ハンドメイド作品やグッズ販売に興味があるけど、
- モノづくりをするための場所がない
- モノづくりに必要な道具がそろってない
- 製作のための技術がなく、1から学ぶのは大変
- せっかく作っても売れず、在庫を抱えてしまったら困る
…などの理由でなかなかスタートを切れず、悩んだ経験はありませんか?
そんな方におすすめなのが「製造支援サービス」。商品製作のための環境や道具、技術は必要なく、誰でも簡単にオリジナル商品が製作できます。
さらに、ネットショップ作成サービス「BASE」を使えば、この「製造支援サービス」を使って製作したオリジナル商品をすぐに販売ができるのです。
ここまでで、「ちょっと何を言っているのか分からない」という方のために、この記事では「BASE」や「製造支援サービス」について詳しくご紹介したいと思います。
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「製造支援サービス」とは
製造支援サービスの1つである「monomy モノミー」の紹介動画
「製造支援サービス」とは、モノづくりの代行サービスのこと。平たく言うと、あなたの代わりにオリジナル商品を製作してくれるサービスです。
一般的に、ハンドメイド作品は製作道具や材料を買いそろえて、作業スペースで製作を行います。また、売れるためには一定クオリティの作品を製作しなくてはなりません。
でも、「製造支援サービス」ならこれらは不要。
- 環境(製作するスペースや机など)なし
- 道具・材料(工具や生地など)なし
- 技術(販売できるクオリティまで腕を磨く)なし
つまり、誰でもすぐにオリジナル商品の販売準備ができるのです。
また、受注販売可能な製造支援サービスを選べば、ショップ側で在庫を抱える必要がない(無在庫販売ができる)のでリスク無く商売をはじめることができます。
「BASE」とは
「BASE(ベイス)」は、自分だけのネットショップを簡単に作成できるサービスです。自分のネットショップを立ち上げ、そこでハンドメイド作品やオリジナル商品を販売できます。
ネットショップ作成には、多額の費用や膨大な時間がかかってしまいますが、BASEなら初期費用・月額費用は無料。「minne」などと同じように、売れたときに手数料が発生します。開設もカンタンで、HTMLやCSSなど専門知識は不要。
※BASEには有料プランもあります。
「ハンドメイド販売サイト」との違い
ハンドメイド作品を販売できるサービスと言えば「minne」「Creema」などのハンドメイド販売サイトがあります。
これらとBASEの違いは、
- 他のハンドメイド作家の作品が表示されない
- ショップのデザインをカスタマイズできる
- 製造支援サービスと連携できる
です。
ハンドメイド販売サイトでは、いろんな作家さんが集まるマーケットプレイスに自分のお店を出店させます。
メリットは、いろんな作家さんが集まっているので、お客さんも集まりやすいところ。デメリットは、ほかのハンドメイド作家さんと比較されやすいところです。
ほかのネットショップ作成サービスとの違い
「BASE」以外にもネットショップ作成サービスはいくつかありますが、それらとの違いは、
- 6年連続ショップ開設実績No.1
- 入金が早い
- クレカ決済が即日使える
です。
販売手数料は少し高いものの、サービスやサポートが充実しているため開設実績No.1を獲得しています。
これら以外にも、まだまだBASEでネットショップを開設するメリットはあります。
STORESと迷われている方は、『「BASE」「STORES」どっちがおすすめ?比較のポイントはこの3つ』で違いを詳しく解説しているので、そちらもご参考に。
-
「BASE」と「STORES」の手数料と機能の違いを徹底比較
今すぐ読む
手数料はいくら?
BASEで発生する手数料は、
- 販売手数料:決済手数料3.6%~ + 40円、サービス利用料3%
- 振込手数料:一律250円(2万円未満の場合は別途「事務手数料500円」が発生)
の2つです。
初期費用や月額料金はかかりません。売れたときに「販売手数料」が、振込申請をしたときに「振込手数料」がそれぞれ発生します。
つまり、売れるまでは1円もかかりません。
-
BASEで販売者が負担する手数料と運営費用まとめ
今すぐ読む
連携できる「製造支援サービス」一覧
BASEでは、次のような製造支援サービスと連携できます(2023年時点)。
サービス名 | 製作可能物 | 受注販売 |
Up-T | Tシャツ | ○ |
Tシャツ作成 | Tシャツ | ○ |
スマホケース作成 | スマホケース | ○ |
pixivFACTORY | アクリルキーホルダー・スマホケース・Tシャツ・トートバッグなど50種類以上 | ○ |
monomy | アクセサリー | ○ |
オリジナルプリント.jp | Tシャツ、タオル、モバイルグッズなど約1,500種 | × |
Canvath (キャンバス) | スマホケース、Tシャツ、トートバッグ、クッショ ン、AirPodsケース、キーケースなど |
○ |
「オリジナルプリント.jp」以外は受注販売可能となっているため、販売者が在庫を抱えるリスクがありません。「作ったはイイけど、全然売れない」といったリスクがなく商売をはじめることができるため、無在庫販売に興味がある方におすすめ。
各製造支援サービスの詳細は、BASE Uの『オリジナルグッズを簡単作成。在庫リスクなくBASEでネットショップを運営する方法』で紹介されていますのでご参考に。
BASEと製造支援サービスの連携方法は?無在庫販売のやり方
利用する製造支援サービスによって手順は異なりますが、おおまかな流れはこんな感じ。
- BASEのアカウントを作成
- 製造支援サービスのアプリをインストール
- アプリで商品を作成
- 商品を出品
サクサク進めれば、10分ほどで無在庫販売のスタートが可能です。サイトのデザイン、商品のデザインにこだわれば、それなりの時間がかかります。
それでは、順に説明していきます。
BASEのアカウントを作成
まず、BASEの公式サイト へ移動してアカウントを作成します。
アカウント作成は無料です。売れるまでは1円もかかりませんので、安心して登録を進めてください。
ショップURLの決め方
登録で迷うのが「ショップURL」。一度登録したら変更はできません。
ポイントは、
- 何のお店か分かる
- 短く、覚えやすい
こと。
たとえば、Tシャツ販売なら「tshirt」とし、それ以降は好きなドメイン(「thebase.in」など)を選びましょう。お店の名前でも良いでしょう。
登録ができると
おめでとうございます!
ショップアカウントの登録が完了しました。
と表示されます。
それと同時に誓約書の同意を求められるので、よく読んで「上記に同意する」ボタンを押しましょう。
製造支援サービスのアプリをインストール
登録を終えると、BASEの管理画面が表示されます。
いろいろできることはありますが、あとから設定できます。すぐにでも無在庫販売をしたい方は、とりあえず、製造支援サービスをインストールしてみましょう。
インストールするには、管理画面にある「Apps」を押してください。すると、BASEのAppsページが表示されました。
BASEには、たくさんのAppsがあります。これらはネットショップを強化する便利な拡張機能たちです。商品を作成・出品して、余裕が出てきたらじっくり設定していきましょう。
製造支援サービスは、Appsページの真ん中あたりの「商品を準備・作成する」にあります。
先ほど紹介した通り、BASEと連携できる製造支援サービスはたくさんあります。それぞれのサービスで製作できるものも異なります。
たとえば、Tシャツ販売なら「Tシャツ作成」、スマホケース販売なら「スマホケース作成」、アクセサリー販売なら「monomy」といった具合に、販売したい商品がつくれるサービスのアプリをインストールしましょう。
どれも無料で利用できます。
今回は、無在庫販売が可能となっている「Tシャツ作成」をインストールして商品を作成してみます。
「商品を準備・作成する」の「Tシャツ作成」を選択。Apps詳細ページの「インストール」を選択します。
アプリで商品を作成
Appsをインストールしたら、さっそく商品をつくってみましょう。
まずはオリジナルの画像データをアップロードします。
「ファイルを選択」から、PCやスマホに保存されている好きな画像データをアップロードしてください。
著作物はNGです。キャラクターなど著作権が他者にあるものを販売すると著作権の侵害となります。
アップロードする画像を間違えたら、「新規作成」からやり直しができます。
次に、Tシャツのカラーを変更。
もう、オリジナルTシャツが完成しました。
あとは、ページ下部の「作成する」ボタンをクリック。
すると、作成した商品一覧ページが表示されます。
出品したい商品は、「ショップに並べる」を選択し、次の工程で値段などを決めていきます。
ほかの製造支援Appsも同じような流れですぐにオリジナルグッズが作成できます。
商品を出品
出品時には、商品名・商品説明・値段を決めていきます。
ポイントは「値段」。はじめは原価が設定されているので、利益を出したい場合には原価代以上の販売価格にしなければなりません。
また、BASEでは販売手数料や振込手数料もかかるので、それらも考慮しつつ、適切な販売価格を設定しましょう。
商品説明はどんなふうに書けばいいの?売れているショップの傾向
最適な「販売価格」の決め方。価格を決める6つのSTEPと計算方法を解説。
すべての入力を終えたら、「登録する」で出品が完了。
自分のショップを見てみると、製造支援サービスでつくった商品が反映されました。
※販売できる状態にするには、BASE管理画面トップに戻り初期設定を終える必要があります。
実際にBASEで商品が購入されたら、製造支援サービスで商品を発注します。あとは、商品の製作・梱包・配送は製造支援サービスが代行してくれます。
製造支援サービスで無在庫販売する注意点
ここまで、便利で画期的な製造支援サービスについてご紹介してきましたが、デメリットもあります。
それは、原価が高いこと。
たとえば、「Tシャツ作成」や「スマホケース作成」では、約2,000円ほどの原価が発生してしまいます。さらに、BASEで販売して売れたら販売手数料が、振込時にも手数料が発生します(手数料についてはコチラで解説)。
利益を出したい場合は、「原価+手数料以上の価格設定」を行わなければ赤字になってしまいます。
販売商品を自分でハンドメイドすれば、この原価も安くでき、販売価格も下げられます。ただ、それだと作業スペースや道具・材料を用意し、さらに手芸スキルも磨かねばなりません。時間もお金もかかってしまいますね。また、発送作業にも時間がとられてしまいます。
製造支援サービスを使えば、これらの手間がすべて省ける分、原価が高くなってしまうのです。必然的に、販売価格も高く設定しなければなりません。
とはいえ、在庫を抱えるリスクもありませんし、すぐに始められるのが製造支援サービスの良いところ。
まずは製造支援サービスを利用して販売をすぐにはじめ、その間に作業スペースや道具・材料を用意し、手芸スキルを磨き、ゆくゆくは自分で製造・販売できるようにするのもありだと思いますよ。
もちろん、製造支援サービスを駆使して無在庫販売に専念するのもありだと思いますよ。
まとめ
さまざな製造支援サービスと連携している「BASE」を利用すれば、商品をつくるための場所、道具、技術がなくてもカンタンに商品づくりから販売までできてしまいます。
文中でもいくつかご紹介しましたが、開設や運営で分からないことがあれば「BASE U」を読むとだいたいのことは解決できます。BASEはサポートも充実しているので安心して販売ができますね。
「ハンドメイド作品やオリジナル商品の販売をはじめてみたいけど、売りたいものがない。誰かに代わりにつくってもらいたい」「在庫を抱えるのが嫌だから、無在庫販売してみたい」と考えている方は、ぜひBASEと製造支援サービスを活用してくださいね。
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