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ハンドメイド作家として販売をはじめる前に準備すべき必要なもの

ハンドメイド作家として販売をはじめる前に準備すべき必要なもの

ハンドメイド販売をはじめるなら、まず「必要なもの」をきちんと揃えておくことが大切です。販売をはじめたあとに「あれがない」「これもない」と気がつくと、それを調達するために時間と労力が奪われ、次の作業に移れなくなるからです。

ハンドメイド活動を円滑に進めるためにも、余裕のある今、しっかりと必要なものをそろえるべきなのです。

この記事では、ハンドメイド作家として活動する私が、実際に販売をはじめるにあたって必要だと感じたものをまとめてご紹介しています。これからハンドメイド販売をはじめようと思っている方は、必要なものが手元にすべてそろっているか、足りないものは何かを確認し、いざというときに備えましょう。

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はじめに用意すべきもの

ハンドメイド作品の製作や販売に絶対に必要になるものは次の 6 点。

これらは、製作するハンドメイド作品のジャンルや販路(販売ルート)にかかわらず必要となるものです。早めに用意しておきましょう。

ハンドメイド作品

ハンドメイド作品

ハンドメイド販売をはじめるなら、自分で製作したオリジナルの作品が必要です。お店で購入した既製品を転売したり、他の作家さんが製作した作品を無断で販売することはできません。

まだハンドメイド作品を用意していない方は、ターゲット を決めたり、コンセプト を練ったりして、ニーズのあるものに仕上げましょう。製作するうえでの注意点は、使用する素材や型が商用利用できるか、完成品が 版権を侵害するようなデザイン ではないか、といったこと。過度に気にする必要はありませんが、売ってはダメなものがあることは知っておきましょう。

用意するハンドメイド作品の個数は、販路によって変わってきます。ネット販売では 1 点からすぐに出品することができますが、イベント販売や委託販売では、決められた数量を、決められた日までに用意しなければなりません。出店する自分の売り場スペースの広さから、「どれくらい並べられるか」「補充用に在庫をいくつ用意するか」といったことを計算して、不足のないように準備しましょう。

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工具

工具

工具は、ハンドメイド作品の製作のために必要になります。必要な工具は製作するハンドメイド作品によって異なるので、事前に調べてから購入すると良いでしょう。

製作工具は、必要になったらその都度 買うよりも、最初にセットになって売られているものを購入した方が初期費用をおさえられますし、買い足す手間が省けて便利です。

ただし、セット売りされている工具はどれも、それなりの品質です。工具の使いやすさは値段に比例し、高価なものほど品質が良くなり、作品の仕上がりも良くなります。作業を繰り返すうちに、自分には不要な物、必要な物がわかってくるので、使用頻度の高い工具に関しては、時期を見てより良いものに買い替えましょう。

文房具

文房具

文房具は、ハンドメイド作品の製作のほか、作品を発送する際の梱包、イベント販売や委託販売で作品を陳列するときのラッピングで必要になります。

製作する作品によっては、少し特殊な文房具を使うことがありますが、基本的な文房具は、製作する作品にかかわらず梱包やラッピングなどで必ず使います。のり、ガムテープ、マスキングテープ、ホチキス、ハサミ、定規、カッター、カッター板、ペンといった基本的な文房具がそろっているかを確認したうえで、作品ごとに必要になる文房具も用意しましょう。

用意する文房具は、梱包やラッピングに使う程度のものであれば、自宅にあるような家庭用のもので構いません。製作など作品に直接 使用するような文房具は仕上がりに影響するので、良いものを買うことをおすすめします。

スマートフォン

スマートフォン

スマートフォンは、販売ページのスマホ表示を確認したり、作品の写真を撮影したり、外出先で仕事のメールをチェックするために必要です。そのほか、SNS で集客したり、ショップカードを作成 したり、インターネットバンキングの入出金を確認するなど、アプリ次第で使い方の幅が広がる便利なアイテムです。

スマートフォンは、仕事用に新調する必要はありません。プライベートで使っているスマートフォンで十分です。ただし、ネット販売をする方で、スマートフォンでハンドメイド作品を撮影するなら、高性能なカメラが搭載されている機種への買い替えが必要になることも。実物を見れないネット販売では、写真のクオリティが売上に直結するからです。

もし、今 使っているスマホカメラの画質が悪いと感じたら、カメラ性能の高い「iPhone」や「Xperia」への買い替えも検討してみましょう。 

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メールアドレス

メールアドレス

メールアドレスは、ハンドメイドマーケット開設時のアカウント登録でつかったり、取引先やお客様、仕事仲間と連絡を取ったりするために必要です。プライベート用とは別に、仕事用のメールアドレスを用意しておきましょう。

プライベートで使っているメールアドレスをそのまま仕事にも使ってしまうと、重要なメッセージを見逃してしまったり、誤送信してしまうなどの恐れがあります。こういったリスクを最小限に抑えるためにも、仕事用のメールアドレスを新規作成し、管理しやすい体制を整えましょう。

メールアドレスを新規作成するなら、Googleの「Gmail」が使いやすいのでおすすめです。無料で利用でき、パソコンとスマートフォンの両方で送受信できます。アドレスは、取引先やお客様に見せても恥ずかしくないものを設定しましょう。

銀行口座

銀行口座

銀行口座は、売れたハンドメイド作品の売上金を振り込んでもらうために必要です。

ネット販売や委託販売では、売上を販売先に一旦 預け、あとでまとめて口座に振り込んでもらうため必須となります。イベント販売では、お客様から直接 お金をもらうため口座がなくても不便はありませんが、仕事用(ハンドメイド販売用)に新規開設し、そこに売上を入金することをおすすめします。

仕事用の口座をつくっておけば、生活費と分けられるので、事業のお金の流れがきちんと把握できるようになって便利です。すでに給与振込や個人的な入出金のための口座を持っているかと思いますが、公私混同を避けるためにも「仕事用」と「個人用」は分けておきましょう。

仕事用の口座を新しく開設するなら、「ゆうちょ銀行」か「ネット銀行」がおすすめです。ゆうちょ銀行(郵便局)は店舗数が多く、外出先でも簡単に見つけられます。インターネットバンキングの申し込みをしておけば、ネット上で入出金や振込を確認できます。また、ハンドメイド販売では作品の発送で郵便局に頻繁に行くため、「発送のついでに通帳に記帳する」といった使い方もできて便利です。

すでにゆうちょ銀行の口座を持っているなら、「楽天銀行」「イオン銀行」などのネット銀行を開設しましょう。オンラインで簡単に開設手続きができ、手数料も安いため使いやすいです。

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あると便利なもの

ハンドメイド作品の製作や販売をするうえで、あると便利なものは次の 5 点。

これらは、はじめにそろえておく必要はありませんが、いずれは必要となる可能性の高いものです。どれも作業効率が上がるものなので、余裕があれば早めにそろえておくことをおすすめします。

パソコン

パソコン

パソコンは、ホームページやネットショップの管理、写真や動画の編集、書類や名刺の作成など、さまざまなシーンで必要になります。こういった作業は スマートフォン でもできなくはないのですが、パソコンの方が画面が大きいため作業効率が良いです。特にネット販売を中心に活動するなら必要性の高いアイテムですので、できれば用意しておきましょう。

パソコンのスペックは、インターネットの閲覧やネットショップの更新、書類作成といった程度なら、一般的な性能のノートパソコンで十分です。動画製作など処理の重い作業をするなら、それなりのスペックが必要になります。パソコン選びに迷ったら、家電量販店の店員さんに相談しましょう。自分の使い方や予算にあわせたノートパソコンをすすめてくれます。

プリンター

プリンター

プリンターは、名刺やショップカード、チラシ、アクセサリー台紙といった紙モノの宣伝ツールを作成するなら必要です。販路によっては印刷した領収書や納品書を求められたり、売上が増えてくると確定申告で書類を印刷する機会が増えるので、プリンターがあると何かと便利。

書類はコンビニのコピー機で印刷ができるので必須ではありませんが、量が増えてくると、そのたびにコンビニに印刷しに行くようでは間に合わなくなります。コストも高くつきます。家庭用の安いプリンターであれば 1 万円以下で手に入るので、持っていない方は購入を検討してみてください。

作業台

作業台

作業台(テーブル)は、ハンドメイド作品の製作や撮影などで必要になります。

はじめのうちは、ダイニングテーブルや子どもの勉強机を借りて製作や撮影をするのでも構いません。作業量が増えてきたら、製作用の作業台を購入しましょう。家族が使うダイニングテーブルや勉強机を借りていると、作業を中断するたびに、製作物や材料を別の場所に移動させなければなりません。机の上も汚れるので、きちんと片づけないと家族が嫌な顔をします。

製作用の作業台があれば、作業を中断するたびに片づける必要がなくなりますし、台の上が散らかっていても家族に嫌な顔をされることもありません。工具や材料の置き場所も好きなように配置できるので、作業が捗ります。

必要な作業スペースは、製作物の大きさに比例します。アクセサリーなどの小さい作品であれば、ランチョンマット 1 枚分の広さで作業できます。バッグなどミシンをつかう作品は、2 人掛けのダイニングテーブルくらいのスペースが必要になります。撮影スペースは、これよりも広い空間が必要です。「自分が製作する作品はどのくらいのスペースが必要か」をよく考えて、それよりも余裕のある作業台を購入しましょう。

収納ケース

収納ケース

収納ケースは、工具や材料の整理や管理に必要です。特に材料は細かいものや繊細なつくりのものが多いので、紛失したり破損しないよう収納ケースできちんと管理する必要があります。

収納ケースは、100均やホームセンターで安く手に入ります。ただ、安い収納ケースは仕切りが外れやすかったり、フタの開閉がしにくかったり、仕切りが外れやすかったりと、値段なりのクオリティなのでおすすめはしません。できれば、アクセサリーなら「パーツケース」、裁縫道具なら「裁縫箱」といったように、材料専用の収納ケースを購入しましょう。値段は高くなりますが、強度が高く使いやすいので管理がしやすくなります。それに、良いモノを買うとモチベーションが上がったり、創作意欲が掻き立てられるものです。

もちろん、安価な収納ケースでも悪くはありません。値段にかかわらず「使いやすさ」にこだわって収納ケースを探しましょう。

拡大鏡

拡大鏡

拡大鏡は、小さい対象物を大きく見たいときに便利なアイテムです。アクセサリーや刺繍など、小さくて細かい作業の多い製作物では特に役立ちます。

拡大鏡というと「老眼が進んだ人」がつかうイメージですが、老眼の有無や年齢は関係ありません。老眼が進んだ人が使うのは、目の調節機能を補助する「老眼鏡」です。拡大鏡は、老眼鏡とは違い、拡大しないと見えないような繊細な作業があるときに使われます。20~30代のうちから拡大鏡を使うのには抵抗があるかもしれませんが、少しでも手元を見えやすくしたいのであれば、積極的に活用したいアイテムです。

拡大鏡はライト付きがおすすめです。手元が暗くなる夜間での作業も捗ります。また、両手が自由でないと作業ができないので、卓上タイプを選ぶと良いでしょう。

販路によって必要になるもの

ハンドメイド作品の販路(販売ルート)はさまざまあり、販路ごとに必要なものも変わってきます。

そこでここからは、ハンドメイド作品の主な販路ごとに、別途 必要になるものをご紹介していきます。

ご自身の販路にあわせて、必要なものをそろえていきましょう。

ネット販売は「撮影機材」「梱包材」が必要

ハンドメイド作品は、「minne」「Creema」といったハンドメイドマーケット、「BASE」「STORES」などのネットショップ、「メルカリ」「楽天ラクマ」などのフリマアプリをつかえば、インターネット上で売買を完結させることができます。

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撮影機材

インターネットで販売するとなると、ハンドメイド作品の写真をサイトに掲載しなければなりません。ですから、写真を撮影するための「撮影機材」が必要です。撮影機材と言っても「カメラ」だけではなく、「三脚」や「背景紙」、「レフ板」など、さまざまな道具があります。

カメラに関しては、スマートフォンに搭載されているもので十分です。クオリティを高めるなら一眼レフの導入も良いですが、最近のスマートフォンのカメラは高性能ですので、まずはお使いのスマホで撮影技術の基礎を身につけると良いでしょう。スマホで撮影する場合、スマホ用の「三脚」があると便利です。

「背景紙」や「レフ板」に関しては、家にあるもの、すぐに調達できるもので対応可能です。撮影背景の作り方は コチラの記事 で、レフ板の作り方は コチラの記事 でご紹介しています。

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梱包資材

出品した作品が売れたら、お客様に発送します。このとき、梱包材やラッピング用品が必要になります。

梱包材は、配送中にハンドメイド作品に傷がついたり、箱の中で暴れたりするのを防ぐために必要です。梱包材にも「ダンボール箱」「封筒」「宅配袋」などいろいろあります。出品時に配送方法を決めているかと思うので、その規格におさまる梱包材を使用しましょう。「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」などは、専用の箱で発送しなければなりません。その場合、あらかじめ取扱店で入手しておきましょう。

箱で送るにしても封筒を使うにしても、ほとんどの場合 必要になるのが緩衝材です。お客様の手元に届いたときに作品が破損していては、クレームや返金などトラブルの原因になるからです。作品を「エアクッション」や「保護シート」などの緩衝材で包んだうえで、箱や封筒に入れるようにしましょう。

ラッピング用品

梱包材が作品を衝撃から守る資材であるのに対し、ラッピング用品は作品の魅力を引き立てるための資材です。箱を開けたときに嬉しくなるようなラッピングをするとお客様も喜びます。

だからと言って、凝ったラッピングにする必要はありません。はじめはラッピングに時間をかける余裕がありますが、注文が増えると製作に追われて、ラッピングに割く時間がなくなります。難しく考えず、「OPP 袋にリボンシールを貼る」といったシンプルなもので OK 。簡易ラッピングの方がお客様が開けやすいですし、コストをおさえられます。

必要なもの 用途・目的 具体例
撮影機材 サイトに掲載する作品の
写真を撮影
・カメラ
・三脚
・背景紙
・レフ板
梱包材 配送中に作品に傷がついたり
箱の中で暴れるのを防ぐ
・封筒
・緩衝材
・宅配袋
・ダンボール箱
・ペーパークッション
・クラフトテープ
ラッピング用品 作品の魅力を引き立てる
お客様に喜んでもらう
・リボン
・花飾り
・シール
・包装紙
・ギフト用の袋
・アクセサリー台紙

梱包材やラッピング用品は、販売をはじめたあとでも用意できます。ただ、売れてから用意しようとすると、どこに資材が売っているか、どうやって包むか、と慌てるものです。資材だけでも早めに用意しておきましょう。

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イベント販売は「什器」「会計用品」が必要

ハンドメイド作品は、作家とお客様が対面でやり取りするハンドメイドイベントに出店して販売することもできます。ハンドメイドイベントは、「日本ホビーショー」「ハンドメイドインジャパンフェス」といったハンドメイド関連の協会やハンドメイドマーケットが主催している全国規模のもの、雑貨店などが主催者となって開催される小規模なものまでさまざま。

什器

ハンドメイドイベントに出店するなら、ブース(自分の売り場スペース)づくりに必要な備品をそろえる必要があります。

ブースづくりに必要なものは、作品を置くための「テーブル」、「テーブルクロス」、立体的に並べるための「シェルフ」、自分が座るための「イス」などがあります。会場が屋外なら「タープテント」が必要になることも。これらの備品は会場側で貸し出ししてくれることもあるので、自分で用意するのか、レンタルするのか検討しましょう。

会計用品

対面での販売はお金のやり取りが発生するので、会計用品も必要になります。具体的には、「釣り銭」や「コインケース」、「領収書」や「ハンコ」などです。作品の値段が書いてある「値札」も忘れてはなりませんね。

「電卓」もあった方が便利です。スマホの電卓を使うこともできますが、バッテリー切れなどで使えなくなると困るので用意しましょう。

クレジットカード決済を導入したいなら、小さくて持ち運び可能なポータブル型決済端末を利用すると良いでしょう。

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自己紹介ツール

必須ではありませんが、名刺やショップカードなどの自己紹介ツールもあると良いでしょう。名刺は、自分のブースのまわりにいるハンドメイド作家さんへのあいさつで使用します。雑貨店や出版社、イベントの主催者などから声がかかることもあるので、連絡先を交換するためにも名刺は必要です。ショップカードは、ブースに来てくださったお客様にお渡しします。

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必要なもの 用途・目的 具体例
什器 ブース(売り場スペース)を作る ・イス
・テーブル
・シェルフ
・テーブルクロス
・タープテント
会計用品 現金やキャッシュレスによる
支払いに対応する
・値札
・釣り銭
・領収書
・ハンコ
・電卓
・コインケース
・クレカ決済端末
手提げ袋 お客様に作品をお渡しする ・紙袋
・レジ袋
自己紹介ツール お客様にショップを宣伝する
作家仲間や企業と連絡を取り合う
・名刺
・チラシ
・ショップカード
・ポートフォリオ

その他、「掃除用品」「油性ペン」「ガムテープ」「モバイルバッテリー」「飲食物」など、細かいものまで挙げると切りがありません。

このように、ハンドメイドイベントに出店するならさまざまな備品が必要になります。期日もあるので、早め早めに用意しておくことをおすすめします。

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委託販売は「納品書」「値札」が必要

委託販売とは、リアルな店舗に自分のハンドメイド作品を預け、接客や販売業務をお店の人にお願いする方法です。委託先は、セレクトショップやレンタルボックスといったハンドメイド作品をメインに扱うお店のほか、雑貨店やカフェなど別業種の店舗などがあります。

委託販売で納品時に必要な納品書

委託販売は、納品日と点数などを決め、それまでに作品を用意してお店にお渡しします。作品をお渡しする際は、「納品書」が必要になります。納品書は、お店側が作品の点数や金額などを確認するために使います。何かあったときのために、手元にコピーを残しておきましょう。

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値札

ほとんどの委託先は、作品に「値札」をつけた状態で納品するよう求めます。お店によっては、既定の値札をつける決まりがあるので事前に確認を。決まりがない場合は、サイズやデザインなどを確認し、その規格に沿った値札を用意しましょう。

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包装材料

作品をお客様に渡すときに包む「緩衝材」「ラッピング用品」といった包装資材は、自分で用意して納品時にお店に渡すケースが多いです。作品の納品数にあわせて用意しましょう。お店が用意しているオリジナルの包装資材を使う場合は、別途費用が必要になることも。このあたりは契約時によく確認を。

ショップカード

お客様にショップ(自分)のことを知ってもらうために、「ショップカード」も必要です。納品時にお店に渡しておくと、展示している作品の近くに配置してくれます。お客様がショップカードを持ち帰ってくれれば、SNS を見てくれたり、ネットショップで買い物をしてくれます。委託先では売れなくても、次につながる可能性があるので多めに用意しておきましょう。

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必要なもの 用途・目的
納品書 作品を納品する際にお店に渡す
納品する作品の検品に使う
値札 お店やお客様に値段を示す
包装材料 作品を包んでお客様に渡す
緩衝材やラッピング用品など
ショップカード お客様にショップの宣伝をする

委託販売は、お店のルール(ハウスルール)に沿って販売を行います。そのため、お店の意向にあわせながら、こちらも準備を進めていかなくてはなりません。納品したときに「こんなこと聞いてない!」とトラブルにならないためにも、納品時のルールをひとつひとつきちんと確認しましょう。

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まとめ

「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、最初に万全な準備を整えておけば、ハンドメイド販売をはじめてから困ることがなくなります。最低限、この記事でご紹介した「はじめに用意すべきもの」に加え、「販路によって必要になるもの」はすべてそろえるようにしましょう。

また、売り方や売る作品によって、ご紹介したもの以外でも必要になってくるツールが出てきます。その時々で必要なものを 1 つひとつ吟味して買い足していくと良いでしょう。

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現役ハンドメイド作家|手芸歴7年|ブログ歴7年|ハンドメイドマイスター|手芸アドバイザー|プロフィール

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