商品は、太陽光 = 自然光 で撮影するだけで高画質になり、商品の色やディテールが美しくなります。
だからと言って、「自然光を利用すれば、どんな撮り方をしても自然とキレイに写る」というわけでもありません。太陽の光は、天候や時間帯によって光量や色味が変わるため、なんとなく光をあてただけでは微妙な仕上がりの写真になってしまうことがあるからです。
この記事では、自然光を最大限に活かして魅力的な商品写真を撮るための、光の性質、光のあて方など、光のコントロール方法(= ライティング)について解説しています。光のコントロール方法を学ぶことで、イメージ通りの商品写真を撮影する力が身につきます。
撮影に適した天気や時間帯、撮影のセッティング手順についても詳しくご紹介していますので、ぜひこの記事を参考にしながら、自然光での撮影にチャレンジしてみてください。
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なぜ、自然光で撮るべきなの?
自然光は、商品の本来の色味を引き立ててくれるため、自然な印象の写真が撮れます。機材も最小限で済むので、コストがかからず、セッティングに悩むこともありません。
「室内灯」は悪影響が多い
商品を撮影する際、商品がきちんと見えるように「光」を照射する必要があります。光の照射方法には、撮影用の「照明機材」を使う方法と、「自然光(太陽の光)」を利用する方法の大きく2つに分けられますが、いずれの方法も室内灯を消して撮影します。
撮影時に室内灯を消す理由は、「色かぶり」を避けるため。色かぶりとは、写真の色味が本来とは異なって見えてしまう現象のこと。
たとえば、室内灯が電球色だと商品が黄色味を帯びて写ってしまい、本来の色が伝わりにくくなっていますよね。室内灯を点けると影が濃く出たり、複数 出てしまったり、全体的に暗く写ったりするため、自然な印象に仕上がらないこともあります。
ですので、商品を撮影するときは、部屋全体はもちろん、撮影する周辺の室内灯を消すことを習慣づけましょう。
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「照明機材」はコストがかかり、難易度が高い
先ほど触れましたが、商品撮影時の光の照射方法には、撮影用の「照明機材」を使う方法があります。照明機材をつかえば、時間帯や天気を気にせずに撮影することができます。
ただ、撮影用の照明機材(電球・ランプホルダー・スタンドなど)を一式用意するとかなりのコストがかかりますし、商品にあった光量・光色の電球を選ぶのは至難の業。さらに、照明機材をつかった撮影は、自然光と同じ光の当たり方を人工的に再現する必要があるため、ライトの設置数や角度、商品との距離などを研究しなければなりません。
「仕事で日中での撮影が難しいため、自然光ではなく照明機材をつかって撮影したい」という人もいるかもしれませんが、こういった理由があるためおすすめはしません。
「自然光」は少ない機材で自然に撮れる
窓から差し込む自然光を利用すれば、ライトやスタンドなどの機材が不要なので、最小限の費用で撮影環境を整えられます。機材が少ないため、セッティングもラクです。
時間帯や天候といった制約があるものの、十分な明るさを確保できていれば写真が高画質になり、商品の色味やディテールが美しくなります。余計な影も出ませんし、自然なシチュエーションを表現できます。
自然光での撮影に慣れてきたら、次のステップとして「照明機材」を使っての撮影にチャレンジしましょう。
自然光の質と使い分け
太陽の光は、直接あてると「かたい光」になり、拡散させることで「やわらかい光」になります。商品写真では「やわらかい光」の方が自然な印象に仕上がります。
光の質は2種類ある
光の質は、「かたい光」と「やわらかい光」の2種類に分けられます。光の質で写真の仕上がりが変化し、商品の見え方も異なります。
かたい光とは、パリッとした力強い光のことで、商品に強い光と濃い影を落とします。かたい光の代表例が、晴天の直射日光です。明暗がはっきりするため、「スタイリッシュ」「クール」「新鮮」「華やか」「夏らしい」など、力強くドラマチックなイメージ写真に向いています。
かたい光は、光源から被写体に直接 光をあてることで再現できます。
やわらかい光とは、全体が均一に明るくなる ふんわりとした光のことで、被写体にほどよく陰影が出ます。やわらかい光の代表例が、曇りの日や和室の障子越しの光です。直にあてるよりも光が弱くなるため、落ち着いた印象の写真になります。
やわらかい光は、光源の光を直接 被写体にあてず、透過させたり反射させることで再現できます。
撮りやすいのは「やわらかい光」
商品を撮影しやすいのは やわらかい光 です。やわらかい光は影が濃く出にくく、目で見たとおりの自然な印象で商品を写せるからです。
かたい光での撮影は、商品の一部が白飛びしない(色が抜けない)ように気をつけたり、影が濃く出るため、濃さや向きといった「影の表情(見え方)」まで計算に入れて撮影することが求められます。印象的な写真に仕上がる反面、扱いにくいためテクニックが必要になるのです。
やわらかい光は商品全体を均一に照らすため、白飛びがしにくく、影も目立ちません。カメラ初心者でも失敗が少なく、安心して商品撮影ができます。
自然光のあて方と使い分け
商品写真は、光の向きで仕上がりがガラリと変わります。主な照射方向は6つありますが、物撮りでは、明るくて立体感のある写真に仕上がる「斜光」がおすすめです。
光のあて方は6方向ある
商品の形には、立体的なものから平面的なものまで、さまざまな種類があります。その商品に対して、どの方向から自然光をあてるかによって、商品の見え方や表現されるイメージは大きく変わります。
光のあて方は、商品に対して「正面」「斜め前」「真横」「斜め後ろ」「真後ろ」「上」の6方向が主流です。
それぞれの方向からライトの光をあてて、商品の見え方の違いをご紹介していきますので、この違いを理解したうえで、セッティングを考えてみましょう。
正面(順光)
正面から光があたることを「順光」と呼びます。正面からの光は、本来の色や形を表現するのに向いています。風景写真の基本は順光ですが、商品写真の場合、正面から光があたると写真に影ができず、平面的に仕上がるという欠点を持ちます。また、自分の影で暗くなってしまうので注意が必要です。
斜め前(斜光)
斜め前から光があたることを「斜光」と呼びます。斜めからの光は商品を明るく照らしながら適度な影ができるため、立体感や質感の表現に適しています。
真横(サイド光)
真横から光があたることを「サイド光」と呼びます。真横からの光は、コントラストがはっきりして素材の質感をよく表現できます。商品の半分が陰になるので、影が濃いときはレフ板で光を反射させましょう。
斜め後ろ(半逆光)
斜め後ろから光があたることを「半逆光」と呼びます。斜め後ろからの光は商品の上部やエッジが光り、象徴的な印象に仕上がります。ただし、商品の大部分が暗く陰になるので、レフ板などで明るさを補う必要があります。
真後ろ(逆光)
真後ろから光があたることを「逆光」と呼びます。商品の後ろから光があたるため、商品の前面が陰になり、半逆光よりもドラマチックな印象に仕上がります。ガラスなどの光を通す商品は、逆光で撮影することで透明感を表現できます。
上(トップライト)
真上から光があたることを「トップライト」と呼びます。真上から光があたるため、商品の質感や色がよく再現できます。全体に均一に光が回るのが特徴です。正午に近い時間帯に撮影することで、真上から自然光をあてることができます。
撮りやすいのは「斜光」
商品撮影では「斜光」がおすすめです。斜め前からの光は、商品を明るく照らしながら適度な影ができるため、立体感が生まれて自然な印象に仕上がりやすいからです。
光が2方向から入ってくる場合(たとえば 窓が2つ以上ある部屋)は、光が拡散し、斜光にならないことがあります。この場合は、1方向からの光を遮るようにしましょう。
商品の陰になる部分が暗すぎる場合は、レフ板で影側を明るく照らします。影が薄くなることで、ディテールの伝わる写真に仕上がります。
もちろん、「斜光」以外でも商品を美しく撮ることは可能です。商品によっては、「逆光」や「サイド光」が適していることもあります。さまざまな角度から光をあてて、商品がもっとも引き立つ光のあて方を研究してみましょう。
自然光での撮影に適した天気と時間帯
太陽光は、季節や天気、時間帯によって光量や色味が異なります。撮影に適している天気は「晴天」か「明るい曇天」で、時間帯は10時~14時がベストです。
晴天・明るい曇天がベスト
撮影に適した天気は、「晴天」か「明るい曇天」です。
晴天の場合は「直射光(かたい光)」となるため、影が濃く出て、力強く印象的な写真に仕上がります。ただし、日の射し方は時期によって異なるため、通年で同じような雰囲気の写真の撮影が難しい、といった欠点があります。また、商品の色が白飛びしやすいため、アングルを変えるなどの工夫が必要です。
明るい曇天の場合は「透過光(やわらかい光)」となるため、影が濃く出にくく、目で見たとおりの自然な印象で商品を写せます。晴天時でも、窓にトレーシングペーパーを貼ることで光が拡散し、明るい曇天時のようなやわらかい光で撮影ができます。
暗い曇り、雨の日は室内が暗くなるため画質が荒れやすく、コントラストが低い写真になってしまうので撮影向きの天候ではありません。
10時~14時がベスト
季節や天気にもよりますが、商品写真の撮影にベストな時間帯は 10時~14時の間です。この時間帯の自然光は、色味の偏りが少ないため、商品本来の色味が引き立つ写真が撮れます。
早朝や夕方に撮影すると、太陽光が赤みを帯びているので写真の色味が偏ってしまいます。太陽の位置も低いため、影が長く伸びてしまい撮影には向きません。そのため、朝は早くても10時以降、午後は遅くても14時までに撮影するようにしましょう。
もちろん、10時~14時 以外でも撮影はできます。光の射し方は、部屋の方角や窓の大きさによって変わるため、そのスペースごとに撮影に適した時間帯も変わってきます。撮影スペースの光の入り方や影の落ち方をよく観察して、そのスペースに応じた撮影しやすい時間帯を把握するようにしましょう。
天気や時間が合わないときは?
仕事をしている方だと、「平日の日中は家にいないから、商品の撮影ができない」と困るのではないでしょうか。
日中の時間を確保できない方は、あらかじめ撮影日を決めておき、その日にまとめて撮影するようにしましょう。たとえば、事前に天気予報を確認して「仕事が休みのこの日に、商品をまとめて撮る」といったスケジュールを立てると良いでしょう。
とは言え、仕事が休みの日に、撮影に適した天気になるとは限りません。そういったときは、週に1日だけ、早起きして撮影する時間を1時間だけでも確保してみてください。早朝の太陽光は赤みを帯びていますが、照明で撮影するよりもキレイな写真に仕上がるはずです。朝は忙しくてゆっくり撮影できないという方も、前日からセッティングをしておけばスムーズに撮影ができますよ。
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自然光撮影のセッティング手順
ここでは、機材や道具をセッティングする方法を具体的に解説します。セッティングの基礎となるスペースの決め方から、窓からの光をやわらげる方法、背景のつくり方など、セッティングの流れを覚えましょう。
セッティングの手順は次の通りです。
各ステップのポイントを詳しく解説していきます。
1. スペースを決める
まずは、どの部屋のどの位置を撮影スペースとするか決めます。
撮影スペースは、自然光がたっぷり差し込む、大きな窓のある部屋がベスト。この窓の前に、撮影台となるテーブルを置いて撮影スペースとします。広さは撮影台と三脚が置ければ良いので、2m×2m(2畳)程度あれば十分です。
1つの部屋に方位の異なる窓が2つ以上ある場合、窓辺の光の入り方を見比べてから、どの窓辺にテーブルを設置するかを決めてください。南向きの窓辺にセッティングすると、直射日光があたる晴天の日は強い光(かたい光)で撮影ができます。北向きの窓辺で撮影すれば、太陽光が直接 入らないのでやわらかな光になります。光の入り方は方角だけでなく周囲の環境によって変化するので、部屋の光をよく観察して、撮影しやすいポジションを探してみてください。
窓辺であっても暗い場合は、より多く光が入る屋外(ベランダや公園)を撮影スペースとするのも良いでしょう。
2. 窓にトレーシングペーパーを貼る
次に、窓にトレーシングペーパーを貼り、太陽光を透過させます。
トレーシングペーパーは半透明になっている紙です。このトレーシングペーパーを貼ることで直射日光の強い光がやわらかくなり、被写体が撮りやすくなります。
光と影の明暗差のハッキリしたインパクトのある写りにしたいのなら、トレーシングペーパーを貼らずに直射日光の かたい光 で撮影してみるのも良いでしょう。光の「やわらかい」「かたい」については「自然光の質と使い分け」で解説しているのでそちらを参考にしてください。
曇りガラスの窓であれば、そのままでも光が拡散されるので、トレーシングペーパーを貼る必要はありません。また、透明なガラス窓でも、明るい曇天の場合はそもそも光がやわらかいので、この場合もトレーシングペーパーを貼る必要はありません。
3. 窓辺に撮影台を設置する
続いて、トレーシングペーパーを貼った窓の前に、撮影台となるテーブルやデスクを設置します。
撮影台は大きい方が撮りやすくなります。小さすぎると背景が足りなくなってしまうからです。被写体の大きさにもよりますが、60cm × 100cm よりも大きい撮影台を用意しましょう。
床に商品を置いて撮影することもできますが、腰高の窓の場合、窓の高さよりも低い位置で撮影すると、壁の影が入るので暗くなってしまいます。また、水平アングル(地面に対して 0°~30°)での撮影が難しくなってしまいます。こういった理由から、床に置くのではなく、テーブルなどの撮影台を設置することをおすすめします。
4. 背景紙を撮影台に敷く
撮影台を設置したら、そこに背景紙を敷きます。背景紙とは背景が目立たないように敷くシートのことで、この上に商品を置いて撮影することで、部屋の壁やテーブルの天板などの余計なものが写らなくなります。
背景紙として一般的に使われるのは「ケント紙」と呼ばれる画材です。
背景紙の敷き方は、「平らに置く」か「立ち上げをつくる」の2パターンあります。「ふかん」で撮る(斜めのアングルから撮る)場合、写真に奥行きを必要としないので、背景シートは平らに置くだけで大丈夫です。
水平アングルで撮る場合は、写真に奥行きが必要となるため、背景シートを立ち上げましょう。背景シートの敷き方についてはコチラの記事で詳しく解説しているので、敷き方や撮り方に迷ったらご参考にしてください。
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5. 商品と三脚をセットする
撮影台に背景シートを敷いたら、その上に商品を置き、手前に三脚をセットします。三脚をセットしない場合は、立ち位置を決め、床にマスキングテープなどを貼ってそれを目印にすると定点からの撮影ができます。
光のあたり方は、商品の置き方や窓との距離で変わり、それによって商品の見え方や表現されるイメージも大きく変わります。撮影しやすいのは、斜め前から光をあてる「斜光」です。商品の置き方や窓との距離を少しづつ変えて、商品がきちんと見える光のあたり方を見つけてみましょう。光の当て方については前の章で詳しく解説しています。
6. レフ板を置く
さいごに、自然光が入ってくる方面と向き合うようにレフ板を置きます。
レフ板とは光を反射させる板のことで、自然光のあたらない影側に置くことで、光が全体的に回り影が薄くなります。影が薄くなると、ディテールが伝わる美しい写真に仕上がります。レフ板は簡単に自作できるので、持っていない方はつくってみましょう。
レフ板は置き方によって明るさや商品の見え方が変わるので、商品が美しく見える位置や角度を研究してみましょう。
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7. 撮影する
ここまでのセッティングがすべて完了したら、いよいよ商品を撮影していきます。撮影するときは、室内灯は消しましょう。
実際に撮影して光のあたり方や写真の仕上がりがイメージと違ったら、セッティングを見直す必要があります。多少の調整なら、商品の置き方や窓との距離を変えたり、カメラの補正をつかうことで修正ができます。
微調整しても思うように撮れなかったら、撮影スペースから見直して、商品が引き立つベストな撮影ポジションを探しましょう。
※ここでご紹介した「ケント紙」や「トレーシングペーパー」などの撮影グッズは高価です。できるだけ安くということであれば、『100均でハンドメイド作品の撮影環境を整える方法』を参考にしてください。
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自然光が強すぎる場合の対処法
直射日光での撮影は、商品に強い光と濃い影を落とすため、光と影のコントラストがハッキリしたインパクトのある写真に仕上がります。ただし、商品の影が濃くて目立ってしまったり、木々や窓枠の影が入り込んでしまったりと、思うように撮影ができないことがあります。そんなときは、トレーシングペーパーを使いましょう。
レースカーテンは使わない
直射日光が強すぎるときに、レースカーテンで光を透過させるのは効果的ではありません。
レースカーテンで遮れば光がやわらかくなりますが、直射日光が強いと商品の影が強く残ってしまうことがあるからです。木々や窓枠の影が残ったままになったり、カーテンの柄やヒダがそのまま影となって写ってしまうこともあります。色付きのレースカーテンだと、その色が商品に影響することもあります。
こういった理由があるため、直射日光をレースカーテンで遮るのはおすすめしません。
トレーシングペーパーを使う
直射日光をやわらげるときは、レースカーテンではなく「トレーシングペーパー」を使いましょう。
トレーシングペーパーとは、複写するための半透明の紙のことで、本来はイラストや図面を透かして模写するために用いますが、この紙の薄さを利用して直射日光を拡散させることができます(プロのカメラマンがよく使う手法です)。レースカーテンのように柄も色もないので、撮影の邪魔になりません。
トレーシングペーパーは直射日光が入ってくる窓を覆うように貼ります。小さいと光を遮れないので、大きなロールタイプがおすすめ。必要なサイズを切って窓に貼るか、ロールのままカーテンレールから垂らしても良いでしょう。
上の写真は、直射日光をレースカーテンで遮った場合と、トレーシングペーパーで遮った場合の比較です。トレーシングペーパーの方が光がやわらかく全体に広がり、キレイに撮れていますよね。直射日光が強いときは、トレーシングペーパーを利用しましょう。
まとめ
この記事でご紹介した、自然光を最大限に活かすための撮影のポイントをまとめます。
- 室内灯を消す
- 「晴天」「明るい曇天」の10時~14時に撮る
- 「やわらかい斜光(斜め前からの透過光)」で撮る
これらのポイントを踏まえつつ、機材や道具を適切にセッティングしていきましょう。
自然光は、季節・天候・時間帯によって光の性質が変わるため、撮影のタイミングを見極めるのが難しいかと思います。それだけでなく、光の性質や向きなど、光のコントロール方法(=ライティング)を習得しなければならないので、苦手意識を持つ人が多いかもしれません。
ですが、上手にライティングができるようになると、撮影技術が格段に上達したのを実感でき、撮影が楽しくなると思います。一朝一夕で身につくものではありませんが、練習を積み重ねて、光をコントロールする技術を身に付けましょう。
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