ハンドメイド作品は「minne」「Creema」などのハンドメイドマーケットや、「BASE」「STORES」といったネットショップで手軽に販売ができます。
ところが、作品がなかなか売れない!なんてこと、ありますよね。
出品ができてもなかなか売れないときは、商品ページや宣伝方法を見直してみましょう。ここでは、売れるためにチェックすべきポイントを5つに絞ってご紹介します。
【5つのチェックポイント】
どれも基本的なチェック項目で、販売に慣れている方であれば目新しい情報はないかもしれません。ですが、ハンドメイド販売をはじめたばかりの作家さんにはご参考になるかと思います。
1つずつ解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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価格や送料を見直す
ハンドメイド作品は、安すぎても高すぎても売れません。自分も相手も納得できる、ちょうど良い値段設定をしましょう。
高すぎても、安すぎても売れない
ハンドメイド作品の値段は、自分で自由に決めることができます。
ただし、高すぎても売れませんし、逆に安すぎても売れません。高すぎると「この作品に本当にそれだけの価値があるのか?」と疑問に思われて買われません。
安すぎる場合も、「なんでこんなに安いの?クオリティに問題があるのでは?」と怪しまれて買われません。
「ちょうど良い」値段設定で販売する必要があります。
ちょうど良い値段設定とは?
ちょうど良い値段設定とは、自分も相手も納得できる値段です。自分(作家)は正当な利益を得られ、相手は値段相応かそれ以上の価値のある作品を手に入れられると、双方が納得できるでしょう。
具体的にどうやってちょうど良い値段を決めるか?は、原価を基準に考えていきます。
原価とはその作品を作るために必要となった経費のことで、その原価の2~4倍にすると、自分は利益を得ることができます。そして、相手が「この価格なら買っても大丈夫」と納得のできる値段に微調整し、最終的な値段が決まります。
値段設定について詳しくは以下の記事で解説しているのでご参考に。
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ハンドメイド作品の値段の決め方は?損しない適正価格の考え方
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文章を見直す
誤字脱字は見る人に不信感を与えてしまいます。誤字脱字や文法ミス、文章の読みやすさなどを改めて確認しましょう。
文章ミスは不信感を与える
基本的なことですが、とても重要なのが文章の正確さ。
作品がとても魅力的なのに、商品紹介文に誤字脱字がいくつかあったら、閲覧する人は「このハンドメイド作家さんって大丈夫?ちょっといい加減じゃない?」と不信感を抱きます。
顔の見えないネット販売では、こういった小さなことの積み重ねで、お客様を不安にさせてしまいます。とてももったいないので、文章に間違いがないか?見直しましょう。
気を付けるべき文章ミスは?
作品の商品説明で、
- 文章の誤字脱字
- 文法のミス
- 表記に統一感がない
- 文章が読みにくい
などは意外とやってしまいがち。
誤字脱字や文法ミスと同時に、一文が長すぎて読みにくい、句読点が多すぎるなども改善の余地があるのでチェックしましょう。
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スペックの内容を見直す
ハンドメイド作品のスペックが欠落していると、お客様がその作品をイメージしにくくなります。細かいスペックまで載せておくと親切です。
スペック不足だとイメージしにくい
ネット販売において、お客様はあなたのハンドメイド作品を実際に手に取ることができません。そのため、作品写真と同時に作品の詳細情報を掲載し、お客様がイメージしにくい情報を補う必要があります。
たとえばバングルで「サイズ:FREE」と表記されていても、実際にどれくらいの太さの手首に装着できるのか?が分かりにくくイメージできません。こういったちょっとした情報の欠落が、売れない原因を生みます。
サイズなどをまとめたスペックを商品ページに掲載しておきましょう。
記載すべきスペックは?
記載すべきスペックは、ハンドメイド作品によって異なります。
一般的には「素材」「サイズ(寸法)」「サイズ展開」「重さ」「カラー」「カラー展開」などを記載します。自分がお客様だったら、どんなところに疑問を持つのか?を考え、そのスペックを詳細に記載すると良いでしょう。自分では分からなかったら、家族や友人に指摘してもらうのもおすすめ。
スペックを細かく載せておくことで、お客様の疑問も解消されます。問い合わせ対応や返品も避けられます。
写真の内容を見直す
写真で伝えるべき情報が不足していると、作品の魅力が伝わりません。閲覧する人が疑問になりそうな細部の写真を掲載しましょう。
情報が伝わらない写真はNG
実物を手に取って見ることのできないネット販売では、写真が購入するか否かの重要な判断材料となります。
いくら作品のスペックを詳細に書いたとしても、写真がなければなかなか伝わりません。詳しく寸法を書いたとしても、実物のサイズ感はイメージしにくいもの。実際にモデルが使っている写真が1枚あれば、大きさがパッと見で分かりますよね。
お客様が購入して手に取ったときに「イメージと違う」とガッカリしないよう、情報がしっかり伝わる写真を掲載しましょう。
情報が伝わる写真とは?
作品の写真を撮るときは、全体はもちろん、自分が作品を買う目線になって着用感や細かい部分も撮るのがポイント。
Tシャツだったら裁縫がどうなっているか?財布なら中はどうなっているか?などが気になります。実際に手に取ることができない不安を解消するためにも、疑問になりそうな細部の写真を掲載することで、お客様が納得して購入することができます。
つまり、
- 全体
- 細部・内側
- こだわった箇所
- カラーバリエーション
- モデル着用時(あるとサイズ感が分かる)
の写真は最低限、掲載しておきましょう。
そして、写真では伝えきれない部分を補足するようにスペックとして詳しく記載します。
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宣伝方法を増やす
ハンドメイド販売では、積極的な宣伝活動が功を奏すことがあります。SNSやホームページで宣伝し、たくさんの人に知ってもらいましょう。
知ってもらわないと売れない
当たり前ですが、作品を出品しても、誰かに見てもらわなければ売れません。自分の作品を見てもらうためには、積極的に宣伝をする必要があるのです。
ハンドメイドマーケットでは「検索機能」があります。膨大な数の作品のなかから、自分の探している作品を見つけてもらうためには便利な機能ですね。そして、たまたま自分の作品が検索にヒットすれば、お客様に見てもらえるかもしれません。
でもこれだと、自分の作品を見てもらえる可能性は低く、売れるはずの作品も売れませんよね。
ネットショップにおいてはSEO対策(Googleなどの検索エンジンで検索したときに上位表示される対策)がされていますが、必ずしも上位表示されるとは限りません。
ですので、出品して終わりではなく、しっかりお客様に知ってもらう工夫をしましょう。
知ってもらうための工夫とは?
自分の作品を知ってもらうための手段はいくつかありますが、おすすめなのがSNSの活用。
ホームページやブログだと作成に費用や時間が掛かったり、リアルタイムな活動がなかなか伝えられません。でも、TwitterやInstagramならリアルタイムな情報をどんどん発信できます。SNSを通して知ってもらったり、情報をシェアすることで大きな宣伝効果が期待できます。
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費用や時間に余裕があるのなら、ショップ専用のホームページやブログの作成を検討してみてください。たとえば、ホームページを持っているとブランドとしての基盤がしっかりいている印象を与えられ、認知度拡大や売上アップが期待できます。
ホームページやブログの作成サービスについては以下の記事でも取り上げているのでご参考に。
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まとめ
ハンドメイド作品がなかなか売れないときの5つのチェックポイントをまとめます。
- 価格や送料を見直す:安すぎても高すぎても売れない。自分も相手も納得できるちょうど良い値段を設定する
- 文章を見直す:誤字脱字は不信感を与える。誤字脱字や文法ミス、文章の読みやすさなどを改めて確認
- スペックの内容を見直す:スペックが欠落しているとイメージしにくい。スペックは細かく載せておく
- 写真の内容を見直す:写真不足だと魅力が伝わらない。疑問になりそうな細部の写真を掲載する
- 宣伝方法を増やす:宣伝しないと知ってもらえない。知ってもらえないと買ってもらえない。SNSやホームページで積極的に宣伝する
どれも些細な事ですが、これらが積み重なっていくと売れ行きが好調になるかもしれません。ぜひ、改善に役立ててください。
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