ハンドメイド作品を販売するのであれば、作家名を決めてから活動しなければなりません。たとえば、minne(ミンネ)なら登録時にニックネームを決めます。
でも、作家名ってなかなか決まりませんよね。実名にすべきか?ユニークな名前にするべきか?作品のイメージを反映させるか?…など悩むことでしょう。
そこでこの記事では、ハンドメイド作家の名前の決め方について解説します。
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ハンドメイド作家は実名を使うべき?
作家名を考えるときに、まず「実名をそのまま使うべきか?」と悩まされるでしょう。実名を使うのも悪くはありませんが、リスクもあります。
実名を使うメリット
実名を使ってハンドメイド活動をする方がお客様の信頼を得られます。
「どこの誰が作ったか分からない作品」よりも、「○○さんが作った作品」の方が安心して買えますよね。最近はスーパーなどで、「○○さんの農家のキャベツ」なんて書いてあるのを目にしますが、あれもお客様に安心して買ってもらうための工夫です。
顔の見えないネット販売なら、なおさら実名の方が信頼を得られます。
実名を使うデメリット
実名を作家名にすると、個人情報流出の恐れがあります。今の時代、ネットで名前を検索すればその人の生活スタイルや思考などがすべて分かってしまいます。
たとえば、SNS(特に実名で登録するFacebook)で頻繁に投稿している方ならば、お客様にその投稿を閲覧される可能性があります。また、副業でハンドメイド販売をしていることが会社にバレる可能性もあります。
こういったデメリットも踏まえたうえで、実名を使って活動するかを検討しましょう。
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作家名の決め方のポイント3つ
実名を使わないのであれば、作家名を1から考えなくてはなりません。どのように決めるのでしょうか?
ポイントは3つあります。
- 覚えやすくする
- オリジナリティのある名前にする
- キーワードを組み合わせる
覚えやすくする
作家名は、お客様が覚えやすい名前にするのが基本。パッと見てわかる、すぐに頭に入る、などを基準に考えましょう。長すぎるのも覚えにくいのでよくありません。覚えにくいうえに、呼びにくいです。4文字~8文字以内におさめるのがベスト。
オリジナリティのある名前にする
使いたい作家名がすでに使われていると、お客様の混乱を招きます。先に名前を付けたハンドメイド作家さんからクレームを言われる可能性も。
こういったトラブルを回避するためにも、使いたい作家名がすでに使われていないかの確認をしましょう。インターネットや登録したハンドメイドマーケットで使いたい作家名を検索してヒットしなければとりあえず大丈夫です。
「完全に同じ作家名」だったり「1文字違い」だったら紛らわしく思われます。後でややこしくなるので、オリジナルの作家名をあらためて考えましょう。
キーワードを組み合わせる
作家名を決めるときは、ネーミングの土台となるキーワードをいくつか挙げ、そのキーワードを組み合わせていきます。
キーワードは、
- 実名
- ショップ名
- 作品のカテゴリー
- 作品の雰囲気
- 作品のジャンル
- 作品のサイズ
などがあります。
これらのキーワードを組み合わせて、覚えやすく、オリジナリティのある作家名を考えると良いでしょう。
ハンドメイド作家の名前の例
すでに活動中のハンドメイド作家さんたちは、どんな名前をつけているのでしょう?参考になりそうなネーミングがあったので、ピックアップしてご紹介します。
- まる歩靴工房
- アサクラ製作所
職人っぽい方は、「○○製作所」「○○工房」を作家名としています。作家名と言うより、ショップ名に近い感じでしょうか。「○○Works」「○○ハンドメイド」ってのも良いかもしれません。
- オカユキコ
- くまだまり
実名をすべてひらがな・カタカナにするのもいいですね。これなら個人を特定される可能性も低くなります。4~5文字くらいで、読んだときのリズムがよく覚えやすいお名前の方はぜひ候補に。
- 絵のある暮らし
- 暮らしの道具店
ショップ名ですが、「暮らしの○○(作品ジャンル)」はストレートで分かりやすいですね。「暮らしのバッグ工房」なども考えられます。
まとめ
ハンドメイド作家の名前は、実名である必要はありません。実名の方が信頼されやすいですが、今の時代は個人情報が心配です。もし実名を使いたいなら、すべて平仮名やカタカナにすると良いでしょう。
実名を使わないときは、覚えやすくオリジナリティのある名前を考えましょう。作品の雰囲気やカテゴリーなどから連想されるキーワードを組み合わせていくことで、オリジナリティのある作家名が決められますよ。
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