で計算)でしたが、改定後に税抜9.6%、税込みで10.56%(消費税10%で計算)に変わりました。
小数点第二位以下は切り捨てか?運営に確認中です(回答がありました)。ただ、9.60%とわざわざ小数点第二位まで書いてあるので、切り捨てではなくそのまま10.56%だと思います。運営から回答が来たら、追記します。
【追記】小数点第二位以下は切り捨てか?運営に確認したところ、以下のように回答がありました。
お問い合わせの件に関しまして、改定後の販売手数料の割合は
【作品代金+購入オプション+送料】から【10.56%(税込み)】となります。上記ご参照いただければ幸いです。
なお、この度の販売手数料の改定につきましては、
今後の「minne」のサービス向上と適切なサービス提供を目的としております。そのため、販売手数料の料率を引き下げ、対象範囲を調整させていただくことで
適正な販売手数料へと改定いたしました。
販売手数料は、税込だと10.56%となるとのことです。
対象範囲が送料込みに
minneの販売手数料の対象範囲の変更点は次の通り。
改定前 | 改定後 |
作品価格+オプション価格 | 作品価格+オプション価格+送料 |
改定前は「作品価格+オプション価格」でしたが、改定後に「作品価格+オプション価格+送料」に変わりました。
なんと、送料にまで販売手数料をのせる、と言うのです。意味が分かりません。
改定前後の販売手数料の違い
改定前と改定後では、どれくらい変わったのか?違いを比較します。
たとえば、2,000円のハンドメイドアクセサリーをネコポス(全国一律で税込315円)で送るとします。
項目 | 改定前 | 改定後 |
本体価格 | 2000円 | 2000円 |
送料 | 315円 | 315円 |
販売手数料の対象範囲 | 2000円 | 2315円 |
販売手数料 | 220円(11%) | 244円(10.56%) |
利益 | 1780円 | 1756円 |
改定前は、本体価格2,000円に販売手数料11%(税込)がかかっていたため、販売手数料は220円でした。
改定後は、本体価格2,000円とネコポスの送料315円の合計2,315円に販売手数料10.56%(税込)がかかるため、販売手数料は244円となります。(正確には244.464円ですが小数点以下切捨て)。
つまり、2,000円のハンドメイドアクセサリーをネコポス(全国一律で税込315円)で送る場合は、改定後に販売手数料を多く取られます。
振込手数料の変更
minneの振込手数料は、2020年1月31日(金)の売上振込分から220円に値上げしました。
改定前 | 改定後 |
175円(税込) | 220円(税込) |
なんと、45円も値上げするとのことです。
いままで、他のハンドメイドマーケットに比べると、minneの振込手数料は安い方でした。たとえば、Creemaやiichiの振込手数料は3万円未満で176円、3万円以上で275円でした。
それが、今回の値上げにより他とあまり変わらない、場合によっては高くなる可能性が出てきました。残念です。
まとめ
minneの販売手数料と売上振込手数料が、2020年1月より改定されました。
販売手数料は10%から9.6%に引き下げられるので喜んでいましたが、対象が送料も含まれるので、結局は値上げです。ぬか喜びでした。振込手数料も値上げです。
2019年10月の消費税増税で各種手数料が上がったばかりなのに、残念なお知らせとなりました。
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