オーブンを使用しないで、自然乾燥だけで本格的なアクセサリーが作れる「石塑(石紛)粘土」。
この記事では、石塑粘土の基本的な使い方を詳しく解説します。
「石塑粘土(せきそねんど)」とは?
石塑粘土(読み方:せきそねんど)とは、石の粉からできている粘土のこと。やわらかいので成形しやすく、乾燥させた後に削ることも可能。
着色方法には、アクリル絵の具や油性ペンなどがあります。軽量で乾燥後は強度があるので、アクセサリー作りにもピッタリ。
制作途中に粘土の粉(小麦のような粉)が手に付きますが、ベタつくことはなく、水ですぐに洗い流れます。
石塑粘土と石粉粘土の違い
石塑粘土を探しているときに、「石粉粘土(せきふんねんど)」という表記の粘土を見かけることがあると思います。セリアなど、100円ショップでも見かけますね。
これはメーカーの表記の違いで、ほとんど成分・用途は同じです。
ちなみに、似たような粘土に「樹脂粘土」があります。樹脂粘土は、どちらかというと、粘土同士をくっつけるのに向いているので、ミニチュア制作などで使う粘土です。石塑粘土よりも強度はありません。
石塑粘土の基本的な使い方
では、石塑粘土はどうやって使うのか?カンタンに解説します。
アクセサリーの作り方
石塑粘土でアクセサリーを作る流れは次の通り。
- 石塑粘土を伸ばす
- 好きな形に切る
- 色とニスを塗る
- アクセサリーパーツを付ける
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石塑粘土を使った手作りアクセサリーの作り方【完全ガイド】
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乾燥時間の目安は?
石塑粘土の乾燥時間の目安は、季節によって変化します。
乾燥した冬の室内であれば約2日、夏場なら3日ほどかかります。
乾燥時間を短縮するためにドライヤーを使うと、ひび割れてしまうので注意。自然乾燥でゆっくりと乾かしましょう。
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石塑粘土の乾燥時間は?固まるまでの時間と乾燥のコツ
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着色方法は?
石塑粘土を乾燥させたら、色付けをします。着色方法はさまざまあります。
一般的には、アクリル絵の具を使用します。アクリル絵の具は乾きやすく、耐水性もあり、石塑粘土との相性もバツグン。
アクリル絵の具がなければ、ポスターマーカーや油性ペンでもOK。はじめはご家庭であるもので試してみてくださいね。
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石塑粘土の色の塗り方のバリュエーション~基本の3つの着色方法
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保存方法
石塑粘土は、空気に触れると硬くなってしまいます。余った粘土は放置せずに、密閉して保管しましょう。
密閉方法は、石塑粘土の袋ごとラップでくるくると巻きます。空気がなるべく入らないように包むのがポイント。
可能であれば、さらにジッパー付きの密閉袋に入れて保管すると良いです。袋に入れると保管もしやすくて便利ですよ。
石塑粘土が売っている場所は?
石塑粘土は、「ユザワヤ」「世界堂」などの大型の手芸専門店などで手に入ります。私はよく「ユザワヤ」に足を運びます。他の手芸用品も豊富にあるので、用事がなくても楽しいですよ。
100円ショップでも売っている?
石塑粘土は、100円ショップでも売っています。セリアで「石粉粘土」という表記で売っているのを見かけました。
はじめてなら、100円ショップの石紛粘土で制作してみるのも良いでしょう。
おすすめの石塑粘土は?
ネットや手芸専門店で石塑粘土を探してみると、意外に種類があって迷う方も多いかと思います。
「ラドール」にも「プルミエ」や「プレミックス」などの種類がありますが、ピンク色のパッケージがおすすめ。
スタンダードなタイプなので、石塑粘土を置いてあるお店ならほとんど目にするでしょう。繊維質できめ細やか、伸びも良いので、初心者でも扱いやすい石塑粘土ですよ。
まとめ
石塑粘土は、石の粉からできている粘土です。軽くて乾燥すると強度が増すので、アクセサリー作りにも適しています。
扱いやすい粘土なので、「親子で何か作りたい」「手作りのアクセサリーを作りたい」と考えているなら、ぜひ、挑戦してみてください。
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