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大切なハンドメイド作品を転売されないための対策と断り方

2018-03-01

大切なハンドメイド作品を転売されないための対策と断り方
ハンドメイド作家

ハンドメイドノート

現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

ハンドメイド作品をネットで販売していると、購入者に「メルカリ」といったフリマアプリやオークションサイトなどに転売されることがあります。

一生懸命つくった大切なハンドメイド作品が転売されるのって、とっても悔しいことですよね。できれば転売ヤー(転売屋)の手には渡りたくないもの。

そこでこの記事では、悪質な転売ヤーから大切なハンドメイド作品を守るための対策や断り方をご紹介。

フリマアプリで転売されて困っているハンドメイド作家さんのご参考になれば幸いです。

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ハンドメイド作品の転売は違法にならないの?

転売とは、購入した商品を他の人に売り渡す行為を指します。安い商品を仕入れ、高く売ることでその差額で利益を得ます。

転売に違法性はありません。

最近ではテレビやネットニュースなどで転売ヤーによる買い占め行為が問題視されていますが、転売行為自体に違法性はありません。

そもそも、転売は小売り業でも行われている「安く仕入れて、消費者に高く売る」ことと同じ。モラルに反するような行為も見かけるものの、罪には問われないのです。

ハンドメイド作品の転売に関しても違法性はありません。ですので、転売されなくないのなら自分で対策を講じる必要があるのです。

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こんなときは注意!転売目的で買う人の特徴とは

転売ヤーの買い方は、普通のお客様の買い方とは少し異なり、以下のような特徴があります。

  • 何度も買う・大量に買う
  • 安い作品を狙う
  • 購買層が合わない

何度も同じハンドメイド作品を注文したり、一度に大量に買おうとするお客様は、転売ヤーである可能性が高いです。

また、安いけど魅力的なハンドメイド作品は「安く買って高く売ろう」と転売ヤーのターゲットにされやすいので注意。

「女性向けの作品なのに購入者の氏名が男性だった」など、ターゲットとなる購買層と実際の購入者のペルソナが合わない場合は、転売目的の購入が疑われます。

転売されないための3つの予防策

もし、「ハンドメイド作品を転売されたくない」と思っているのなら、次の3つの予防策を試してください。

1つずつ見ていきましょう。

対策1:販売価格を上げる

転売ヤーは、「販売(購入)価格以上の値段で売れる」と判断すると購入(仕入れ)します。安すぎる値段を付けると転売ヤーに目を付けられるのです。

もし、安すぎる値段で販売している場合は、すぐに販売価格の見直しを検討した方が良いでしょう。値上げをすることで転売ヤーの利益がなくなるので、あなたから仕入れるのを止めます。

値上げをすると、今まで買ってくれていたお客様が離れる可能性もあります。ですが、値段が上がることでブランドのイメージアップが図れたり、新たな優良顧客を獲得するチャンスになったりと、プラスに働くこともあります。

値上げをするときは、「ハンドメイド作品の値段の決め方は?損しない適正価格の考え方」を参考に正しい値段を決めてください。

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対策2:「転売はご遠慮ください」と明記する

転売目的で購入されるのがイヤなら、プロフィールや商品説明欄に「転売はご遠慮ください」「転売目的でのご購入希望と判断させていただいた場合、ご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。」といった注意書きを書いておきましょう。

ただ、転売ヤーはこういった注意書きを無視するような人が多いので、記載しても効果はそれほど期待できません。

逆に、「転売はご遠慮ください」の注意書きがあると高圧的に見え、ほかのお客様にネガティブな印象を与える危険もあります。十分に検討したうえで記載するか決めましょう。

関連記事【例文付き】ハンドメイド作品の注意書きの書き方

対策3:作品に作者やお店のロゴを入れる

「どうしても転売されたくない!」
「自分の存在を無視して転売されていることが悔しい!」
とお考えの方は、ハンドメイド作品にロゴを入れてみてください。

ロゴがなければ、ブランド名や作家名などの印でも良いでしょう。洋服やバッグならタグを付けて、アクセサリーなら刻印をします。

作品にロゴがあれば、転売ヤーの購入意欲が少しは失せます。

転売ヤーが注文してきたときの断り方

予防策をご紹介しましたが、これらをすべて実践したとしても、転売目的での購入を100%防ぐことはできません。

では、もし転売ヤーだと思われる人が注文してきたら、どうやって断ればいいのでしょうか。

ここでは、転売ヤーが注文してきたときのお断りの例文をご紹介します。各自アレンジしてご利用ください。

例文

ご注文いただいた商品は、既製品をそのまま販売している訳ではなく、1つひとつ時間をかけて丁寧に作っている「作品」です。

申し訳ございませんが、最初から転売目的でご購入される方にはお譲りできません。お客様は○○というサイトで何度も転売なさっておられるようですので、大変残念ですが、今後のご注文はお断りさせていただきたく存じます。

もし、転売ヤーでないお客様に対して、上記のようにお断りすると失礼になります。転売ヤーだと確証がある場合のみ、お断りをしましょう。

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まとめ

ハンドメイド作品を販売していると、転売されることがあります。

転売されると悔しい気持ちになりますが、残念ながら転売行為に違法性はなく、訴えたり法律を盾に守ることはできません。

ですが、ご紹介した3つの予防策で少しは軽減できるかと思います。転売に悩まされているハンドメイド作家さんはぜひ実践してみてください。

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現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

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