ハンドメイド販売でいくら稼いだら確定申告が必要?副業も対象?

ハンドメイド作家の似顔絵(通常) ハンドメイド作家みき

2017-11-03

ハンドメイド販売でいくら稼いだら確定申告が必要?副業も対象?

ハンドメイド作品がたくさん売れてくると、うれしい反面、気になるのが「確定申告」。

年末年始や確定申告の時期になると、所得隠しや申告漏れを指摘された芸能人や企業がメディアで報道されるため、「確定申告ってしなきゃヤバい?」と不安になるハンドメイド作家さんも多いでしょう。

確定申告は専業で販売している方はもちろん、副業も対象です。申告の義務があるのに、期限内にきちんと申告しないと「延滞税」や「加算税」が課されます。

では、ハンドメイド販売でいくら稼いだら、確定申告をしなければならないのでしょう?その基準を詳しく解説します。

今すぐ申告の必要性を判断する

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動画解説

確定申告が必要な人、不要な人の基準については、YouTubeでも解説しています。動画なので視覚的にも分かりやすいかと思うので、ぜひ本記事を読む前にご覧ください。

確定申告とは

確定申告とは、その年の「所得」を計算して申告し、税金を納めるための一連の手続きのこと。

会社員と個人の税金の納付方法の違い

会社員として働いている場合、勤務する会社が毎月の給与から所得税を源泉徴収しているので、確定申告をする必要はありません。

ところが、個人でハンドメイド販売をしている人は、代わりに所得にかかる税金を支払ってくれる人がいません。そのため、自分で確定申告をして、税金を納める必要があります。

確定申告は、一定以上の所得を得たすべての人が対象となります。よく、「個人事業主ではなく副業だから確定申告の必要はない」と勘違いする人もいますが、副業でも確定申告は必要となるので注意しましょう。

なお、確定申告の最新情報は、国税庁のホームページをご参考にしてください。

参考リンク所得税の確定申告 - 国税庁

【要確認】「売上」と「所得」の違い

確定申告は、「いくら稼いだら申告の必要があるのか」を基準に判断していきます。このときの金額は、「売上(収入)」ではなく「所得」です。よく勘違いされがちですが、この2つは意味がまったく異なります。

「売上(収入)」は、ハンドメイド作品の売上金そのままのことを指します。「所得」は、その売上から必要経費を引いた金額を指します。

「売上」と「所得」の違い

たとえば、売上が20万円でも、必要経費が15万円かかっていたら、所得は5万円になります。この場合、確定申告の必要がなくなります。

ハンドメイド販売においては、パーツや生地代などのほか、スマホ代や電気代も必要経費にできます。必要経費にできるものをしっかり理解しておくと、確定申告が不要になるケースがあります。詳しくは『ハンドメイド販売者が確定申告で経費にできる出費、できない出費の例』で解説しているので、ぜひチェックしておいてください。

いくら稼いだら確定申告が必要?

ハンドメイド販売で、いくら稼いだら確定申告が必要になるか?は、ケース・バイ・ケースです。「働いているか」「所得はいくらか」によって、申告の必要性が変わってきます。

以下に申告の必要性の有無がわかる簡易的なフローチャートを用意したので、こちらでまずは判断してください。

確定申告の必要性の有無が判断できるフローチャート

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フローチャートだけでは判断できない方は、以下の就労状況ごとに、確定申告が必要なケースをご紹介しているので、そちらもあわせて参考にしてください。

それぞれ、詳しく解説していきます。

本業があり、副業で販売している人

普段はサラリーマン、OLとして働き、空いた時間でハンドメイド販売などの副業をしている方は、副業の所得が年間で20万円を超えたら確定申告が必要です。

複数の副業をしている方は、その副業の合計所得が年間で20万円を超えたら確定申告が必要です。たとえば、ハンドメイド販売とブログ、ライターの副業をしていたら、すべての収入を合計して、そこから経費を引いた所得が年間で20万円を超えたら確定申告をします。

関連記事ハンドメイド販売の副業が会社にバレる3つの原因

パートをしていて、副業で販売している人

パートをしている主婦・主夫で、副業としてハンドメイド販売をしている場合、副業の所得が年間で20万円を超えたら確定申告が必要です。

ちなみに、ダブルワークでパート(パートの掛け持ち)をしている場合は、収入の多い方で年末調整を行うことになります。もう1ヵ所のパート先では年末調整をすることができないので、自分で確定申告を行わなければなりません。

ですので、ダブルワークでパートをしていて、さらに副業もしているなら、「収入の少ない方のパート」と「副業」の所得の合計が年間で20万円を超えたら、確定申告が必要です。

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本業とパートがあり、さらに副業で販売している人

サラリーマン、OLといった本業があり、さらに副業としてアルバイト・パートを行い、その傍らでハンドメイド販売といった副業でお小遣いを稼いでいる場合、「アルバイト・パート」と「副業」の所得の合計が年間で20万円を超えたら、確定申告が必要です。

会社を途中退職し、販売をはじめた人

サラリーマンやOLといった本業を年の途中に退職し、そのあとにハンドメイド販売といった副業をはじめた場合には、副業の所得が年間で20万円を超えた場合に、雑所得として確定申告をする必要があります。

本業の収入に関しては、勤務する会社が毎月の給与から所得税を源泉徴収しているので、確定申告をする必要はありません。ただし、年の途中で辞めると年末調整をしてくれません。年末調整は払い過ぎた税金が戻ってくる制度です。

自分で確定申告をすることで、本業の税金が戻る可能性があります。ですので、副業の所得が20万円を超えなくても、確定申告をした方が良いでしょう。

働いていなくて、販売だけしている人

働いていなくて、ハンドメイド販売などで収入を得ている場合は、その所得が年間で48万円を超えたら確定申告が必要です。

「48万円」という金額は、確定申告の基礎控除の金額。基礎控除とは、確定申告で所得税額の計算をする場合に、所得から差し引くことができる控除で、一定の所得以下のすべての納税者に適用されます。

所得が48万円以内であれば、そこから基礎控除を引くと所得はゼロとなり、確定申告の必要がなくなります。

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税金の滞納はヤバい?確定申告しないリスク

ここまで、確定申告をする必要がある人の基準をご紹介してきました。

では、基準を満たした人(確定申告をする必要がある人)が、確定申告をしないとどうなるのでしょうか。

確定申告の義務があるのに、期限までに申告や納税をしないと、まず税務調査が入る可能性があります。

年間の所得金額が20万円を超えると確定申告をしなければならず、それを怠ると税務調査に入られることがある。特に63万円以上になるとその可能性は高くなる

出典:副業収入"年20万超え"は税務調査がやって来る

税務調査で所得隠しや申告漏れを指摘された場合、「延滞税」や「加算税」が課されます。いずれも非常に高い利率で、本来 払うべき税金に加算して支払うこととなります。

納税したくない気持ちも分からなくはないですが、収入を得たら税金を払うのは国民の義務。

「ネット販売だからバレない」と安易な考えはNG。現在はマイナンバーカードもあるので本業での収入はもちろん、ハンドメイドで得た収入なども、すべて行政側が把握できるようになっています。必ず確定申告をしましょう。

確定申告についてよく分からなかったら、早めに税務署に相談してください。税務署は敵ではなく味方です。分からないことは何でも親切に教えてくれますよ。

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確定申告が不要な人

先に紹介した『いくら稼いだら確定申告が必要?』に該当しなければ、確定申告は不要です。

具体的には、

といった人は、確定申告をする必要がありません。

ただし、確定申告は不要でも、住民税の申告は必要となります。詳しくは『ちゃんと払った?ハンドメイドで収入を得たら「住民税」を納めよう』で解説しているのでぜひ目を通しておいてください。

働いていて、副業の年間所得が20万円を超えない

サラリーマン、OLとして働き、ダブルワークや副業で給与所得以外の収入がある人は、その給与所得以外の所得が、合計して年間20万円を超えないのであれば、確定申告は不要です。

給与所得は、会社が毎月の給料から税金を引いているので、確定申告の必要はありません。

給与所得以外の収入は、代わりに税金を支払う人がいないため、自分で確定申告をして、税金を納める必要があります。ただし、給与所得以外の所得が1年間で合計20万円以下なら、確定申告は必要ありません。

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働いていなくて、年間所得が48万円を超えない

会社・アルバイト・パート勤務をしていない方は、ハンドメイド販売などで得た合計所得が年間48万円を超えなければ確定申告は不要です。

ここで、「20万円」と「48万円」の違いについて説明します。

給与所得がある人(働いてる人)がハンドメイド販売をすると、それは副業とみなされます。副業の所得は20万円までなら確定申告が不要というルールがあります。

一方、働いていない人がハンドメイド販売をしたら、そこで得た収入は「副業」とはみなされません。「本業」がないためです。そのため、20万円までなら確定申告が不要というルールが適用されません。

よって、収入を少しでも得たら確定申告の必要があります。

ところが、本業がない人が確定申告をする場合、「基礎控除」を受けられます。基礎控除は、所得から48万円を引くことができます。つまり、所得が48万円を超えければ、所得はゼロとなり、確定申告の必要がなくなる、という仕組みです。

※2020年(令和2年)分の確定申告から、控除の金額などについて大きな改正がありました。基礎控除は38万円から48万円に増額されています。

まとめ

ハンドメイド販売で一定以上の所得を得たら確定申告が必要となります。副業も対象です。

ハンドメイド販売でいくら稼いだら、確定申告する必要があるのか?は、年間所得と就労状況により異なります。

その基準を下記の表にまとめました。

就労状況 年間所得 確定申告
本業がある
(会社員など)
副業の所得が
20万円を超えない
申告しない
副業の所得が
20万円を超える
申告する
本業がない
(専業主婦など)
給与以外の所得が
48万円を超えない
申告しない
給与以外の所得が
48万円を超える
申告する

確定申告をする必要がある人は、早めに手続きを行いましょう。

期限内にきちんと申告しないと、「延滞税」や「加算税」が課されます。いずれも非常に高い利率で、本来 払うべき税金に加算して支払うこととなります。

不明点があれば、できる限りコメントでも返信します。気軽に聞いてくださいね。

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ハンドメイド作家の似顔絵(通常)

この記事を書いた人

ハンドメイド作家 みき

20代女子のハンドメイド作家。半年間売上ゼロ→1日10時間制作に没頭→半年後に1,000円の売上→徐々に注文が増える→1年後に個人事業主に。

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