ハンドメイドマーケットに作品を出品するなら、「作品説明(商品説明)」を書かなければなりません。
作品説明では、作品名(タイトル)や写真では分からないような情報を文章でわかりやすく伝えます。では、何をどのように記載すればいいのでしょうか。
この記事では、ハンドメイド作品の説明文の書き方や例文をご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。
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作品説明の例文3つ
まずは、ハンドメイド作品の説明文の例を3つご紹介します。次の例文をひな型として、各自でアレンジしてくださいね。
例文1:アクセサリーの作品説明
ご覧いただき、ありがとうございます。
○○をイメージしたコットンパールのピアスです。
目立ち過ぎないようシンプルに仕上げましたが、流れるような優しいカーブのシルエットが、不思議とコーディネートのアクセントになります。
■サイズ
モチーフ:4cm コットンパール:0.8cm
■素材
シルバー コットンパール
普段使いはもちろん、結婚式やパーティーなど、幅広いシーンで活躍します。
■購入の際の注意点
金属アレルギーの方はご利用をお控えください。
ハンドメイドのため、既製品よりもデリケートに出来ています。装着は丁寧に行なってください。
例文2:ファッションの作品説明
絶妙なシルエットの○○なコートです。
着心地は軽やかで、秋から春先まで長く使えるアイテム。丈夫にお作りしたため、シワになりにくいのが特徴です。
■カラー展開(2色)
カーキ
チャコールグレー
■サイズ(1サイズ)
FREE
■サイズ詳細(cm)
着丈 116
身幅 69
肩幅 67
袖丈 45
■着用モデル (掲載写真)
身長 165cm
■購入の際の注意点
お洗濯は、ドライクリーニングをおすすめしております。洗濯機でお洗濯をすると、毛羽立ちすることがあります。
写真のお色と実物は、多少の違いが生じることがございます。ご了承ください。
例文3:食器の作品説明
口当たりがなめらかで、ちょうどいい大きさのマグカップです。
用途を選ばないシンプルな形ですので、ご家族でお使いいただけます。
■外寸
約直径8×高さ6cm
■重量
約200g
■食洗機使用可否
可
■電子レンジ・オーブン使用可否
レンジ可・オーブン不可
使い勝手がよく使い手の好みを選ばない形状ですので、プレゼントとしても喜ばれます。
■購入の際の注意点
ご使用前は洗ってください。
作品説明文の書き方のポイント
ハンドメイドマーケットのお客様は、検索一覧に表示されている写真と商品名だけを流すように見ています。
多くの作品が出品されているわけですから、1つひとつじっくり確認するのは大変。だから写真と商品名を流すように見て、気になった作品をタップし、説明文を読んで購入を検討します。
商品名や写真が面接の1次審査だとすれば、説明文は2次審査といったところでしょうか。どんなに写真が魅力的でも、その説明文が今一つでは不合格。買ってもらえません。
お客様はあなたの作品を実際に手に取って見て感じることができないので、お客様が知りたいと思った情報はすべて作品説明に記載しましょう。
たとえば、素材やデザイン、サイズなどを分かりやすく書きます。そのうえで、他の作品との違い、こだわった点などをさりげなく盛り込むと良いでしょう。
作品説明文に記載すべき内容
- 用途
- こだわりポイント
- サイズ・重さ
- 素材感
- カラーバリエーション
- 使用シーン・コーディネート案
- 注意書き
ネット販売において、お客様はハンドメイド作品を手に取ることができません。
ですので、「どのくらいのサイズ感なの?」「どんな手触り?」「どういった時に使用するの?」といったことを疑問に感じます。こういった不安を解消するためにも、上記の項目を記載することを推奨します。
自分がお客様だったら、どんな点に不安を抱えるか?を考え、その不安を解消するような情報を書きましょう。
ただ、自分でつくっていると、客観的に見ることが難しいこともあります。こういったときは家族や友人に見てもらい、説明文だけで不安を解消できているかチェックしてもらうと良いでしょう。そのとき、実物の作品も見せ、説明文と実物のギャップが生じていないか?もチェックしてもらうと安心です。
用途
作品によっては、写真だけ見ても何のハンドメイド作品なのか?分からないことがあります。
たとえば、「ピアス」と「イヤリング」、「バングル」と「ブレスレット」は、写真だけでは伝わらないことがあります。作品のカテゴリーを説明文に明記しておき、用途を明確にしましょう。
こだわりポイント
どんな思いで作ったのか?制作の背景が伝わるように簡潔に記載しましょう。
ただし、あまりにも語りすぎるとお客さまが引いてしまうため注意。作品への思いをお客様に押し付けるのはNGです。行き過ぎた文章や作品へのイメージを語りすぎると、お客様は不快感を覚えます。説明文は、あくまで商品の特徴や使い方をご案内するもの。語りすぎには注意しましょう。
サイズ・重さ
どのくらいの大きさか?厚みか?重さか?を記載します。ハンドメイド作品の種類によっては、重さを書いておくと親切ですね。洋服などでサイズ展開がある場合は、それを説明文に明記しておきましょう。
素材感
使用している素材を記載します。アレルギーを気にするお客様のためにも、できるだけ詳細を記述してください。アレルギー対応している場合は、その旨を記載すると好印象に。他の素材に交換できる場合は、「○○に交換可」と書いておくと良いでしょう。
カラーバリエーション
掲載写真以外のカラー展開があるのなら紹介しましょう。写真と実物の色味が異なって見える場合があるため、掲載している写真の色も念のため記載しておくと良いです。
使用シーン・コーディネート案
そのハンドメイド作品は、どのように使用するのか?お客さまが手に取ったときのイメージが広がるような説明文を記載します。ネット販売では実物を見て触れないため、使用イメージやコーディネート例などを記載すると良いです。
注意書き
さいごに、トラブルを回避するための注意書きも忘れずに。使用上の注意や発送の方法、お手入れ方法を記載します。たくさん注意書きを書いてしまうと高圧的になってしまうため、必要最低限に留めましょう。
書き方で困っている方は、以下の記事で例文とともに解説しているのでご参考に。
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まとめ
ハンドメイド作品の説明文は、写真では伝わらない情報を簡潔に、分かりやすく書きましょう。ただし、定型文っぽくならないように、温かみのある文章を心掛けること。作品への思いを語りすぎるのも良くありません。
自分がお客様だったら、どんな点に不安を抱えるか?を考え、その不安を解消するような情報を書きましょう。
作品の紹介文が書けたら、次は値段設定に悩まされるかと思います。次の記事でご紹介しているのでご参考に。
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