裁縫でよく使う「まち針(待ち針)」の正しい打ち方と、間違った打ち方を画像で解説します。
そもそもまち針とは何か?どうやって使うのか?折れたり曲がったときの処分は?などの疑問を解消します。まち針をはじめて扱う方のご参考になれば幸いです。
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「まち針」とは?
「まち針(待ち針)」は裁縫用の針で、重ねた布がずれないように仮止めをするときに使います。ピンの頭が小さめで、アイロンの熱で溶けないガラス製の物が使いやすくおすすめ。
まち針は、手芸用品店または100円ショップにて販売されています。
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まち針の間違った使い方
まち針は、正しく打つことで重ねた布がずれないようになり便利ですが、間違った打ち方をすると布がずれやすくなるだけではなく、ケガをする危険があります。
たとえば、
といった使い方は間違い。やめましょう。
縫い線に沿って打つ
縫い線に沿ってまち針を打つと、指に刺さってケガをする恐れがあります。
斜めに打つ
まち針を斜めに打つと、布がずれやすくしっかりとまりません。
大きくすくって打つ
大きくすくい過ぎると、布がずれやすくしっかりとまりません。
まち針の正しい打ち方
まち針は、2枚の布を合わせて縫い線に対して垂直に打つのが正しい打ち方です。縫い線上の布を小さくすくってまち針を打ちます(上写真)。
薄地など安定しない布の場合、縫い線上の布をすくったあと、もう1回すくいます(上写真)。
折れたまち針の保管と処分
保管
曲がったり折れてしまったまち針は、そのままにしておくと危険。
小さなビンやプラスチック製のケースに入れ、子どもやペットの手の届かないところに処分するときまで保管しましょう。
処分
まち針の捨て方は各自治体の指示にしたがってください。
たとえば、世田谷区は『厚紙などに包み「針」「カッター折れ刃」などと表示して不燃ごみとしてお出しください。他の不燃ごみとは別の袋に入れてお出しください。』と指示があります。
まとめ
まち針は、重ねた布がずれないように仮止めをするときに使います。
正しい打ち方は、縫い線に対して垂直に打つこと。縫い線に沿って打ったり、斜めに打つのはNG。
曲がったり折れてしまったまち針は危険ですので、ビンやケースに保管し、お住まいの自治体の指示にしたがって処分してください。
まち針だけでは布がずれそうで不安なときは、「しつけ糸」でしつけをかけると安心です。
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