ハンドメイド作品をハンドメイドマーケットやネットショップで販売するとき必要になるのが銀行口座。売れた作品の売り上げを振り込むためにも、最低でも1つは必要となります。
すでに銀行口座は持っているハンドメイド作家さんも多いかとは思いますが、できればネットショップ用の銀行口座をつくっておきたいところ。
なぜ、ネットショップ用の銀行口座をつくるべきなのか?どうやって開設するのか?について解説したいと思います。
ネットショップ用の口座を開設するメリット
- 公私を区別できる
- 管理が楽になる
- 使用不明金がなくなる
ハンドメイド販売を開始し、売れるようになってくるとお金のやりとりが増えます。きちんと管理しないと、運営にかかった出費、売り上げなどが分かりにくくなってしまいます。
すでに銀行口座を持っているかとは思いますが、それを使ってしまうと「使用不明金」が出たり、「不要な入出金が履歴に残る」ため管理が煩雑に。
そういった意味でも、給与振り込みなど個人的な入出金で使っている口座とは別に、ネットショップ用の口座をつくっておきましょう。はじめから管理方法を決めておくと、帳簿代わりにもなり確定申告のときに便利です。
関連記事:ハンドメイド販売でいくら稼いだら確定申告が必要?副業も対象?
ネットショップ用の口座の開設方法
屋号付き口座を開設する
個人事業主であれば、事業主名に屋号を加えた「屋号付き口座」がつくれます。
屋号付き口座をつくることで、クライアントやお客様から信頼されやすくなります。ハンドメイド作家さんの場合だと、委託販売先のお店との取引のとき、個人でネットショップを運営し購入者から直接代金を振り込んでもらうとき、屋号付き口座の方が相手が安心して振り込んでくれるでしょう。
屋号付き口座をつくるには「開業届」のほか「その事業においての収入実績が証明できる書類(確定申告書など)」の提出を求められる場合があります。
屋号付き口座を開設できない場合
ハンドメイド販売をはじめたばかりの方だと、開業届を提出していなかったり、確定申告書などがないかと思います。こういった方は、事業用口座はつくれません。まずは個人名義で銀行口座を開設しましょう。
ちなみに、1つの銀行で複数の口座は持てません。個人名義の口座は、1人につき1口座のみ。たとえば、すでに「みずほ銀行」でプライベート用の口座を1つ持っていたら、個人名義での事業用口座を新たにつくることはできません。この場合、「三菱UFJ銀行」など他銀行で口座を開設してください。
おすすめの銀行口座は?
屋号付き口座におすすめの銀行
前述したとおり、個人事業主であれば、事業主名に屋号を加えた「屋号付き口座」がつくれます。ただ、すべての銀行が屋号付き口座に対応しているわけではありません。
口座を開きたい銀行に「屋号付き口座はつくれますか?」「どんな条件がありますか?」と片っ端から問い合わせてみるのも良いですが、それが面倒なら「PayPay銀行」がおすすめ。個人事業主のかたは、屋号付個人名義のビジネス用口座で口座開設ができます。
公式サイト:PayPay銀行
個人名義口座におすすめの銀行
個人名義でネットショップ用の銀行口座をつくるなら、オンラインで開設手続きができ、ネット上で入出金や振込確認ができるインターネットバンキング(ネット銀行)が便利。
インターネットバンキングの中でもおすすめは「新生銀行」。手数料が安く、ネット上で口座を開設できるので便利です。新生銀行は全国に窓口のある支店を持っているので、「ネットだけだと不安…」という方でも安心。キャンペーンも随時実施しているので、お得に口座開設ができますよ。
公式サイト:新生銀行
まとめ
ハンドメイド販売をするなら、「仕事用」として銀行口座を新たに開設しましょう。プライベートで使っている今の口座を使ってしまうと、管理が煩雑になります。
インターネットバンキングなら口座開設がネット上でできます。残高の確認も簡単ですし、窓口やATMまで出かけなくても取引ができ便利です。手続きはすぐにできるので、できるだけ早めに口座開設をしておきましょう。
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