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ハンドメイド作品を値下げする前に知るべき4つのデメリットとは?

2017-10-23

ハンドメイド作品を値下げする前に知るべき4つのデメリットとは?
ハンドメイド作家

ハンドメイドノート

6年目ハンドメイド作家|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|2017年からブログ「ハンドメイドノート」で作家の心得や売り方のコツを継続発信|プロフィール

ハンドメイド作品をminne(ミンネ)などでネット販売していると、販売価格を見直す機会があるでしょう。

特に、

「1つも売れない」
「前は売れたのに、今は売れなくなった」
「抱えている在庫を処分したい」

なんてときは、ちょっと安くした方が売れるのでは?と考えますよね。

ただし、安易な値下げはハンドメイド販売に支障があることも。どんなデメリットがあるのか、この記事でご紹介します。

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値下げのデメリット4つ

ハンドメイド作品が売れないからと言って、販売価格をすぐに下げるべきではありません。

値下げには、

などのデメリットがあるからです。

利益率が下がる

当然ですが、値下げをすると得られる利益も少なくなります。

利益とは、売上金から原価(材料費や制作費など)を差し引いた「儲け額」です。なかには、儲けることを目的としていないハンドメイド作家さんもいるでしょう。ですが、活動を長く続けるには、利益も考えないとあとで苦しい思いをします。

値下げによって「売るだけ赤字で制作をするのが難しくなった」とならないようによく検討しましょう。

仕入値が上がったときに損する

後先考えずに値下げをすると、仕入れ値(材料費)が上がったときに利益が少なくなります。

今は安く買えている材料も、いつ値上げするか分かりません。また「仕入値が安定していない」「いつも決まったところで材料を買っていない」という場合は、現状の値段をキープした方が良いかもしれません。

優良顧客がつかなくなる

「安かろ悪かろう」で、安いものを欲しがるお客様は、ときに良心的ではありません。もちろん、すべてのお客様に当てはまるわけではありません。ですが、知り合いのハンドメイド作家さんは、安売りして痛い目に遭っています。

「時間を掛けてつくられたハンドメイド作品は、それなりの値段がする」。こう考えて購入してくださるお客様は、必ず優良顧客になります。何も考えずに安売りすると、こういった優良顧客が離れて行ってしまいます。

ブランドイメージが損なわれる

優良顧客がつかなくなるのと同じで、値段を安くすしすぎると、ブランドイメージが損なわれます。安い物ばかり売ると、ブランドの価値も下がるのです。

「この作家さんのハンドメイド作品は安い」というイメージが一度つくと、他の作品(特に高いもの)は売れなくなります。もし、値下げするなら、他の作品との価格バランスも意識しましょう。

販売価格については『ハンドメイド作品の値段の決め方は?損しない適正価格の考え方』で詳しく解説していますのでそちらもご参考にしてください。

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値下げをするメリット

ハンドメイド作品を値下げするメリットもあります。

前述のデメリットと下記のメリットを照らし合わせて値下げをするか検討しましょう。

売上が増える

原価が安くなった場合は、原価に応じて価格を安くしても利益に大きなダメージはありません。「材料費が安くなった」「作業に慣れて、短時間で制作できるようになった」などの理由があれば、値下げを検討しても良いかもしれません。

値下げをしてたくさん売れれば、売り上げアップのチャンスです。

在庫を処分できる

ハンドメイド作品を自宅で保管するのはカンタンではありません。長期保管は管理が行き届かず劣化し、来年に持ち越せずに廃棄、なんてこともありえます。

大量に在庫を抱えてしまったのなら、来年に持ち込むリスクを背負うよりも、すぐに売って処分した方がトク。特に、シーズン物は旬を過ぎるとまったく売れなくなります。値下げをして、少しでも早期に在庫を減らしましょう。

新規顧客の開拓

価格を安くすることで、今まで購入してくれなかったお客様にアピールができます。「今まで高くて買えなかったけど、この価格なら…」と、買ってくれるかもしれませんね。

また、値下げによって獲得したお客様がファンになってくれると、他の高い価格帯の作品を買ってくれることも。値下げは、新規顧客ゲットのチャンスです。

まとめ

ハンドメイド作品の安易な値下げは、利益が少なくなったり、ブランドイメージを損ねる可能性があります。ただし、在庫処分ができたり、新規顧客の開拓チャンスもあります。

何も考えずに値下げをするのではなく、目的をよく考えることが大切です。

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6年目ハンドメイド作家|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|2017年からブログ「ハンドメイドノート」で作家の心得や売り方のコツを継続発信|プロフィール

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