ミシンで裁縫をするためには、ミシン針やミシン糸などさまざまな道具や材料を買いそろえなくてはなりません。
本来であれば手芸専門店で上等な物を買いそろえるべきですが、値段が100円ショップの4~10倍以上するため、初心者は予算的にちょっと厳しいですよね。
そこでこの記事では、ミシンに必要な道具や材料は100均に売ってるのか?100円ショップ「DAISO(ダイソー)」で調査してみました。
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ミシンに必要な道具と材料
まずは、ミシンを使うために必要な道具と材料をご紹介します。ついでに、ピンキリですが手芸専門店での相場価格もメモしておきます(カッコ内)。
- ミシン糸(200円)
- ミシン針(400円)
- ボビン(400円)
- 裁ちばさみ(1,500円)
- 目打ち(800円)
- チャコペンシル(800円)
- チャコペン(400円)
- 布用複写紙(1,000円)
- ルレット(600円)
- ハトロン紙(400円)
- 製図用紙(800円)
- 方眼定規(1,000円)
- 霧吹き(600円)
- 手縫い針(200円)
- まち針(500円)
- しつけ糸(300円)
- メジャー(1,000円)
- ピンクッション(700円)
- 指ぬき(300円)
ミシンで裁縫をするには、「ミシン本体」「アイロン本体」「アイロン台」以外だと、最低限、上記の道具と材料を買いそろえる必要があります。
手芸専門店や通販で買えば質や量も良いかもしれませんが、ザっと見積もっても13,000円以上は掛かりそうです。これが仮に100円ショップですべて買えたら2,000円程度でおさまります。
ダイソーで買えたミシンに必要な道具と材料
次に、100円ショップ「ダイソー」に売っていたミシンに必要な道具と材料を順にご紹介します。
ミシン糸
「ミシン糸」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
材質はポリエステルが多く、色は透明や白、黒のほかさまざまな色がありました。糸の太さは60番が中心に並び、30番も多少ありました。
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ミシン針
「ミシン針」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。家庭用のミシン針で、ミシン糸60番に適したミシン針11号が中心に並んでいました。
詳しくは『100均ダイソーに売ってる「家庭用ミシン針」の太さ』でご紹介していますのでご参考に。
ボビン
ミシンの下糸を巻き付ける道具「ボビン」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
糸が付いたボビン(上写真)と、ボビンのみもありました。ボビンの高さは11.5mm、直径は20mmです。
裁ちばさみ
洋裁専用の布を切るハサミ「裁ちばさみ」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
目打ち
布の角を整えたり、ミシン縫いで布を送り込むときなどに使う「目打ち」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
チャコペンシル
布に印をつけるときに使う「チャコペンシル」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
赤と白の2色入っています。はけ付き保護キャップも付属してあります。
チャコペン
布に印をつけるときに使う「チャコペン」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
水で消せるタイプのほか、時間が経つと自然と消えるタイプのチャコペンもありました。
布用複写紙
型紙を布に写すときに使う「複写紙」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
商品名は複写紙ではなく「マーキングチャコ」です。水で消えるので布地にも安心して使えます。
ルレット
型紙や図案の複写に使う「ルレット」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
ルレットにはハード刃(刃先の尖ったタイプ)とソフト刃(刃先の丸いタイプ)がありますが、ダイソーに売っていたのはハード刃でした。
ハトロン紙
「ハトロン紙」とは型紙を写しとるときに使う薄い紙。ダイソーにはハトロン紙の取り扱いはありませんでしたが、用途が同じ「トレーシングペーパー」が売っているので、それで代用できます。
トレーシングペーパーは、方眼紙や模造紙などの売り場にあります。
製図用紙
手芸に向いているのは5cmの方眼を印刷した「製図用紙」ですが、ダイソーに売っていたのは1mm方眼紙。それでも普通に使えます。
方眼定規
測ったり線を引くときに使う「定規」は、ダイソーの文房具コーナーに売っていました。
定規はいくつかありますが、手芸に向いているのは50cmの「方眼定規」。一般的な手芸用の方眼定規とは使い勝手が少し異なりますが、これでも十分です。
霧吹き
アイロンと併用する「霧吹き」は、ダイソーの園芸用品コーナーに売っていました。
手縫い針
しつけをするときやまつり縫いで使う「手縫い針」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
普通地用で糸通しが付いていました。手縫い針の種類は「木綿ぬい(3本入り)」「木綿えりしめ(3本入り)」「木綿針(4本入り)」の3つ。
まち針
重ねた布がずれないよう仮止めをするときに使う「まち針」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
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しつけ糸
しつけをかけるときに使う専用糸「しつけ糸」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
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メジャー
採寸に欠かせない「メジャー」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。さまざまなメジャーを取り扱っていましたが、手芸で使うなら長さ1.5mは測れるものがおすすめ。
ピンクッション
針を刺しておく「ピンクッション」は、ダイソーの手芸コーナーに売っていました。
本当は磁力で針をキャッチしてくれるマグネット式が欲しかったのですが、私の行ったダイソーにはありませんでした。
指ぬき
ダイソーは指抜の取り扱いがありますが、私が行ったときは店頭にありませんでした。在庫切れだったようです。指ぬきは結構売れ筋らしいので、どうしても欲しい方は事前に電話で在庫確認を。
まとめ
ミシンに必要な道具や材料は、すべて100均に売っていました。総額で2,000円ほどでした。
品質は手芸専門店で売られている物と比べると劣りますが、初心者が試しに使うには問題がないかと思います。
まずは100均でまとめて買いそろえて、劣化してきたり、もっと質の良い道具が欲しいと感じてきたら、手芸専門店の良い道具に買い替えると良いでしょう。
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