スマートレターは日本郵便が提供する配送サービスの1つで、小さな荷物を全国一律料金で送ることができます。
発送時には専用の封筒を買う必要があり、荷物は送り先のポストに届きます。配送日数は早くて翌日、遠いところに発送する場合は翌々日、休日を挟んだりすると4日以上かかることがあります。
「スマートレター」とは?

スマートレター(の入れ物)は郵便局やコンビニで買える
サービス名 | スマートレター |
サイズ・厚み・重量 | A5サイズ(25cm×17cm)、厚さ2cm、重さ1kg以内 |
配送料 | 全国一律180円 |
梱包資材 | スマートレターに梱包 |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 |
お届け方法 | ポスト投函 |
配送スピード | 1~5日※目安 |
日時指定 | 不可 |
補償/追跡 | なし/なし |
配送サービス概要
スマートレターは、A5サイズ・1kgまで全国一律料金で、信書(請求書・許可証・証明書の類)も送ることができるサービスです。全国の郵便局、コンビニなどで専用の封筒を購入し、切手を貼らずにポストに投函するだけで配送ができます。
送れるモノの例
スマートレターで送れる物は、たとえば
- 手紙(信書)
- 書類・CD・DVD
- プレゼント
- 衣類
- 文房具
- ハンドメイド作品
などで、既定のサイズ・厚みの範囲内の物であれば送れます。
値段

スマートレターは180円(税込)
スマートレターの料金は全国一律180円です。似たような配送方法に「レターパックライト(厚み3cm以内)」がありますが、これは配送料370円と高めなので、安く配送するならスマートレターがお得。
ちなみに、2019年10月1日に消費税が8%から10%に引き上げられ、一部の郵便物は2~20円程度の値上げがありましたが、スマートレターについては増税の影響を受けず、値段据え置き(180円のまま)で利用できます。
厚さ・サイズ

スマートレターは厚み2cmまでなら送れる
スマートレターで送れる物のサイズや厚みは次の通り。
- A5サイズ以内
- 重量1kg以内
- 厚さ2cm以内
サイズや重量に関しては特に問題ないと思いますが、気になるのが「厚み」。梱包時点では厚み2cmギリギリでも、ポスト投函して郵便局に着いたころに空気が入って2cmオーバーすることもあります。この場合、厚みが超過しているため送り主に戻されます。

▲ 封筒の表裏両面のマチ部分を折るとちょうど厚さ2cmになる
「厚みが2cmギリギリになりそう」「厚みを測る定規がないから不安」と不安な送り主は、ポスト投函ではなく郵便局に行き受付すると良いでしょう。または、厚さ3cmまで郵送できる「レターパックライト(全国一律370円)」などの利用を検討してみてください。
スマートレターの専用封筒はどこで買う?
スマートレターは、専用の封筒に商品を入れて配送します。専用の封筒以外では発送できません。
スマートレター専用封筒は、
- 全国の郵便局
- 郵便局のネットショップ
- コンビニ
などで売っています。
郵便局のネットショップでは20部セットで送料が別途かかるので、普通に郵便局かコンビニで買った方が良いと思います。
他配送サービスとの違い
他の配送サービスとのサイズと配送料を比較しました。
比較表
配送サービス | サイズ | 厚み | 重さ | 配送料 | 専用箱 |
スマートレター | A5サイズ(25cm×17cm) | 2cm | 1kg | 専用封筒の料金 | 180円(配送料) |
レターパックライト | A4サイズ(34cm×24.8cm) | 3cm | 4kg | 専用封筒の料金 | 370円(配送料) |
レターパックプラス | A4サイズ(34cm×24.8cm) | 無制限 | 4kg | 専用封筒の料金 | 520円(配送料) |
ゆうパケット | A4サイズ (3辺合計60cm・長辺34cm) |
3cm | 1kg | 175円 | なし |
ゆうパケットプラス | 24cm×17cm | 7cm | 2kg | 375円 | 65円 |
ネコポス | 31.2cm×22.8cm | 2.5cm | 1kg | 195円 | なし |
宅急便コンパクト | 25cm×20cm | 5cm | 無制限 | 380円 | 70円 |
メルカリでの2019年現在の料金
レターパックとの違いは?
スマートレターと似た配送方法に「レターパックライト」と「レターパックプラス」があります。
この3つは配送できる荷物のサイズ・重量・料金が異なるので、
- スマートレター:厚さ2cmまでで軽い荷物
- レターパックライト:厚さ3cmまでで重い荷物
- レターパックプラス:厚みが3cm以上あって重い荷物
と使い分けると良いかと思います。
ちなみに、レターパックライトを使うなら、似たようなサイズ制限でもっと安く配送できる「ゆうパケット」がおすすめです。重い荷物は送れませんが。
スマートレターの送り方と配送日数

送り方は、宛名を書いてスマートレターに荷物を入れ、ポストに投函するだけ
送り方
スマートレターの送り方は簡単です。
- スマートレターを買う
- 送りたい物をスマートレターに入れる
- 郵便ポストまたは窓口から送る
スマートレターは、全国の郵便局またはコンビニなどの切手を取り扱っているお店で購入できます。店員に「スマートレターください」と言えば出してくれます。
購入したらスマートレターにあて名を書いて、送りたい物を入れて、近くの郵便ポストに投函するか郵便局の窓口で受付します。重量オーバーや厚み超過が気になる方は、郵便局の窓口で受付しましょう。
数日後に、届け先の自宅のポストに投函されます。
配送日数の目安
スマートレターの配送日数は、早くて翌日、遠いところに発送する場合は翌々日、休日を挟んだりすると4日以上かかることがあります。
配送日数は、発送場所や時間帯、到着地までの距離によって変動します。土曜日は個人宅宛てに配達しますが、日曜日および休日の配達は行っていません。そのため、休日をはさんだり遠方宛だと、到着まで時間が掛かります。ちなみに、速達等のオプションサービスを付加することはできません。
たとえば、発送地と到着地が同じ関東圏内なら翌日に到着します。北海道から沖縄な翌々日に届きます。ただし、休日を挟んだりすると1~2日ほど日数がかかります。
また、郵便局での受付の方が配送日数が早いことがあります。ポスト投函やゆうパック取扱所で受付すると時間がかかることがあります。
5日経っても相手に届かない場合は、窓口にて郵送事故の調査依頼を出してください。
配送日数の目安については日本郵政の公式サイトでも調べることができるので、そちらもご参考にしてみてください。
スマートレターのメリット・デメリット
ほかの配送サービスと比較したときの、スマートレターのメリット・デメリットを整理しました。
メリット
- ポスト投函できる
- 相手の郵便受けに届く
- 信書も送れる
- 一律料金で安い
スマートレターは、ある程度の重さがある郵便物でも180円で配送できます。定形外郵便だと100gを超えると規格内であっても220円もするので、101g以上の郵便物を送るときはスマートレターの方が安くなります。
デメリット
- 軽い作品は定形外郵便の方が安い
- 補償・追跡がない
- 厚み制限が厳しい
100g以下の軽い作品を送るときは、定形外郵便の方が安くなります。また、追跡や補償がありません。追跡サービスを希望するなら、レターパックライトなどを利用してください。
厚み制限も厳しく、厚さ2cmギリギリだと戻ってきてしまうことがあります。
まとめ
スマートレターは、拡大が見込まれるフリマサイトなどでの個人取引のニーズに対応したもので、小さい荷物を、簡単かつ少額で送れる配送サービスとなっています。
配送料金は全国一律180円で、A5サイズ・1kg・厚み2cmまでの荷物を配送できます。荷物は送り先のポストに届きます。配送日数は早くて翌日、休日を挟んだりすると5日かかることがあります。
この記事を書いた人
ハンドメイド作家 みき