ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」で作品登録をする際、作家を悩まされる設定のひとつに「配送設定」があります。
minne では、10 種類の配送方法が選択肢にあります(「指定なし」「その他」を除く)。これらの配送方法は、サイズや送料のほか、匿名配送の有無、補償や追跡サービスの有無などに違いがあります。
配送方法によってさまざまな違いがあるだけに、慣れていない方だと「どれを選べばいいか」と悩みますよね。「なんとなく」で選んでしまうと、ムダに送料が高かったり、配送遅延があったときに追跡ができずに困る、なんてことに。
この記事では、minne の全 10 種類の配送方法の違いや選び方を詳しく解説しています。はじめて配送設定をする方のご参考になれば幸いです。
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minne配送方法の早わかり表
minne で選択できる全 10 種類の配送方法のうち、「クール便」を除く 9 種類の配送方法の違いを次の表にまとめました。
早わかり表では、配送方法とあわせて、作品例、サイズ、配送料金、匿名配送の有無、補償・追跡の有無、発送 / 受取可能場所などをまとめて確認できます。
「ダウンロード」を押すと、PDF で開かれます。こちらを印刷して、対応サイズや配送料の比較に役立ててください。
minneの配送方法の種類
minne で選択できる配送方法は次の10 種類(「指定なし」「その他」を除く)。
配送方法 | サイズ・重量(以内) | 配送料 | 匿名 配送 |
補償/追跡 |
ネコポス | 縦31.2cm×横22.8cm / 厚さ3cm / 1kg | 全国一律184円 | ○ | ○/○ |
宅急便コンパクト | 通常:縦20cm×横25cm×厚さ5cm 薄型:縦24.8cm×横34cm 重量制限なし |
全国一律590円 | ○ | ○/○ |
定形(外)郵便 | 規格内:縦34cm×横25cm×厚さ3cm / 1kg 規格外:4kg |
120円~ | × | ×/× |
ゆうメール | 長辺34cm×短辺25cm×厚さ3cm 1kg |
180円~ | × | ×/× |
スマートレター | 縦25cm×横17cm×厚さ2cm / 1kg | 全国一律180円 | × | ×/× |
レターパック | ライト:A4サイズ / 厚さ3cm / 4kg プラス:A4サイズ / 厚さ制限なし / 4kg |
ライト:370円 プラス:520円 |
× | ×/○ |
クリックポスト | 長さ14~34cm / 幅9~25cm / 厚さ3cm 1kg |
全国一律185円 | × | ×/○ |
ゆうパケット | 3辺の合計60cmかつ 長辺34cm / 厚み3cm / 1kg |
厚み1cm:250円 厚み2cm:310円 厚み3cm:360円 |
× | ×/○ |
宅急便 | 60~200サイズ (外形3辺の合計または実重量) |
60サイズ(〜2kg):800円 80サイズ(〜5kg):900円 100サイズ(〜10kg):1,200円 120サイズ(〜15kg):1,400円 140サイズ(〜20kg):1,600円 160サイズ(〜25kg):1,900円 180サイズ(〜30kg):2,200円 200サイズ(〜30kg):2,700円 |
○ | ○/○ |
クール便 | 60~120サイズ(縦・横・高さの合計) 15kg |
距離・サイズ・重さ により変動 |
× | ○/○ |
※2023年4月現在の送料
それぞれの配送方法の特徴について詳しくご紹介していきます。
どれを選べばいいか分からない方は「配送方法の選び方」に進んでください。
1. ネコポス
サービス名 | ネコポス |
サイズ | 縦31.2cm×横22.8cm・厚さ3cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
配送料 | 全国一律184円 |
梱包資材 | 指定なし |
配送受付 | ヤマト運輸営業所 ファミリーマート |
お届け方法 | 郵便受けに投函 |
配送スピード | 翌日配達 |
日時指定 | × |
匿名配送 | ○ |
補償/追跡 | ○/○ |
公式サイト:ネコポス ヤマト運輸
ネコポスとは
ネコポスは、小さな荷物を宅急便レベルの翌日配達でポストに投函する配送サービス。通常、ネコポスを利用するにはヤマト運輸と契約が必要となりますが、minne 作家であれば誰でもすぐに利用できます。
梱包資材の指定はないので、市販の宅配袋や封筒、ダンボール箱などに入れて発送します。
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メリット・デメリット
ネコポスで発送するメリットは次のとおり。
- 配送料が安い
- 匿名配送ができる
- 補償・追跡サービスがある
- 配送が速い(翌日配達)
デメリットは、サイズ・重量制限が厳しいこと。小さくて軽いハンドメイド作品を発送するには最適ですが、立体的な作品や重さのある作品だと制限オーバーになります。
こんなときにおすすめ
minneのネコポスは、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 匿名で発送したい
- お客様に早くお届けしたい
- 補償・追跡サービスをつけたい
- A4サイズ以内の、軽くて薄い作品を送りたい
厚みが 3cm または重量が 1kg を上回るハンドメイド作品は送れません。宅急便コンパクト などを選びましょう。
2. 宅急便コンパクト
サービス名 | 宅急便コンパクト |
サイズ | 通常:縦20cm×横25cm×厚さ5cm 薄型:縦24.8cm×横34cm |
重量 | 重量制限なし |
配送料 | 全国一律590円 |
梱包資材 | 専用BOXに梱包 |
配送受付 | ヤマト運輸営業所 ファミリーマート |
お届け方法 | 対面による手渡し |
配送スピード | 翌日配達 |
日時指定 | ○ |
匿名配送 | ○ |
補償/追跡 | ○/○ |
公式サイト:宅急便コンパクト ヤマト運輸
宅急便コンパクトとは
宅急便コンパクトは、60サイズよりも小さな荷物を手軽に送れる配送サービスです。宅急便に比べて配送料が安いのが特徴。
発送には、専用BOX(70円)に梱包する必要があります。取扱店はヤマト営業所やコンビニ(セブン・ファミマ)です。専用ボックスには、普通サイズのほか「薄型」があります。薄型の専用ボックスは、収納時の厚さが外寸 5cm までという制限があります。
メリット・デメリット
宅急便コンパクトで発送するメリットは次のとおり。
- 重量制限がない
- 厚み 5cm まで対応
- 匿名配送ができる
- 補償・追跡サービスがある
- 補償額が高い(限度額30,000円)
- 配送が速い(最短で翌日配達)
デメリットは配送料金が高めであること。メルカリの宅急便コンパクトは 380 円で送れるのに対して、minne では 590 円とかなり高く設定されています。送料はお客様負担となるので、他の配送方法も選択肢に入れると良いでしょう。
こんなときにおすすめ
minneの宅急便コンパクトは、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 匿名で発送したい
- 高額な作品を送る
- お客様に早くお届けしたい
- 厚みや重量のある作品を送る
- 補償・追跡サービスをつけたい
配送料が高めですが、その分、補償額の限度額は30,000円となっております。60サイズよりも小さくて高価な作品を送るときに向いている配送方法です。
3. 定形外郵便
サービス名 | 定形外郵便 |
サイズ | 規格内:縦34cm×横25cm×厚さ3cm 規格外:3辺計90cm、長辺60cm以内 |
重量 | 規格内:1kg以内 規格外:4kg以内 |
配送料 | 120円~ |
梱包資材 | 指定なし |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 |
お届け方法 | 郵便受けに投函 |
配送スピード | 翌日以降 |
日時指定 | × |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ×/× |
公式サイト:定形外郵便物の料金 日本郵政
定形外郵便とは
定形外郵便は、日本郵便が取り扱っている配送方法(郵便サービス)。料金は「届け先」ではなく「重量」で変わるのが特徴。
封筒などにハンドメイド作品を入れて、料金分の切手を貼ってポスト投函すれば発送できます。配送料が安いため、小さくて軽いハンドメイド作品を販売する方に人気の配送方法です。
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配送料
定形外郵便の料金は、大きさで「規格内」「規格外」で分けられており、さらに重量によって変わります。
- 規格内:縦34cm×横25cm×厚さ3cm/1kg以内
- 規格外:3辺計90cm、長辺60cm以内/4kg以内
規格内と規格外別の配送料を次の表にまとめました。
重量 | 規格内 | 規格外 |
50gまで | 120円 | 200円 |
50g ~ 100g | 140円 | 220円 |
101g ~ 150g | 210円 | 300円 |
151g ~ 250g | 250円 | 350円 |
251g ~ 500g | 390円 | 510円 |
501g ~ 1000g | 580円 | 710円 |
1001g ~ 2000g | 取り扱いなし | 1,040円 |
2001g ~ 4000g | 取り扱いなし | 1,350円 |
メリット・デメリット
定形外郵便のメリットは、配送料が安いことに尽きます。正直、他の配送方法と比べたときのメリットはこれ以外にありません。
逆に、安いだけにデメリットは多いです。
- 追跡がない
- 補償もない
- 配達が遅い
定形外郵便は追跡サービスがないので、お客様に届いたとしても、相手が「届いていません」と主張すれば、販売者がそれを確かめる術がありません。
配達も遅め。定形外郵便は翌日配達をしていないため、お客様に届くまで最低でも 2〜3 日はかかります。遠方への配達だとそれ以上になります。また、平日のみの配達になるので、土曜・日曜・休日を挟むとかなり遅く配達されることとなります。
こんなときにおすすめ
定形外郵便は、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 軽い作品を送る
- 価格の安い作品を送る
- とにかく送料をおさえたい
定形外郵便は従量制なので、重いハンドメイド作品には向いていません。補償や追跡もないので、高価な作品を送るのにも向いていません。
不安なら、ネコポスやクリックポストなどほかの配送方法をおすすめします。
4. ゆうメール
サービス名 | ゆうメール |
サイズ | 長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
配送料 | 180円~ |
梱包資材 | 指定なし |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 |
お届け方法 | 郵便受けに投函 |
配送スピード | 翌日または翌々日 |
日時指定 | × |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ×/× |
公式サイト:ゆうメール 日本郵政
ゆうメールとは
ゆうメールとは、冊子とした印刷物や電磁的記録媒体を安く発送できる、郵便に含まれない運送サービス。本やポスターなどの印刷物や、CD・ブルーレイディスクなどの電磁的記録媒体を配送するときに使います。
発送時は、外装の見やすい所に「ゆうメール」と記載します。
メリット・デメリット
ゆうメールで送るメリットは、軽い記録媒体を安く送れること。
デメリットは次の通り。
- 記録媒体以外は送れない
- 150gを超えると配送料が高い
- 追跡・補償がない
アクセサリーなどのハンドメイド作品は記録媒体ではないため、ゆうメールは使えません。記録媒体なら送れますが、ゆうメールには補償・追跡がなく、150gを超えると送料が215円と高くなるので注意しましょう。
こんなときにおすすめ
ゆうメールは、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 記録媒体を送る
- 重さが150g以下
ゆうメールは、ポスターなどの軽いハンドメイド作品を発送するのには向いています。なお、似たような配送方法にクリックポストがあり、そちらは追跡機能がついています。
5. スマートレター
サービス名 | スマートレター |
サイズ | 縦25cm×横17cm、厚さ2cm |
重量 | 1kg以内 |
配送料 | 全国一律180円 |
梱包資材 | スマートレターに梱包 |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 |
お届け方法 | 郵便受けに投函 |
配送スピード | 翌日または翌々日 |
日時指定 | × |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ×/× |
公式サイト:スマートレター 日本郵政
スマートレターとは
スマートレターは、A5サイズ・1kgまで全国一律料金で、信書(請求書・許可証・証明書の類)も送ることができるサービスです。
全国の郵便局、コンビニなどでスマートレター専用封筒を購入し、切手を貼らずにポストに投函するだけで配送ができます。
メリット・デメリット
スマートレターのメリットは次の通り。
- 発送が簡単
- 配送料が安い
スマートレターは、専用封筒にハンドメイド作品を入れて宛名を書いて発送するだけ。気にするべきは「厚み 2cm を超えていないか」「重さ 1kg を超えていないか」の2点だけ。非常にシンプルな発送方法で、誰でも手軽に使えます。
デメリットは定形外郵便と同様に、追跡・補償がないこと。土日休日の配達もやっていないため、お客様へのお届けに時間がかかります。
こんなときにおすすめ
スマートレターは、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 手軽な発送方法がいい
- 価格の安い作品を送る
- 100g以上の作品を送る
スマートレターは、ある程度の重さがあるハンドメイド作品でも、1kg 以内なら全国一律 180 円で配送ができます。
定形外郵便は 100g を超えると、規格内であっても 205 円もかかるので、101g 以上の作品を送るときはスマートレターの方が安くなります。
スマートレターと似たような配送方法に「クリックポスト」があります。クリックポストは追跡サービスのある配送方法ですが、宛名ラベルを自分で印字しなければならない手間がかかります。そういった作業が手間に感じる人にはスマートレターの方が使いやすいでしょう。
6. レターパック
サービス名 | レターパック |
サイズ | ライト:A4ファイルサイズ・厚さ3cm プラス:A4ファイルサイズ・厚さ制限なし |
重量 | ライト:4kg プラス:4kg |
配送料 | ライト:370円 プラス:520円 |
梱包資材 | レターパックライトまたはプラスに梱包 |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 集荷(プラスのみ) |
お届け方法 | ライト:郵便受けに投函 プラス:対面による手渡し |
配送スピード | 翌日または翌々日 |
日時指定 | × |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ×/○ |
公式サイト:レターパック 日本郵政
レターパックとは
レターパックとは、A4ファイルサイズ(34cm×24.8cm)・4kgまで全国一律料金で、信書も送れるサービスです。
配送するときは、専用の「レターパック」を郵便窓口・コンビニで購入し、梱包する必要があります。
レターパックは、郵便受けへ届ける「レターパックライト(370円)」と、対面で届けて受領印をもらう「レターパックプラス(520円)」の2種類あります。レターパックライトは厚み制限(3cm)があります。
メリット・デメリット
レターパックのメリットは次のとおり。
- 配送が速い
- 追跡サービスがある
- 重い作品(4kgまで)も送れる
デメリットは配送料金が高いこと。レターパックライトは370円、レターパックプラスは520円ですので、ほかの配送方法も検討したほうが良いでしょう。
こんなときにおすすめ
レターパックは、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 重い作品を発送する
- お客様に早く届けたい
- 追跡サービスをつけたい
- 厚みのある作品を送りたい
レターパックは土曜・日曜・休日も含めて毎日配達してくれます。
日本郵便の配送方法には、土日や休日に配達してくれないものがあります。たとえば、「定形外郵便」「スマートレター」は土日や休日の配達は休止しているため、発送するタイミングによっては届くまでに日数を要します。もっと早く届けたいときにレターパックがおすすめです。
7. クリックポスト
サービス名 | クリックポスト |
サイズ | 長さ14~34cm、幅9~25cm、厚さ3cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
配送料 | 全国一律185円 |
梱包資材 | 指定なし |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 |
お届け方法 | 郵便受けに投函 |
配送スピード | 翌日または翌々日 |
日時指定 | × |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ×/○ |
公式サイト:クリックポスト|日本郵便
クリックポストとは
クリックポストとは、自宅で配送料の支払いと宛名ラベルを作成できる運送サービス。郵便ポストからいつでも差し出せます。追跡サービスで配送状況の確認も可能。
指定の専用箱がないので、市販の宅配袋やダンボール箱に梱包して発送します。
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メリット・デメリット
クリックポストのメリットは次のとおり。
- 配送料が安い
- 全国一律料金
- 追跡サービスがある
- 厚み 3cm まで送れる
デメリットはあて名ラベル作成の手間がかかること。利用には登録手続きが必要となり、宛名ラベルを印刷するコストもかかりますが、それさえできればメリットの多い配送方法です。
こんなときにおすすめ
クリックポストは、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 配送料をおさえたい
- 追跡サービスをつけたい
- 郵便局やポストから発送したい
- 自宅にプリンターがある
似たような配送方法に「ネコポス」があります。ネコポスはクリックポストとほぼ同じ送料で、クリックポストにはない補償が付きます。匿名配送にも対応しています。あえてネコポスではなくクリックポストを選ぶメリットはないかもしれません。
強いて言うなら、ネコポスは「ファミマ」「ヤマト営業所」からしか発送できないのがデメリットです。自宅近くにこれらがなく、郵便局やポストから発送したいなら、クリックポストでの発送がおすすめ。
クリックポストで発送したい方は、以下の記事でご紹介している「あて名ラベル作成方法」を参考に発送してみてください。
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8. ゆうパケット
サービス名 | ゆうパケット |
サイズ | 3辺の合計60cm以内かつ 長辺34cm、厚み3cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
配送料 | 厚み1cm:250円 厚み2cm:310円 厚み3cm:360円 |
梱包資材 | 指定なし ※専用あて名シールが必要 |
配送受付 | ポスト投函 郵便局の窓口 |
お届け方法 | 郵便受けに投函 |
配送スピード | 翌日または翌々日 |
日時指定 | × |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ×/○ |
公式サイト:ゆうパケット | 日本郵便株式会社
ゆうパケットとは
ゆうパケットは小さな荷物の発送に便利なサービス。梱包する厚みに応じて運賃が変動。
発送には専用あて名シールが必要。郵便局窓口でもらい、それを梱包した荷物に貼って発送。
メリット・デメリット
ゆうパケットは追跡サービスがあり、全国一律料金で送れる配送方法ですが、どの厚みも配送料がかなり高めに設定されているのがデメリット。
発送に必要な専用あて名シールも、わざわざ郵便局まで取りに行かなくてはならないため、かなり手間に感じます。
こんなときにおすすめ
ゆうパケットは他の配送方法と比べてしまうと、あえて選ぶメリットが感じられない配送方法です。
厚み 3cm までは送料 360 円ということですが、それなら送料 184 円で補償もつく「ネコポス」の方がおすすめです。近くにネコポスの受付場所がないなら、全国一律 185 円で発送できる「クリックポスト」を利用すれば良いでしょう。
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9. 宅急便
サービス名 | 宅急便 |
サイズ | 60~200サイズ 以内 (外形3辺の合計) |
重量 | 30kgまで |
配送料 | 60サイズ(〜2kg):800円 80サイズ(〜5kg):900円 100サイズ(〜10kg):1,200円 120サイズ(〜15kg):1,400円 140サイズ(〜20kg):1,600円 160サイズ(〜25kg):1,900円 180サイズ(〜30kg):2,200円 200サイズ(〜30kg):2,700円 |
梱包資材 | 指定なし |
配送受付 | ヤマト運輸営業所 ファミリーマート |
お届け方法 | 対面による手渡し |
配送スピード | 翌日または翌々日 |
日時指定 | ○ |
匿名配送 | ○ |
補償/追跡 | ○/○ |
公式サイト:宅急便 ヤマト運輸
宅急便とは
宅急便は、60~200サイズ(縦・横・高さの合計が200cm以内、かつ重さが30kgまで)のハンドメイド作品を送るのに適した配送方法です。
サイズは、縦・横・高さの3辺計の「大きさ」と「実重量(梱包材を含めた重さ)」を比較し、大きい方のサイズの扱いになります。個人利用だと、距離が遠いほど配送料が高くなりますが、minne では全国一律料金になっています。
メリット・デメリット
宅急便のメリットは次の通り。
- 全国一律料金
- 匿名配送ができる
- 大きくて重い荷物を送れる
- 補償・追跡サービスがある
- 補償額が高い(限度額300,000円)
minne の宅急便は「らくらくミンネコパック」に対応しているため、全国一律料金で配送ができ、匿名配送にも対応しています。
デメリットは配送料金が高くなりがちであること。もっとも小さい60サイズでも800円するので、それほど大きな作品ではないのなら、他の方法で発送できないかも検討するとよいでしょう。
こんなときにおすすめ
minne の宅急便は、次のようなシーンにおすすめの配送方法です。
- 大きくて重い作品を送る
- 高額な作品を送る
宅急便は、他の配送方法で送れないような、大きくて重い作品を送るのにおすすめ。60サイズよりも小さな作品は「宅急便コンパクト」がおすすめです。
10. クール便
サービス名 | クール便 |
サイズ | 60~120サイズ (外形3辺の合計) |
重量 | 15kgまで |
配送料 | 距離・サイズまたは重量により変動 |
梱包資材 | 指定なし |
配送受付 | ヤマト運輸営業所 コンビニ・取扱店 集荷 宅配ロッカー |
お届け方法 | 対面による手渡し ヤマト運輸営業所 コンビニ・取扱店 宅配ロッカー |
配送スピード | 翌日~4日 |
日時指定 | ○ |
匿名配送 | × |
補償/追跡 | ○/○ |
公式サイト:クール宅急便 ヤマト運輸
クール便とは
クール便は、保冷が必要な荷物を保冷設備のある車両によって届けるサービスです。「冷蔵」と「冷凍」の2種類の配送方法があります。
メリット・デメリット
クール便の最大のメリットは、冷蔵・冷凍品の配送が可能であること。minneでは条件を満たせば食品の販売ができるため、冷蔵や冷凍が必要な商品の発送にクール便が便利です。
なお、クール便は、翌日配達地域は発送日から最大3日先、翌々日配達地域は発送日から最大4日先まで、お届け日を指定できます。お届け先が不在の場合、不在日を含め最大3日間、宅急便営業所の冷蔵冷凍庫で保管してくれます。
どの発送がおすすめ?配送方法の選び方
ここまで、minneで利用できる配送方法の種類についてご紹介してきました。では、どの配送方法を選べばいいのでしょうか。
ここでは、配送方法の選び方をご紹介してきます。
サイズ・重量を確認
まず確認したいのが、ハンドメイド作品のサイズ。各配送方法は「このサイズにおさめてください」「重さはこれくらいまで」と決められています。
ハンドメイド作品を梱包して、
- どれくらいのサイズ(タテとヨコ)におさまるのか
- 厚みはどれくらいか
- 重さは何グラムか
などを確認し、その範囲におさまる配送方法を選択しましょう。
匿名配送の有無で選ぶ
minne では、次の配送方法が匿名配送に対応しています。
匿名配送を利用すれば、自分の住所や氏名を相手に開示せずに発送ができます。個人情報を開示したくない場合は、匿名配送に対応した配送方法を選ぶと良いでしょう。
ただし、手数料がかかったり、個別に設定が必要だったりと、メルカリなどの匿名配送とは使い勝手が異なります。コチラの記事 で解説しているので利用したい方はご参考に。
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minneの匿名配送のやり方は?設定方法と注意点を徹底解説
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送料や発送場所を比較する
梱包したときの大きさや重量、匿名配送の有無などを確認してみると、作品に適した配送方法の候補がいくつか挙がったかと思います。あとは、送料や発送場所など、お客様や作家の都合に合った適切な配送方法を選んでいきます。
minne では、基本的にお客様が送料を負担します。そのため、できるだけ安い配送方法が望まれます。ただし、高額な作品の場合は、送料が高くても補償を希望するお客様がいます。こういったお客様の都合を優先して選ぶとよいでしょう。
また、発送するときの自分の都合も考えましょう。配送方法によって発送(受付)場所が異なります。たとえば、「ネコポス」や「宅急便コンパクト」はヤマト営業所かファミリーマートからしか発送ができません。自宅の近くにこれらがない場合は、郵便ポストから発送できる配送方法の方が便利です。
このように、お客様と自分、両者の都合を考えながら、現実的な発送方法を選ぶと後悔がありません。
まとめ
minneでは以下の10種類の配送方法が選べます。
これら以外にも配送方法はありますが、個人的には、配送料が安く、追跡・補償があり、匿名配送にも対応している「ネコポス」が安心でおすすめです。それよりも大きい作品は「宅急便コンパクト」、さらに大きい作品は「宅急便」がおすすめです。迷っている方はご参考にしてくださいね。
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ハンドメイド作品の写真をスマホでセンス良く撮影するテクニック
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