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商品写真の撮影におすすめの背景紙4選

2022-11-17

商品写真の撮影におすすめの背景紙
ハンドメイド作家

ハンドメイドノート

現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

商品写真を撮影する際、背景を目立たなくするために「背景紙」を敷きます。背景を隠せればどんな紙でも使えますが、同じ紙でも素材や厚みが異なるため、商品の見え方や扱いやすさにかなりの差があります。

この記事では、撮影の背景としてよく使われる紙を4つご紹介しています。それぞれの特徴についてもご紹介しているので、撮影用の背景紙を探している方は、ぜひご参考にしてください。

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撮影の背景に「紙」を使うメリット

撮影台の上に敷いた背景紙

商品撮影で商品を置く紙のことを「背景紙」と呼びます。背景紙を使用しないと、撮影台に使用するテーブルの天板や、部屋の様子や壁などが商品の後ろに写り込んでしまいます。余計なものが写ってしまうと商品が目立たなくなるため、商品の背景に背景紙を敷きます。

撮影では、紙に限らず布を背景にすることもありますが、布はアイロンがけが必要になり手間です。汚れたら洗濯する必要もあります。布の質感が商品に合わないこともあります。

その点、紙であればアイロンがけが不要で、汚れても切って捨ててしまえばいいので、メンテナンスの手間がかかりません。もちろん、丁寧に扱えばすぐに捨てることはなく、長く使用できます。安価で入手しやすいものが多く、色や大きさもさまざまあります。紙は便利で効率がいいので、撮影時は背景紙を使用しましょう。

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撮影におすすめの背景紙

撮影の背景として使える紙には、

などがあります。

どれも同じ紙ですが、素材や光の反射率が異なるので商品の見え方が変わります。紙の厚みやコシも違うため、扱いやすさ(シワになりやすいかなど)に差があります。

それぞれの特徴をご紹介していきますので、自分にあった紙を背景に選びましょう。

1. ケント紙

ケント紙

ケント紙の特徴は次の通り。

  • 厚手で丈夫
  • 表面がツルツルしている
  • 光の反射が良い

撮影の背景によく使われるのが「ケント紙」。画材として使われる紙の一種で、表面には にじみ止めのためのコーティングがされており、表面の凹凸が少なく滑らかなのが特徴。

ケント紙を背景にして撮影した商品

ケント紙を背景に撮影

ザラザラした画用紙よりも光の反射が良く、適度な弾力性と厚みを持っているため丈夫です。

ケント紙が買えるお店は、大型のカメラ店や画材店、画材の取扱いがあるホームセンター、大型の文房具店です。通販サイトでも購入ができるので、近くのお店にケント紙が売っていなければ通販が便利です。

白背景にするならケント紙がおすすめ。

2. 背景シート

背景シート

背景シートの特徴は次の通り。

  • 厚手で丈夫
  • 表面がツルツルしている
  • 光の反射が良い
  • 色、柄、質感が豊富

背景シートは、撮影の背景用として開発された紙。オーソドックな無彩色のものから、華やかな色付きのもの、木目調やコンクリート調のプリントペーパー、革のような質感を再現するためにエンボスが施されたペーパーなど、幅広いラインナップがあるのが背景シートの特徴。

背景シートを背景にして撮影した商品

背景シートを背景にして撮影

背景シートにもいろいろありますが、一般的に厚手で丈夫。光の反射が良く、キレイに写るようにつくられています。

雑貨店や紙の専門店に行くと、さまざまな背景シートを見ることができます。同じ色でも、銘柄によって異なったり、風合いも多種多様。商品を引き立てる背景シートを探してみると良いでしょう。

白以外の背景にしたいなら背景シートがおすすめ。

3. 画用紙

画用紙

画用紙の特徴は次の通り。

  • 安価で入手しやすい
  • やや厚みがある
  • 表面がザラザラしている
  • 光の反射が悪い
  • サイズや色が豊富

画用紙は、絵を描くのに使うやや厚い紙です。画用紙は安価なものが多く、手に入りやすいのがメリット。色も豊富なので、商品写真のイメージにあわせた撮影背景が選べます。

画用紙を背景にして撮影した商品

画用紙を背景にして撮影

ただし、ざらざらした質感が出たり、ケント紙に比べると光の反射が悪かったりします。

画用紙は、小さいサイズでしたら100均で入手ができます。色も豊富です。大判サイズは、画材店や画材を取り扱っているホームセンター、大型の文具店で取り扱いがあります。

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4. 模造紙

模造紙

模造紙の特徴は次の通り。

  • 大判サイズ
  • 安価で入手しやすい
  • 薄く天板などが透けやすい
  • 厚みがなくシワになりやすい

模造紙とは、製図や掲示物の作成で用いられる、大判の紙のこと。小学校の自由研究で使用した方も多いのではないでしょうか。

模造紙を背景にして撮影した商品

模造紙を背景にして撮影

模造紙は安価で入手しやすいものの、紙の厚さが薄いため撮影台として使用するテーブルの柄や色が透けてしまいます。紙にコシがなくシワになりやすく、撮影時にそのシワが目立ちやすいのが欠点です。

模造紙は大判のものでも100均で手に入ります。「大きな背景紙がほしい、けどお金はかけたくない」という方は、まず模造紙を背景にしてみると良いでしょう。

安価ですが、扱いにくいのが欠点。
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背景紙の敷き方

背景紙の敷き方には、

などがあります。

一般的によく使われる敷き方が「背景紙を立ち上げる」ですが、商品の大きさやカメラのアングルによっては、「撮影台に敷くだけ」でも背景は足ります。雰囲気を変えたいときは、「壁に貼る + 撮影台に敷く」のも良いでしょう。

撮影台に敷くだけ

背景紙を撮影台に敷いて商品を撮影する様子

背景紙を撮影台に敷いて商品を撮影する様子

高さの低い商品を撮影する場合や、カメラを「俯瞰(斜めのアングル)」「真俯瞰(真上からのアングル)」で構えるときに適した敷き方です。

アクセサリーくらいの大きさなら、敷くだけで良いかも。
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背景紙を立ち上げる

背景紙を立ち上げて商品を撮影する様子

高さのある商品を撮影する場合や、カメラを水平に近いアングルで構えるときに適した敷き方です。立ち上げが必要になるため、大判サイズの背景紙が必要です。

壁から曲線を描くように撮影台に敷いた背景紙

立ち上げる際、背景紙を床に直角ではなく曲線を描くように敷くのがポイント。こうすることで、直角に敷いたときにできる奥行きの横線が出ず、商品が引き立ちます。

フィギュアくらいの大きさなら、背景の立ち上げが必要。

壁に貼る + 撮影台に敷く

壁に貼った背景紙と撮影台に敷いた背景紙

背景紙を2枚つかい、1枚は壁に貼り、もう 1枚は撮影台に敷きます。

壁に貼った背景紙と撮影台に敷いた背景紙を背景にして撮影した商品

2色の背景紙を敷くのは上級者向けですが、このように敷くことで自然な印象に仕上がりやすく、初心者でも失敗が少ないです。

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まとめ

商品を撮影するうえで、イメージを大きく左右するのが「背景紙」です。

白のケント紙を背景にすれば、商品を説明的に分かりやすく見せることができます。模様のある背景シートなら、その色や柄による印象の強い写真に仕上がります。

画用紙や模造紙は比較的 安価で入手しやすい背景紙ですが、厚みがなくシワになりやすいので、注意しながら扱いましょう。

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